●家族をバラバラにする怪奇現象
 

 


家族の仲が悪くなったり、家族がバラバラになるという時、

 



普通は、個々の人間関係の悪化や、巣立ちの時期だったりするのだが、

 



希に、これからお話しする様に、住んでいる家が関係している事がある。

 




つまり、家が家族をバラバラにするという怪奇現象である。
 

 

 

 

 




それはある主婦の方からの電話相談でした。

 

 

 

 



最近、夫との折り合いが悪く、喧嘩も度々で、

 



「離婚」という言葉も出たといいいます。

 



しかし、彼女には子供もいるし、まだ夫の事も愛しているので、

 



離婚はしたくない。なんとかならないだろうかという相談です。

 

 

 

 






事情を聞いてみると、なんと子供が5人居るといいます。

 



ご主人とは、結婚20年目で、

 



5人目を産んだ後、東京からここ千葉の南房総に引っ越して来たそうです。

 

 

 




ご主人と折り合いが悪くなり始めた時期を聞くと、

 



ここ4・5年の事だといいます。

 



しかし、千葉に引っ越して来てから、

 



なんとなく家族の仲が段々悪くなっている気がしますという事だったので、

 

 

 

詳しく聞いてみると、



千葉の南房総に引っ越して来た時は、夫の祖母も一緒だったという。

 



しかし、引っ越して来てから1年後に、脳梗塞になり、その後施設へ入居。

 



現在リハビリ中だという。

 



それから仲が良かった兄妹も、段々会話が無くなり、

 



東京に居た時よりも、仲が良く無くなったといいます。

 



その2年後、長男はやっぱり東京がいいといい、勤め先の近くのアパートに引っ越し、

 



長女もまだ家を出てはいないが、はやく自宅を出て独り暮らししたいと言っているという。

 



そして、今回の離婚問題である。

 




まるで、ここに引越してから、段々と家族がバラバラになっていくと彼女は言う。

 



東京に居る時は、家族8人とても仲が良く、幸せだったのに、

 



今は家族が崩壊寸前だと彼女は嘆いた。

 

 

 






どうやら引っ越した家が関係している可能性があるのかもしれない。

 




そう感じた。

 

 

 




そこで、家の見取り図を見せてもらった。

 




すると、その見取り図を1分ほど診て、

 



「あっ!」と原因らしきものを発見してしまった。

 




家の真ん中に廊下があり、その廊下の左右に同じ間取りの部屋が6つある。

 



つまり、廊下を挟んで、大部分が左右対称の家なのである。

 


この様に、家の中心に廊下があり、その廊下を挟んで左右対称になってしまう家は、

 



廊下がまるで家の中を流れる川の様に、家族を分断し、

 



家庭不和や、喧嘩、離婚などが起きやすくなり、家族がバラバラになる事が多いのである。

 



ちなみに、廊下の幅が狭いほど、

 



川の流れが急流となると同じで、より悪くなると言われている。

 

 




彼女に、子供が多いからこういう家を建てたのですか?と聞くと、

 



中古物件だったという。

 

 



彼女の話によると、この建物は小さなペンションを経営していた夫婦が、

 



その後、ペンション経営がうまくいかなくなり、それが元で離婚。

 



そして安く売りに出ていたのだという。

 






なるほど、

 



こういう間取りでも、ペンションやホテルなどなら問題は無い。

 



なぜなら、その部屋に泊まる人は、ここに居るのは一時期だけで、

 



いずれ元の家に帰っていくのだから、バラバラになるのは、当たり前だからだ。

 

 




今回の相談者の場合、

 



家の間取りも大きな問題なのだが、

 



その他に、この家が元ペンションだったのと、

 



この家に前に住んでいた夫婦が離婚しているというのも悪く作用している可能性がある。

 



元ペンションで、そこに住む人は全て一時的な滞在のお客ばかりだったという事は、

 



そこに住むと、どこかに帰りたくなるとか、出たくなるという念が、残っている事があるし、

 



元離婚した家や、喧嘩が絶えなかった家に住むと、次の家族も離婚したくなったり、

 



喧嘩したくなったりする事がある。

 




こういう前の住人の負の念が影響しない様にする為には、

 



引越した直後に、よく掃除する事である。

 



そして、その後、壁紙を貼ったり、絨毯をひいたり

 



離婚した夫婦がよく使っていた部屋には、観葉植物を置くなどして

 



なるべく前の住人の念を消す様にする。

 



そして間取りの事だが、

 



やはり、左右対称が良く無いので、壁を取り除く等の簡単なリフォームで、

 



例えば下記の様に、左右対称を解消するのが良い。

読者の方も、廊下を挟んで左右対称は住居には良く無いと知っておいて欲しい。


END