都知事選立候補者の宇都宮健児氏「反貧困」「脱原発」「人にやさしい東京をつくる会」 |   「生きる権利、生きる自由、いのち」が危ない!

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徳冨蘆花「謀叛論」を再発見してたら、
「ソクラテスの弁明」が、なぜ好きなのか、最近になって納得し始めた今日この頃です。


昨日11月11日日曜日は、個人的に、
久々に、”心が躍り弾む”ような動画と番組とを、
おかげ様で、ふたつも観ることが出来ました。


一つは、教えていただいた
宇都宮健児さんの立候補記者会見
(11月9日)の模様。


もう一つは、月1回の放送になっている
ヤッシーの「田中康夫にっぽんサイコー」で、
同番組に出演した
亀井靜香さんについての知られていない側面
知ることが出来たからでした。


トリビアとしては
亀井静香さんと、
経団連会長の米倉昌弘 住友化学会長が、
東京大学経済学部の同窓生だったことが、
驚きでした。


また「郵政民営化見直し」や「モラトリアム法」で、

窮地を救ってくれた亀井さんですが、
その他にも、
田中康夫さんの「脱ダム」政策よろしく、
健全で建設的な公共政策を、
はじめて行なったのが
、亀井靜香さんだったようです。
この番組動画の模様は、
新党日本さんのHPでも、
公開されるようになるはずです。


そんな亀井静香さんですが、
地元広島の高校の進学校の運営方針に逆らって
高校を退学し、
上京して東京都立大泉高校に編入する際に、
その当時の校長先生のおかげで、
編入することができるなど、
さまざまな人との縁に恵まれ
助けられてきた
事を振り返っていました。


一方、宇都宮健児さんが目指しているのが。
思いやり助け合い支え合える社会」のための
京づくりへの大転換です!


「にっぽんサイコー」番組の最
後のコーナーで、
新党日本代表で司会者の田中康夫さんが、
politician>と<statesman
という二つ言葉を対置、
あるいは少なくとも使い分けて、
政治家の姿の位置づけをしていました。


statesman>という表現には、
公平で立派な政治者」という意味あいが
含まれているようです。

statesman>という言葉の用法として、
たとえば”a  statesman”というものがあり、
世の中を治め人民を救う”ことを意味する
経世済民」(「経済」は、その略語)
の、
経世の士」とか、
経国の士」という意味を、

a  statesman”に当てはめる事ができるようです。

”a  statesman”および”a  stateswoman”の方々が、
御奉公・御活躍するには、そのためにも、
どうしても私(たち)の理解認識が、
深まる必要もあるはずです。


ぼくは、
この世において、もっとも不幸で、
もっとも悔しく、もっとも悲しい
事の一つに、
状況や立場など兎に角(とにかく)にも、
苦しんでいる相手に、自分が自由に
好きな時に手を差し伸べることのできない
」ことが
きっとあるはずだと思っています。

また「助ける自由の貧乏さ」は、
社会の貧困」の一側面でもあるのではないか、
とも思う事があります


また、助けること清々しい心持ちが起こるのならば、
それにも、霊長類のヒト科の人類になるまでに
辿ってきた生命史の生命的な裏打ちや意味も、
あるのではないでしょうか。


「差し伸べられる救いの手」を<向かい入れる方>も、
もし、救いの手を望んでいるならば
救いの手を差し伸べられて、
一生涯、忘れることがないであろう思い出から、
また他者や世の中に向けて、
何かしらの種を撒(ま)のではないでしょうか。


何かしらの有形無形の御厚情を自覚した上で、
それによって育まれる本懐(ほんかい)を胸に、
(こと)に仕(つか)える

優しく
(つよ)人間の発育(育成にあらず)を可能にしてくれる、宇都宮都知事の成立・誕生を、
ぼくは切願するばかりです。


「経済は一流、政治は三流」という揶揄(やゆ)が、
かつてはありましたが、
それは、全体規模での有権者の無関心や、
あきらめを、物語っていたのかもしれません。


やさしくね、やさしくね、
やさしいことは、つよいのよ
」とは、
宮城まり子(ねむの木学園の設立者・歌手・女優)さんの言葉。


石原たちは、
「つめたく、弱者を切り捨て、孤独死させるような、
脆弱化した東京都」を実現した事で、
社会も学級も壊し

「優しくなく、つよくない人間」をもたらすような
事ばかりをしてきたのではないでしょうか?


ただし、13年半の東京都の政策で、
「徴兵制
」を再導入して、
<使い捨て兵士>として「若者を生産」するつもり
だったならば、

まだ理解できなくもないですが。

――――――――

2012年11月9日
宇都宮健児(前日弁連会長、反貧困ネットワーク代表)
「人にやさしい東京をつくる会」
都知事選立候補 記者会見
(UStream)


「『人にやさしい東京』をめざして 
宇都宮健児さんが
都政で実現をめざす4つの柱
を発表。


誰もが人らしく
自分らしく生きられるまち

東京を



原発のない社会へ
――東京から脱原発を進める


子どもたちのための教育を再建


憲法のいきる東京



25分間ほどの宇都宮氏による
会見での発言内容で、
印象的だった内容を、以下に記します。
会見内容の詳しい文字起こしが、
「すくらむ」さんによる、或るブログ記事で、
詳しく紹介されています。

石原慎太郎前都知事と橋下徹大阪市長の対極にある「人にやさしい東京をつくる会」の宇都宮けんじさん


かつては貧しくとも、それでも、
家族的な繋がりや地域の繋がり
というのがあったので、
最悪の悲惨を食い止めることがあり得たが、
しかし”今日における貧困とは
経済的に貧しい

加えて、社会的人間的に
貧困者が孤立してしまう
事から、
関係の貧困」も、困窮者を襲う状況にある”

困窮者孤立してしまって、
希望を見い出せない社会
にある、と。

だから宇都宮氏は、
一人ひとりが孤立しないため
思いやり助け合い支え合う社会
」を目指す、
と言います。


これまでの13年半の石原都政というものは、
弱者を切り捨てる冷たい都政」だったのではないか、
といいます。


財政力のある東京都が、
一見のところは華やかに見えるが、
じつは”貧困と格差を拡大させてきている”と。

今年に入って
孤立死」や「餓死」が多発していたり、
生活保護の方向性の「就学援助」が、
石原都政のここ13年余で、
1.5倍に増えている、
等というデータが示すとうり、
この<東京都>は、<大阪>と、
まるで”貧困格差を競い合っている
といういうべき状況にあるのだ、と。


福祉弱者を切り捨てる政策」に歯止めをかけ
福祉を充実させ支え合い助け合える社会」を、
孤立しない社会」を目指す必要がある、と。


人にやさしい都政」を目指す、と。



以下
「すくらむ」さんの或る記事より一部抜粋
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11399925668.html

《声明》 私たちは新しい都政に何を求めるか

 惨憺たる石原都政の13年半であった。


 福祉は切り縮められ
都立病院は次々と統廃合された


都民の安心を奪い
人々を生き難くさせて切り詰めたお金
は、
都市再開発道路建設に回され
知事が旗を振るオリンピック誘致や
新銀行に
無意味に蕩尽された


 惨状を極めたのが教育現場である。

民主主義が破壊され
強制
強要分断横行した


教師たちは誇りを踏みにじられ
精神を病み

教壇を離れていった

子どもたち競争に追いやられ
教室は荒んだ
都立大学破壊されてしまった

 知事の思いつき独善押し付け決め付け
他者を命令・服従の対象としか見ることができない
貧困な想像力

剥き出しの偏見差別意識
公私混同

乱暴な言葉
――それらが多くの人の心を傷つけ
公正と公平を貶め
排外主義を助長し
弱い者をさらに追い詰め
社会を荒廃させた


 昨年3月11日の東日本大震災と福島原発事故は、
改めて私たちに、
原発に依存する暮らしのあり方
社会のあり方に反省を迫るもの
だった。
福島や新潟にある原発から生まれた電気は、
ほとんどすべて東京など、首都圏に送られ、
使われているのだ。
震災と原発事故直後の石原知事の発言は、
津波をうまく利用して
我欲を洗い流す必要がある
これはやっぱり天罰だと思う

という驚くべきものだった。
さらに、原発事故による未曾有の被害が
徐々に明らかになり、
おびただしい人々
避難生活を余儀なくされている
とき

市民の間で広がり始めた脱原発運動を
罵倒しつづけてきた


 そして最後は、
東京都政とは何の関係もない尖閣問題に火をつけ
日中関係を極度に悪化させ
済を大混乱させたのである
その挙句、何の責任も取ることなく、
知事職を放り出した


この尖閣問題の経過ほど
石原都政の年月を象徴しているものはない



 来る都知事選は、このような都政訣別し
人々が人間らしく生きられる街
平和と人権を尊び
環境と福祉を重視する

いわば「当たり前の都政に転換する
絶好の機会
であると私たちは考える。


 石原都政の継続亜流を、
決して許してはならない。



 自治とは、
住民の暮らしを守り
福祉を増進させること
を本旨とする。


教育とは、自ら学び考え議論を深め
合意を作り上げていく
民主社会の次の担い手を育てることである。


東京都政を、
こうした自治の原点に戻さなければならない

荒れ果てた教育現場建て直し
次の世代と私たちの未来を
救わなければならない



 あまりにも、
いまの時代は人々が生きづらい
失業
非正規労働
過労、格差・貧困の拡大
福祉の切り下げ
によって、
若者子育て世代高齢者苦しんでいる


その上、国政は、混迷、混乱に加えて
右傾化の度合いを増し
改憲集団的自衛権の行使近隣諸国との紛争
突き進んでいるように見える。
<参考記事>
「改憲策動」の”新しい陣立て”③~海外派兵のための「改憲」~
政府が、あなたのお子様やお孫さんを、傭兵産業(民間企業)や海外派兵に、刈り取っていくための方法
デフレを解消するだけで、「格差」や「庶民の窮状」は解消されるのだろうか?

この流れ

止めなければならない



 いま、東京都知事を変えること
日本の右傾化阻止する力になる
と私たちは考える。


 では、どのような都知事
私たちは求めるか。


 第1は、
日本国憲法を尊重し
平和と人権
自治
民主主義
男女の平等
福祉・環境を大切にする都知事
である。


 第2は、
脱原発政策を確実に進める都知事である。
石原知事は、
原発問題を「ささいな問題」と呼んだが、
冗談ではない。
東京都民は
福島原発からの電気の最大の消費者であり、
東京都は東京電力の最大の株主
福島原発事故の結果
豊かな国土が長期にわたって使えなくなり

放射能汚染による被害

むしろこれから顕在化する


原発事故闘い
福島をはじめとする
この事故の被害者を支えること

東京都と都民の責任である。
これまで原発推進政策を推し進めてきた
政官業学の原子力ムラ闘うこ

この国の未来を取り戻すことである。
政府、国会、経産省、東電を抱える
東京での脱原発政策は
国全体のエネルギー政策を変えることになる



 第3は、
石原都政によって
メチャメチャにされた教育

民主主義を取り戻し

教師に自信と自律性

教室に学ぶ喜びと意欲を回復させる
都知事である。


 第4は、
人々を追い詰め
生きにくくさせ
つながりを奪い
引きこもらせ
あらゆる文化から排除させる貧困・格差
と闘う都知事である。


 以上のような都知事を
私たちは心から求める
このような都知事を
実現するため

私たちは全力で努力する



2012年11月6日
赤石千衣子
雨宮処凛
池田香代子
稲葉剛
上原公子
内田雅敏
内橋克人
宇都宮健児
大江健三郎
岡本厚
荻原博子
奥平康弘
海渡雄一
鎌田慧
河添誠
北村肇
木村結
小森陽一
斎藤駿
斎藤貴男
早乙女勝元
佐高信
佐藤学
澤田猛
澤藤統一郎
柴田徳衛
品川正治
杉原泰雄
高田健
俵義文
崔善愛
辻井喬
暉崚淑子
寺西俊一
中山武敏
西谷修
堀尾輝久
前田哲男
山口二郎
渡辺治
以上、40名
(11月5日23時現在)
―――――――――――――――――――――

※亀井静香さんの姿勢

「国民の95%の人が幸せで、
5%の人が困っているときに、
政治とはその5%の人を助けなくてはならない、
政治家には
その5%の少数への洞察力が必要である」

「支持率を気にして、
ふらふらしているようでは政治はできない。
政治家の評価は歴史が証明する」

「日本の伝統でつちかわれてきた
よいところを残すのが保守の役目である。
日本人は昔から、
助け合いの精神で生活をしてきた」

―――――――――――――――――――――――――――――――


※ 以下も、「すくらむ」さんより、一部引用および加工 


橋下徹「日本維新の会」代表の語録
 「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ
自分の権力欲を達成する手段として
嫌々
国民のため、お国のために奉仕しなければいけないわけよ。
(略)

ウソをつけない奴は
政治家と弁護士にはなれないよ

橋下徹著『まっとう勝負!』小学館)
――――――――――――――――――――
(広島市などが訴えている核兵器廃絶について
理想としては(廃絶)。
でも、現実的には無理ですよ、今の国際政治で。
日本は平和ぼけしすぎている
」(読売新聞11月10日)


現実には無理だ
(日本が)
米国の核の傘の下に入ることは必要
(毎日新聞11月10日)
(※ 引用者:不可解なガレキ受け入れも、必要か?)


(関西広域連合が発表した大飯原発再稼働についての
5月31日の会見での声明)
「これは事実上の容認です。
政府もやるべきことは
安全の確認じゃないですよ


安全が不十分な状態で(原発を)動かすことはありえない
机上の理屈では
そうかもわかりませんが

机上の論理だけでは
いかないのが現実の政治

(しんぶん赤旗 2012年6月5日)
―――――――――――――――――――――――
橋下徹「維新の会」代表・大阪市長のツイッターでの発言
t_ishin 2012/02/24 13:16:26

「世界では自らの命を落としてでも
難題に立ち向かわなければならない事態が多数ある。
しかし、日本では、震災直後に
あれだけ「頑張ろう日本」「頑張ろう東北」「絆」と叫ばれていたのに、
がれき処理になったら一斉に拒絶。
全ては憲法9条が原因だと思っています。」


※橋下徹「維新の会」代表の府政・姿勢の実績ぶりについては

「明らかになってきた橋下「維新の会」の正体」
を御覧くださいませ。
――――――――――――――――――――――
石原慎太郎前都知事の語録(※ウィキペディア等より)

 「何が贅沢かといえば、まず福祉
(『文藝春秋』1999年7月号)
――石原都政が始まって12年
歳出総額に占める老人福祉費の割合
全国2位から最下位47位に転落し、
高齢者人口に対する特養ホーム定員の比率は43位に後退
特養ホーム待機者が激増する深刻な事態が生じている。
認知症高齢者のグループホーム小規模多機能施設
短期入所(ショートステイ)施設高齢者人口に対する整備率
全都道府県で最下位の47位であることを
東京都の福祉保健局長が
2011年2月23日の都議会予算特別委員会で認めている。
さらには年間64万円の盲導犬への補助、
年間40万円の身体障害者団体への補助などまで廃止
。――


 「ニートなんて格好いいように聞こえるけど、みっともない
無気力・無能力な人間のことです



 「今、ニートなんて、ふざけたやつがほとんどだよ


 「フリーターとかニートとか、
何か気のきいた外国語使っているけどね、
私にいわせりゃ穀つぶしだこんなものは



 (ネットカフェ難民について)
山谷に行けば1泊200円、300円で泊まれる宿がいっぱいあるのに、
ファッションみたいな形で1泊1500円払いながら
『オレは大変だ』なんて言うのはねえ



 (東日本大震災の津波被害に関して)
日本人のアイデンティティーは
我欲。物欲、金銭欲。
この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある
やっぱり天罰だと思う



 「女性が生殖能力を失っても
生きているってのは
無駄で罪です



 男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、
女は閉経してしまったら子供を生む能力はない
そんな人間が

きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは

地球にとって非常に悪しき弊害

 ―――――――――――――――

原発をとにかく反対って言う人は、
これは結局人間の進歩というのを認めない、
人間がサルに戻ることです



 「完璧な管理技術を前提とすれば
東京湾に原子力発電所(原発)を造っても良いと思っている



 (福島原発事故後も)
私は原発推進論者です、今でも。
日本のような資源のない国で原発を欠かしてしまったら
経済は立っていかないと思う

―――――――――――――――
(水俣病患者の直訴文に対して)
IQの低い人が書いたような字だ
患者一般に関しては偽患者もいる


(2006年、いじめが原因で「自殺する」との手紙が
文部科学省に届いた問題についての発言)

予告して自殺するバカはいない
やるならさっさとやれっていうの


――手紙を出した子は、
相談する相手がいなかったのかもしれず、
聞いてほしかったり、
引きとめて欲しかった心境だったのかもしれないのに、
引きとめて欲しかったかもしれないのに、
それでも小説家だったのか、
想像力に乏しくて可哀相で憐れな御人。)
―――――――――――――――


アドルフ・ヒトラーになりたいね、なれたら


 (太平洋戦争を引き合いに出して)
同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感ができてくる
(引用者:石原慎太郎橋下徹たちに
いちばん欠如しているのが痛み
では

それは、何よりも自分たちの施政ぶり裏付けているでしょ?)


戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。
戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい



 「日本は核(兵器)を持たなきゃだめですよ。
持たない限り一人前には絶対扱われない



 「日本が生きていく道は
軍事政権を作ること
そうでなければどこかの属国になる。
徴兵制もやったらいい



 「日本は強力な軍事国家にならなかったら
絶対に存在感を失う

命がけで憲法を破るんだ
(憲法9条改正は、最終的な辻褄合わせの一つかもしれない。
というのも、戦争を避け、わが子の実質的な徴兵避けるためには、
憲法25条(基本的な労働・雇用条件が満たされた雇用・職を含む)
つまり「生存権=当たり前の暮らし=人間らしい暮らし」
の充実・強固化も欠かせない

「憲法9条」を守るならば、「憲法25条」も、
情報一元化させず、監視・管理・統治化されず、
「言論の自由」なども、死守する必要がある

とは、ジャーナリストの堤未果さんの警鐘