『A Little his REDEMPTION.』映画おたくの映画感想倉庫

~season 8~
映像系の学生だった筆者が映画、ゲーム、アメコミなどのエンタメなどのひたすら感想文を書くブログ。
2013年6月29日の時点では513本の映画の感想がありまーす。

2013年149本目 12月19日IMAX3D劇場鑑賞
「アニメ映画と言っても過言じゃない!!」
ゼロ・グラビティ
アメリカ2013年アメリカ映画作品アメリカ


近年では『トゥモロー・ワールド』という近未来の荒廃した世界を描いた絶望的な映画を監督したアルフォンソ・キュアロン監督。
本作までの彼は7年もの歳月映画監督業を退いていた。
もしやその期間をこの映画の準備期間として使っていたのでは?
(いや7年間無職はさすがにきついだろ…。)
一応撮影は2011年5月から始まったようで、初公開が2013年の8月なので1年以上も撮影していた可能性がある。

また主演のサンドラ・ブロックの出演作品が2011年以降、2013年に本作を含めて2本しかない。
(2009年以降サンドラ・ブロックの出演作は正直少ない。)
もしかしたら、本作の撮影期間が長くて、出演作が少ないのかもしれない。

驚愕の長回し地獄
海外のwikiによると本作のショット数は150ほどで、平均1カットにつき45秒以上という長回しが基本の作品になっている。

聞いた話によると本作は、ほとんどを合成で作られた作品。合成映像に俳優の顔を当てはめたとか。
最早アニメと言っても過言ではないと思う。

そりゃ未開の地である宇宙。
そこを舞台にした映画を長回しで撮影するなんて無理な話ですよ。挙げ句に無重力ですよ。無重力。
地球には重力ありますが、宇宙には重力なんてありません。宇宙は360度地面がないわけです。考えただけで吐き気を催しますね!

そんなまだ見ぬ世界を想像と例えば『ハッブル宇宙望遠鏡』という映画だったり、こいつは実際にNASAの人と協力したりと、宇宙をガチで作り上げた映画

話はまさに『ハッブル宇宙望遠鏡』を意識している。
破損したハッブル宇宙望遠鏡を修理中の技師たちのもとにロシアが突如破壊した人工衛星の破片が襲来するという単純なスリラー映画

しかしやはり根本的に作り手の熱意が異なっており、単純なスリラーを驚愕の映像の数々で、大傑作へと変貌させている。

大画面を意識した、物体を浮遊させてカメラの外に出たり入ったり。長回しを利用したゆったりした映像と相性の良い物体浮遊がとても神秘的であり映画といよりもアトラクションを堪能しているよう。
要するにIMAXのような大画面を意識したシステムと相性が良い!

3D作品としては、あまり印象的な効能は感じなかったが、破片が画面からこっちに向かってくるのを筆者は避けてしまったので、そういう感じの効能はあると思う。

登場人物はたった2人
出演俳優がたった2人の映画というのは、かなり珍しい。そういう映画はだいたいエンタメから遠いけど、本作はエンタメとして昇華している。

印象的なのが、ジョージ・クルーニー。本来はロバート・ダウニーJr.を想定していたようだが、ジョージ・クルーニーのおしゃべりクソ野郎ぶりがいい感じ。
終盤に異様な展開で復活するが…。
てかそもそもジョージ・クルーニーが冒頭でアホみたいに宇宙遊泳をぷかぷかしていたからお前あれなんだろ…。とりま因果応報過ぎて笑える。

宇宙を再現したサウンドエフェクトが印象的。でも…。
宇宙という酸素の無い世界は、空気が揺れず音が広がらない。
その常識を映画内では取り込み、劇中内の音はあるのだが、響かないようになっている。
真空というやつ。
それが非常に斬新で面白い。
またサラウンドシステムを全力で利用したような複数あるスピーカーから部分的に音を出すテクニックをやりまくっているので、そのこもったような真空の世界観と相まって、マニアックな興奮度は頂点に達する。


でも…。
BGMがガンガンに鳴り響く
これ!この映画の一番の問題点。音は響かないのにBGMが凄く爆音!というか爆音じゃないのに音少な過ぎて、爆音に聞こえる。
もうね。それが感動を増長させるような楽曲ばかり。楽曲の完成度は凄く高くて、曲単体で、感動的なんだけど、もうね。無駄に打算的
映画としては単純なスリラーを多額の予算と映像に力を120%注いだ作品なんだけども、本当に楽曲自体は良いんだけどもね。コンセプト台無しにしているよー。ブルーレイでは特別にBGMのないバージョンも発売された。やっぱり中盤以降がうるさい。


宇宙映画としては『ハッブル3D』の方が凄かった。
そりゃあね。実際宇宙で作業した映画と比べたら、こっちは劣るわけですがね。

魂を重力に引かれた人間どもめが
本作では、無重力化での人間の無力さを描いている。
宇宙に人は住めない。そんな恐怖を生々しく描いている。
それは、『ガンダム』と正反対な意見かな?と思う。
ガンダムオタクの自分としては、この主張は不愉快だった。
特にラストシーンで、地球に戻って来て大地を感じる姿。
母なる大地よああー。
って感じ。
いやいや人類は増えすぎた人口を宇宙に移民させなくては、いけないのです。
地球が保たん時がきているのだ。

つまり人類が進化するには、宇宙のような人の住めない場所で適応する危機的状況は必要なのです。

この映画はそれを全否定し、宇宙怖いぐらいの気持ちで作った映画です。
「宇宙なんてくまじくそ」とサンドラ・ブロックも言いますし。

いや宇宙は良い。宇宙はアートだよ!!
その気持ちは忘れないで欲しい。

2016年自宅再鑑賞!
地上波で放送されて人気だから、Blu-rayも持っているし、ちょっと見てみる。
最初こそはテレビで帯入りということもあって、なかなか乗れないが、中盤以降は映像が凄いというか凄い映画過ぎて見入ってしまう。
特に中国の宇宙船が崩壊するとことかの破片の飛び具合が見事すぎて見ながら手をバタバタさせてたら、本当に宇宙にいるような気分になってしまった。いやテレビに帯入っているんだよ。

ただ映像はよくよく見ると全体的にフルCGっぽくてそりゃ宇宙ですから、行って撮影とかできませんから。それ想像するだけでもすごいよね。
むしろずっとCGぽいけどどっか実写なわけで、合成なわけで、そのつなぎ目どこなんだろぐらいの編集っぷり。
すげぇ映画。

Blu-rayに特典で撮影風景あるっぽい。3時間近くあるらしいけど、見たいなぁと。

あとメタ部分も見事、宇宙船内を子宮に見せる描写すげぇ。
結果的にリボーンして、女の人が生まれ変わるというメタファーもこんな宇宙旅行を描いたパニック映画で
描くのもすげぇ。

でもジョージ・クルーニーの死にっぷりは、宇宙なのに違和感あった。


メモ得点メモ

物語の面白さと上映時間 8.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 10/10
キャラクターの魅力 8/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 10/10
音楽 8/10
俺の趣味 10/10



93

撮影風景想像するとグリーンバックのとこでひたすら喘いでいるサンドラ・ブロックが笑えるよね。


舞台裏見たらグリーンバックなんて古い!CGの技術も高いなー。

邦題は失敗。インパクトはるけど、最後の最後で重力を感じるシーンがあるからね。重力って映画だったな。
母なる大地よあーー。

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ライフ・イズ・ビューティフル(字幕版)
イタリア1997年イタリア映画作品イタリア


97年のイタリア映画。日本での公開は99年とかなり待たされたようだ。
98年にアカデミー賞外国語映画賞、主演男優賞を受賞した。

この度初めてみる。
Imdb内の高評価映画で上から26番目。凄まじい人気。

監督、主演、脚本をロベルト・ベニーニさんがやっている。ちなみにコメディアン。

1939年の北イタリアを舞台に、一人の陽気な青年が恋に落ちて家族をもうけるわけだが、戦争という悲劇に苛まれる悲しい物語。

映画は、前半と後半で様相が変わる。

前半はコメディ色濃厚のラブストーリー。
原始的とも言えるスラップスティックチックな主人公グイドの無茶苦茶なユーモアを駆使し恋する女性にアプローチする凄まじいロマンチックなお話。
しかしちょうど1時間終えて、このまま陽気で優雅に人生の素晴らしさを謳うかと思いきや、時代背景として戦争が台頭してきて、ヨーロッパというユダヤ人迫害でナチスの強制収容所という絶望がグイド一家を待ち受ける。
子供を守るために冗談を駆使して無償の愛を体現するグイドに心打たれるが、終盤ぐらいになるとちょっと飽きてきたりもする。子供だから仕方ないが、純粋無垢でなんかかわいそう。
結果的に一等賞の戦車が手に入ったジェズエだが。

冒頭と最後にナレーションがあるがこの物語がどういう構成かさっぱり忘れてた。笑
蛇足だということにしよう。

グイドのユーモアが最高なわけで、本当にすごい。特に収容所でのナチス将校の通訳をする時が、すごい。

吹き替えだと山寺宏一さんのようで、すごく胸に染みるだろうな。

もっと早く殺されてもおかしくないグイドでした。


前半が本当に最高。給仕のシーンでの料理の容易だったり、デートでの奇跡の連続だったり、素晴らしいネタ。
後半は息子への嘘がギャグで固めてていて、ほとんど笑える状況でもなく、ただ父としてのグイドの気丈さを感じ、父ではない自分には、感情移入ができなかった。

これを監督しながらやるんだからすげぇ。

しかもこの年のアカデミー賞は『プライベート・ライアン』のトム・ハンクスもいて、それに勝ったんだからまたすげぇ。



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10 クローバーフィールド・レーン
アメリカ2016年アメリカ映画作品アメリカ


製作
J・J・エイブラムス
『LOST』『クローバーフィールド/HAKAISHA』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

出演
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
(『ファイナル・デッドコースター』『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』『遊星からの物体X ファーストコンタクト』)
ジョン・グッドマン
(『ビッグ・リボウスキ』『アルゴ』


モンスターは形を変えてやってくる
全米でも突如公開が決定した2008年の映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』の続編らしき一作。

製作はもちろん『J・J・エイブラムス』監督は新人。

前作ではオマージュ下として『ゴジラ』があり、怪獣との戦いを一般市民目線で話を紡ぐとこうなるんじゃないだろうかという、POVで手持ちカメラを利用した凝ったカメラワークが多く突如戦場へと変貌した街など凝った作風で面白かった。

今作はその続編でありながら、予告編で密室劇を繰り広げ、その果てに『クローバーフィールド』につながるのではという作品になっている。

予告が本編を短く編集したものになってしまっていて、映画見てても既視感がほとんど。
つまり予告編を110分に引き伸ばしたと言ってもいいんじゃないかと思う本作。

そもそもクローバーフィールドの続編としてSF映画を見に来たと思ったら、ひたすら密室劇で外が世紀末状態になっているらしいと変な男に監禁されてしまっている女のお話。

もう予告編見れば映画の内容の90%はわかるしようになっていたわけで。
何を見たくて映画館に来たのか自分でも分からなくなってしまう始末。

密室劇としてはオチがわかっていてもまぁ楽しめる内容。
元海軍の「いつか核戦争などが起きてしまうからシェルターを作ろう」な『テイク・シェルター』のマイケル・シャノンを思い出す役ハワードをジョン・グッドマンが演じるのだが、この人なんか信用できないわけ。

彼の言っていることが正しくも思えるし、でも本当に外がやばいのか確かめさせてもくれない。
そこにハワードが起こした交通事故の被害にあったミシェルも監禁されて共同生活を送るわけだが、そこには第三者としてハワードと一緒にシェルターを作った若者のエメットもいるわけ。

とりあえず最初から最後まで無茶苦茶怪しいハワード。途中で信用しようと思うもある機会を期にやっぱりやばいやつなのではと再熱。

いろいろあって外出るとやっぱり外はやばかったけど、ハワードはクソ野郎だった。
色々いろあってミッシェルはたくましくなるわけです。その姿はまさに『エイリアン』のリプリー!!
(エイリアンの口がお◯んこすぎる。)
安定のメアリー・エリザベス・ウィンステッド映画。

んでこれが『クローバーフィールド』とどういうつながりなのかも劇中のラストで明かされるわけで、そこはやられた。ぐらいな感じ。

ただやはりひねりのない作品としてちょっと微妙かな。
密室劇が9割だし、ひねりもないからDVDとかで自宅鑑賞でも映画の魅力十分に堪能できる映画だなと思った。

あとこのモンスターは形を変えてやってくるというキャッチコピーは、多分宇宙人の侵略を予言してもともとおかしな人がさらにおかしくなって人に危害を加えるという人のモンスター化をさしてもいるんだなと思った。

予告編問題
これ予告とポスターが映画の核心を明かしていてJ・J・エイブラムスの秘密プロジェクト感が台無しで、映画見る意味もなくなっているわけですが、むしろ無名な映画を全国で絶対公開するのにそんな需要の無い謎映画を日本国民にどうやって見てもらうかって言われたら、やっぱり映画の内容を大体明かして、そもそもクローバーフィールドとか繋がり無視した普通の映画として予告するよなぁと。
なんか仕方ないような気もする。ポスターバレはいけないと思うけど。

あとこれで『クローバーフィールド』が宇宙人の侵略ものだったとまとめられるのかと思うと残念に思う。
いや多分これ名を借りただけで関係性0なんじゃないかなと思う。

そういうこともあって、この映画普通に嫌いだなと思った。


メモ得点メモ

物語の面白さと上映時間 3/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 5/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 6/10
俺の趣味 5/10


49

もう一回みたらもう少し点数高くなりそう。

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