ウッドです

  なんとなく毎日、衣服のボタンをかける、はずす・・をしていながら、なかなか衣服のボタンホールそのものを作るのにどんな苦労があるのか・・・なぁーんて少なくとも1年前までは考えたこともなかった私です.

 え、ボタンホールって自分でも作れるの!

・・・という リアクションのあなた!最高です!イイ感じですヨ!
そーーなんです(このフレーズ、ちょっと古いか)

  今回も半回転垂直釜方式のホリデーヌ1240にて、以下、ご説明させていただきます.

  まず最初に全体の話をしますと、ボタンホールは「穴があってその周りを縫う」のではなく、「縫っておいて、あとで穴を切って作る」ということです.それって意外に知られていないことかと.(知らなかった方、どうぞペタを!)

 はじめに穴があると「やりにくい」どころか、一般には超難易度の技術が必要となります.(もっともミシン工房 ITOSO糸創の伝授する「わざ」があればできることはできるのですが、その話は別なときに=CUT WORK の話ですね)


 そしていまひとつ大事なことはミシンがボックスフィード機構となっていることです.
手を離しても布が真直ぐに送られて縫われる機構です
実は、ほとんどの国内メーカーの家庭用ミシンはここで脱落してしまいます. 「脱落」とはミシン工房 ITOSO糸創のレンタル商品として(ボタンホール縫い可能な機種として)は絶対にラインナップできないということです. ホリデーヌがどれだけすばらしいミシンなのかがこの一つを取ってもわかります


以下、手順を追って「ボタンホール縫い」について説明致します


1)  布地にボタンホールを縫うためのマークを入れます.穴の「始点」「終点」がはっきりわかれば何でやっても大丈夫です.ここではわかりやすくするためゲルタイプのボールペン使いましたが、実際は「水で消すことができるチャコペン」などが100円ショップで売っているので、そういうものを利用されるのがよいかと思います.(写真↓)

 

 なお、穴の始点と終点の距離はボタンの直径より大きくなくてはなりません.同じ大きさでは、まず、すんなりボタンはかけられません。
ボタン直径の1.3倍から1.6倍程度がよいでしょう.ただし、幼稚園・小学校低学年のお子様向けにはこの数字よりもう少し大きいほうが良いかもしれません.



2)  ホリデーヌ1240の押さえ金(No.3)をセットします
*ホリデーヌ1241、RCM1230いずれも共通です 

 


No.3押さえ金は こんな(写真↑) 形をしています

 


裏には謎の溝があります・・・これについては後ほど説明します

No.3の押え金をホリデーヌ1240へ装着した状態です。(写真↑)


3)  布地にマークした「始点」に針を落としてから、押さえ金(No.3)をおろします.例では「終点」へ直線を引いていますので、それに合わせて縫う目安となります.

始点に針を落とした状態です(写真↑)

 押え金をおろした状態です(写真↑)

4) ホリデーヌ1240のボタン14を選択します.同時に赤色LEDが点灯し、3番の数字が表示され、ボタンホール縫いのインジケータの一部が点灯します
 これで準備完了です

 

ボタンホール縫いの14番ボタンを選択しているところ(写真↑)

 各設定数値は以下の通り(初期設定値です)
   送り =0.5mm(ぐらい)
   ふり幅=4mm
 なお使用する糸は#60がいいでしょう。一番よく使われているミシン糸でこれまた100円ショップでも手に入ります。

5)  準備完了したら、もう一度、布、ミシンの押え金、設定値などなど、よく確認してから、ゆっくりフットコントローラを踏みます.そぉーっと・・・です

 

ホリデーヌのフットコントローラ(写真↑)はそぉーっと踏めばゆっくり動き出します。
高級機たるゆえんです


 するとゆっくり針が動き出しますので(かすかな音と共に)、縫われていくのを確認しながら、「終点」までそのままフットコントローラを踏み続けます。

ボタンホールの「左側」を縫い進めている状態です(写真↑)


  
6)  「終点」に来たらフットコントローラから足を外します。

 そして写真に示した「自動」のボタンを押します。すると2つの赤いインジケータが点灯します。 次はボタンホールの「(便宜的に)底の部分」「右側の部分」を縫うというサインです。そうなれば、またフットコントローラを踏みます。

2つのインジケータが点灯しています(写真↑)

 

 

ボタンホールの左側→底→右側と縫い進んでいる状態です(写真↑)


   ここで「ボックスフィード機構」の良し悪しが大変重要だとお気づきになることと思います。ホリデーヌはまっすぐに、いま来たところを戻っていきます。
   そして最初の「始点」まで戻ってきましたら、フットコントローラから足を外します。


7)  もう一度、写真に示した「自動」のボタンを押します。すると今度は1つのインジケータ(写真参照ください)が点灯します。これは、ボタンホールの「(便宜的に)上の部分」を縫うというサインになります。 

 

ボタンホールの上の部分を縫うというインジケータが点灯しています(写真↑)


 そしてフットコントローラを踏みますとミシンは勝手に縫い進み、これまた勝手に止まります。インジケータも最初の状態に変わり、これが終了の合図となります。

ボタンホール出来上がり(写真↑)がこちらになります。

  このボタンホール、説明上わかりやすくするためにビッグサイズとしましたが、きれいに真直ぐ仕上がっているのがご覧いただけると思います。
(「これは、しまじろうのボタンホールなんだよ」・・・最近うちの子はこの手のやりとりにはまったくひっかかってこなくなりました・・・)



8)  さてNo.3の押え金の裏側の溝についてなのですが、これがまたスグレモノなのです。

 

No.3の裏側にある溝です(写真↑)


   特に、ニット地など伸び縮みする素材生地にボタンホールを付けるときに芯となる糸をくわえることがあります。それがあることで、長く使ってもボタンがちゃんとかけられる状態を維持できるのです。 使うのはこの↓「たこ糸」です。(やっぱり100円ショップで売っています。)

 

たこ糸セット前(写真↑)


  No.3の押え金の3つ出ている部分の真ん中に写真↓のようにひっかけて後ろ側に引き、たこ糸をセットします。  実は溝があるのは、たこ糸を通すためだったんです。(ぺタ!)

   

たこ糸を3つある突起の1つにひっかけた状態(写真↑)


たこ糸を後ろから引っ張って溝に沿わせている(写真↑)

 

たこ糸をNo.3の押え金にセットして、おろした状態です(写真↑)

 

9)  そして実際に縫いはじめる前に、ひっかかっている部分をはずして、たこ糸の位置をずらします。ずらす長さはボタンの直径より長い距離が必要ですが、一般的にはざっくり3cmくらいでしょうか。  (もちろん写真例の場合はもっとずらしています。)
 


たこ糸をかけ金の前方に引き出した状態(写真↑)


10)  「たこ糸」のずらし位置が決まったら、さきほどやったボタンホール縫い14番を選んだ状態で、針を「始点」に落して、フットコントローラを踏みます。あとは上記の6)、7)と同じ操作をやることになります。 出来上がりはこの写真↓の通り。 

たこ糸を芯にしたボタンホール縫いの完成(写真↑)

 

 ボタンホールとして縫ったところのたこ糸の「白色」が粗く見えていないことにお気づきでしょうか。この距離25mmあります。





リッパーでボタンホールを仕上げている様子(写真↑)

   実際にボタンホールを作るのはさらにボタンホール縫いした中心をリッパーでさくっと切り開きます。行き過ぎないように写真では「まち針」でガードしています。

 
---------解説はここまで--------------


  今回、写真をたくさん掲載しましたので、ボタンホール縫いの概略をご理解いただけたかと思います。でも実際は、手にとって一度トライされてみられるのが何よりです。

 子供のころ、はじめて自転車に乗れるようになったとき、これで地球上のどこへでも行ける気持ちになったことがありました。
  「ボタンホール縫い」もご自身でできるようになりますと、きっと皆様もまた似たような感覚になるのではと想像しています。

ソーイングの世界のどこへでも行けて、なんでも作れてしまう・・・


 そんな感覚(気持ち)に。
どうか、これを読まれたあなたです・・・ぜひこちら側(!!)へお越しください。大歓迎です!!!

 

ホリデーヌにつきまして、ご関心がございましたらどうぞこちら ↓ まで
http://search.rakuten.co.jp/search/inshop-mall/-/-/sid.296325-st.A
 

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