日本国民には「財務危機だ」、海外には「日本は財務危機ではない」と叫ぶ財務省!? |   「生きる権利、生きる自由、いのち」が危ない!

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徳冨蘆花「謀叛論」を再発見してたら、
「ソクラテスの弁明」が、なぜ好きなのか、最近になって納得し始めた今日この頃です。

あいかわらず、
アタマ悪いんじゃないか、
というほど大きな文字で恐縮の高樹辰昌です。

アタマだけじゃなく、
性格や根性も悪い高樹辰昌です。

あたま悪いで、思い出しましたが、
島田洋七さんの”がばいばあちゃん”の名言で
とっても気に入っているものがあります。
それは、
「自分が、あたまが悪いかどうか、
悩む必要なんて、ひとつもない。
自分のアタマが悪いかどうか、
じぶんが把握しなくても、
周りがちゃんと分かってくれているから」。

がばいばあちゃんの教えに救われている高樹辰昌です。


今回も、ブログを書いていくうちに、
知らず知らずのうちに、
くちが半開きになっているであろう高樹辰昌です。

農家でも資産家でもなく、
既得利権構造守っていて、
善良な日本人には見られない、
高樹辰昌です。

善良ではないかもしれないし、
根性も性格も悪いけど、
ひとを騙して、地獄につき落とす趣味はもっていない、高樹辰昌です。

今回も、この怪しいバカにお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。


さっそく本題に入りますが、
 ブログ右の投票箱で、
次のようなコメントを頂きました。
投票とコメントに対し、心より感謝します。
断りもなく勝手に使わせていただきます。”
(承諾の確認手段もないですし)

○――TPPや郵政民営化で日本が財政破綻し、
金融や経済が崩壊する? ――
A:”「維新の会が、TPPに賛成している事を知らない」
財政破綻するのは 
すべて愚かな官僚と政治家のせいです [2012/04/12 (男性)]”

○――「船中八策」の市場原理主義路線に、不安や危惧を感じませんか? ――
A:”「危惧や不安を感じない」
:切り詰めない政策にして、際限なく借金と増税を繰り返す方がいいと言う人があまりにも多すぎ。 (男性/40代/東京)”

――TPPや郵政民営化で日本が財政破綻し、金融や経済が崩壊する? ――
A:「TPP/郵政民営化の恐ろしさを知らない」
  ニート26歳がFXで2000万負けてもまだ金あるからこんな時代です 
農家資産家かしらんが 
こんな利権を守るのが善良な日本人ですか (奈良)



私たち日本国民が、
構造改革」や「維新改革」など「改革」や「変革に支持してしまいがちな心理背景には、
官僚利権」や「省庁裁量権力
行政によるムダ遣い
ついての”反感”、”憎悪”や”恨み”の意識
そして又、その積み重なりからくる”財政危機への”危機意識”が、大きく影響しているように思われます。
 そうした料簡(りょうけん)が起こるのは、
至極もっともな事で、
政治に関心があろうと無かろうと、
税金から無縁な国民などいないからです。

税金徴収には容赦ないくせに、
容赦なく刈り取った税金を、
ムダ遣いされてしまったり
権のオモチャにされて
怒らない人間などいないでしょう。

がしかし、
そうした”国民・庶民にとって身近な問題意識”、
上記のような国民・庶民の「反感」や「憎悪」そして「危機意識」を、
うまく利用しようとする人間
が、
庶民や国民が期待している改善」とは、
まったく違ったカイカク
これまで実現達成してきた
事を、
今週は、皆さまと一緒に確かめていこう
と思っております。

そして、この記事を書いている際には、
つねにTPPを念頭に置いています

たとえば、TPPに関していえば、
仮にわたしが、
TPP推進派としてカネで買われた身”になったならば、
農協組織のスキャンダル構造”、
医療保険に対する不正請求”を持ちだして、
国民や庶民の「反感」や「憎悪」や「怒りを引き出すでしょう。
それは事実で、
大きな問題
に違いなく、
いずれにしても、
見つめなければならない課題でしょう。

いろんな治療所が、不正受給していれば、
ここにも、
ある種ひろい意味での「合成の誤謬」よろしく、
医療保険財源の崩壊に危惧をいだく人がいて、当然でしょう。

しかし、そうした悲しき問題の一方で、
そうした”闇構造”を指摘する事は、
日本の門戸を開放」して、
日本をハゲタカに屠(ほふ)らせるための「カイカクを推し進める弾み”や”追い風”となる「世論誘導」として利用する光景が、
これまで見受けられてきました
庶民や国民がカイカクに支持し賛成すれば、
それは”追い風”になります。

しかし、そうした”怒り”や”熱狂”を冷ますべく
すこし冷静かつ賢明になっていただくために、
ある名言を引用したいと思います。

イギリス陸軍元帥アーチボルド・ウェーヴェル
の言葉です。

いわく、

騙しの基本原則は、
見せたいものに 
敵の注意を向けさせ、
見せたくないものからは
注意を逸
(そ)らさせる事である



国民を騙すのに、
マスコミの役割が大きい
事については、
いまさら、申すまでも無いでしょう。


今回は、
日本の財政状態に関して、
財務省が、
私たち国民に見せているもの”と
私たち国民に見せたくないもの
についてのお話です。

いつもながら、
高樹が請け売りしている
菊池英博『消費税は0%にできる』では、
財務省の二枚舌を、
紹介してくれています。

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≪財務省の二枚舌「日本は財政危機ではない」≫

・・・政府の税制調査会会長を10年間務めた加藤寛氏は、
2005年12月14日付の産経新聞「正論」欄で
「(日本の)純債務は250兆円程度
債務の約半分は二重計上
いたずらに危機を叫んではいけない」など、
日本は財政危機ではないことを述べ、
現時点でもこの指摘はズバリと当てはまる
さらに言えば、日本は世界有数の米国債の保有国で、
対外債権国
だ。
加藤氏がいみじくも指摘しているように、
国債が暴落することはない」のである
(「産経新聞」2002年1月11日付)。

 2002年4月、
アメリカの格付け会社が一斉に
日本国債の格付けを引き下げた
当時の黒田東彦財務官は、
日本世界最大の貯蓄超過国であり
外貨準備世界最高である。」との意見を
格付け会社に送りつけた
日本が多額の金融資産を保有していることを誇示して、
日本国債の格下げに抗議したのである。
つまり、財務省は自ら
純債務で見れば
日本は財政危機ではない
ことを認めているのだ。
その一方で
[マスコミなどを通して、国民に向けては]
債務は838兆円と叫び
医療崩壊を招くほど緊縮財政継続し、
その上、大増税を目論んでいる

海外向け国内向けとを
使い分けて

国民を騙す二枚舌
としか言いようがない。”


菊池英博『消費税は0%にできる』(p.42-43)