広陵高校・丸子達也一塁手(1年)

テーマ:動画 2009-07-04 21:19:22


自分がこういう感じで野球を見だしてからまだ5年くらいだと思いますが、その中では最高の素質を持った選手だと思います。試合前の素振りを見た瞬間、背中に電流が走りました。人目で「コイツはモノが違う」と感じますね。

185cm85kgと新入生とは思えない立派な体格をしており、非常に安定したスイングをしています。かなり映像が悪くて見づらいのですが、長距離打者特有の派手な体の使い方はしていません。トップまでバットをあまり後ろに引かず、足を上げることで体軸にパワーを溜め込み、全身の回転で力強いスイングをします。レベルからややアッパー気味のスイングで、左手の押し込みの強さを生かして鋭い打球を飛ばします。

この時期の選手としてすでに、「自分のスイング」というものを確立している感じがするのが、最大の魅力でしょう。それゆえ仕掛けが早く、早いカウントから迷いなく振ってきます。この日は5打数4安打1本塁打、映像は最終打席の本塁打のものですが、先の打席で空振りした低めのスライダーを見極めて、根負けした投手が投げた甘い球をきっちりしとめました。中学まで投手だったためか、投球に読みも優れているように思います。

打撃面では文句がつけようがありませんが、それ以外ではまだまだの部分があります。一塁手としてのグラブ裁きは平均的かなぁ、と思いますが、動きが鈍く見えるのが難点です。1塁側のバントをすべて投手が処理しているので、まだまだ守備力には自信がないのでしょう。送球面では中学時代は130km/h超の速球を投げた投手らしく、柔らかい肘の使い方から伸びる球を投げてくるのですが、まだまだ制球に不安定な部分があります。またクイックスローを苦手としているようにも感じるので、外野向きに思えました。

走塁に関しても勉強が必要でしょう。塁上で挙動不審で、危なっかしかったです。ただ、それほど足は速いとは思えないのですが、積極的に盗塁を狙ってみたり、思い切りのいい部分があります。

打撃に関してはすでに完成された部分があり、今後は多くなるであろう「変化球攻めへの対応」と体のキレを出すことでしょう。何があっても今のフォームを崩さないことが肝心でしょう。それに瞬発力がつけば、3年後には打撃だけでプロの目玉になれると思います。

守備・走塁に関しては、これを鍛えることは全国有数に上手い監督がいますから、年数をこなせば実力がついてくると思います。実際として、今後はファーストだけではなく、外野も試されることになるでしょう。できれば、野手に専念させて、打撃で勝負してほしいですね。投手というものは、やはり負担がかかるものです。先にも書きましたが、今年の広陵の新入生は、優れた投手が多いだけに。

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