「権力」に操られる検察 |   「生きる権利、生きる自由、いのち」が危ない!

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徳冨蘆花「謀叛論」を再発見してたら、
「ソクラテスの弁明」が、なぜ好きなのか、最近になって納得し始めた今日この頃です。

このタイトルは、
三井環(元
大阪高検公安部長「権力」に操られた検察』(双葉新書)のタイトルから、
そのまま頂戴したものです。

日本において無数の冤罪で、多くの被告が苦しめられてきた一方で、
21世紀に入り、この10年、
検察による乱暴で不可解な立件が、次々と連発しているのが、目立ちますが、
その理由を氷解してくれるのが、この本です。

なぜ三井氏が、この本を書いたのか、というと
この三井氏が、2002年4月22日に、でっち上げ事件で逮捕されたからであるようです。
なぜ捏造されてまで、逮捕させられたのか、というと、
それは、検察の「裏ガネ問題という、検察にとっての最大のタブーを、告発しようとしたからであるようです。

テレビ朝日の報道番組「ザ・スクープ」で、実名告発しようと、取材のアポイントを取っていた当日に、
三井氏は、逮捕されてしまった、といいます。

三井氏が、検察の裏ガネ問題を告発しようとした、当初の動機は、
三井氏に対する不当な人事からくる”私憤”であったようです。

ところが、組織のタブーを隠蔽する、つまり検察の「裏金問題」の口封じをするために、
捏造してまで、三井氏を逮捕するような腐りきった組織ぶりを、明るみに出すために、
”公憤”として、刑期を終えた後に、執筆活動を始められた、と言います。

大阪高検公安部長当時の三井氏による告発で、
検察の裏ガネ問題が表沙汰になってしまえば
検察総長以下少なくとも70人の検事が懲戒免職を食らい、
遊興費に使い込んだ巨額の裏ガネを国庫に返還しなければならなくなります
さらに、現職の検事にかぎらず、検察OBにまでメスが入ることになります
この事から、検察組織は、何としても、三井環氏の告発を止めなければならなくなったのです。

原田明夫(当時の検事総長)は、一計を案じ、
松尾邦弘(法務事務次官)と古田佑紀(法務省刑事局長)を同伴して、
自民党の重鎮である(故)後藤田正晴(元法務大臣)のもとに、
陳情に上がったのでした。

三井氏による告発を拡大させれば、”検察組織が潰れてしまう”
後藤田氏に泣きを入れたようです。

それに応えた後藤田正晴氏が、
小泉純一郎内閣働きかけ

そうして
検察トップは、後藤田正晴氏のおかげ
検察の裏ガネ問題を封じ込めることに成功したのです!

しかし、これで、めでたし、めでたし、にならなかったのが、この世の中。

検察にとっての地獄は、ここから始まったのです。

というのも、
権力の不正を追及する捜査機関でもある検察が、
小泉内閣の自民党政権に巨大な貸しをつくり
弱みを握られる事になった
からです。

『「権力」に操られる検察』で、三井氏は、こう書いています。

「検察トップは、後藤田正晴氏のおかげで裏ガネ問題を封じ込めることに成功した。これは法務検察にとって、間違いなく自殺行為だった。反対に自民党政権は、検察に巨大な貸しを作った。権力の不正を追及する捜査機関である検察にとって、これは絶対に作ってはならない貸し借りだった。
 山には、人間の目には決して触れることのない道がある。鹿やイノシシなど野生の動物だけが知る『けもの道』だ。『カミソリ後藤田』は、密室でなされた黒い取引を『けもの道』と名づけた。人間が通るはずのない『けもの道』に、検察はとうとう足を踏みこんでしまったのだ。」

この本では、鈴木宗男事件や小沢一郎事件、日歯連事件、郵便不正事件などについて、
三井氏は、取り上げられておられます。

市場原理主義政策を採るばかりか、
悪質な統計偽装、恣意・裁量的なUFJ銀行潰し、りそな銀行の乗っ取り化、郵政米営化(植草一秀氏による造語表現)を行なう、という「自由放任主義」ですら無かった小泉政権との位置関係で
鈴木宗男氏、小沢一郎氏、そして”小泉内閣の欺瞞を指摘した一人である”植草一秀氏が、
検察権力の標的になってきた共通側面も、
私たちは、注目すべきではないでしょうか。

すくなくとも、なぜ彼らは、狙われるはめになったか、という点ぐらいは、
私たちは、今後のためにも、知る必要があると思われます。

その側面を知ることで、見えてくる線があると思います。
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(お知らせ) <情報拡散>と<署名>の御協力を、お願いいたします

1)<「原発」都民投票の条例制定の直接請求のための署名と情報拡散>についての御協力のお願い
 2)<声なき生き物たちを救うための署名と情報拡散>についての御協力のお願い
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1) 「原発」都民投票の条例制定の直接請求のための署名集めがはじまりました。

都民有権者の1/50、約22万人以上の署名があれば
原発稼働の是非を問う都民投票条例の制定を求めることができます。
詩人の谷川俊太郎さんや漫画家のちばてつやさん、俳優の山本太郎さん等
さまざまな著名人が、この運動を支持しています。

今日、妻と一緒に街頭署名場所の一つ渋谷駅前に行きました。
私たちと親しい友人が署名を集めていました。
彼女は何日も来ているようです。
そこでは、嬉しいことに、
どんどん署名者の方が集まってきていました

妻は受任者(署名を集めをする人)に登録しました。
その場でカンパをし、パンフレットの束をもらいました。
これで、来週から会社でパンフレットを配りまくれます

新宿駅、銀座、秋葉原、立川駅等、
都内各地で署名ができるので、ぜひお立ち寄りください。

日本の未来に関わるとても大切なことについて、
市民が直接意思表示できる機会を作りましょう!

詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
http://kokumintohyo.com/branch/archives/91
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2)声なき生き物たちを、署名と情報拡散とで救ってください。
署名は、1分ぐらいで手軽に終える事ができます。
a)毛皮・リアルファー製品の不使用を求めるネット署名に御協力下さいますよう、
お願い申しあげます。
http://www.shomei.tv/project-1805.html
b) 大規模養豚場建設反対の署名をお願いします。
http://www.shomei.tv/project-1817.html

(おすすめサイト)
ふみふみ捜査官さんの
「抵抗できない動物たちの代わりにできること
http://ameblo.jp/tanntakatann55/