2006年11月18日(土) 06時11分40秒

使えない電子辞書

テーマ:IT
先日、日本橋の丸善の店頭で電子辞書の安売りをやっていた。広辞苑から明鏡国語辞典、新字源、ジーニアス和英、英和、マイペディア、家庭の医学・・・など40種類もの辞典が小さな電卓のような装置に入っている。

値段を見ると、定価が五万円近くなのに、三分の一の値段がついていた。これは、安いと思って衝動買いしてしまった。今まで小さな辞書をカバンに入れていたのだが、この電子辞書と選手交代になった。

早速、仕事で論文を書くのに使ってみたら、用語を入れても出てこない。フォークソノミー、マッシュアップ、アマゾン、ニートなどのカタカナ語は全くヒットしない。忘れた漢字を調べるのには便利だが、新語の検索が出来ない事がわかった。

携帯電話で検索エンジンを呼び出して調べたら、すぐに見つかった。ブリタニカや平凡社の百科事典が姿を消したように電子辞書も検索エンジンにとって代わられる運命にあるのか。

時代の流れは予想以上に速い。自分の頭がこの流れについていけるかどうかが不安になった。忙しい時代になったものである。
2006年10月23日(月) 23時21分19秒

秋の夜長はGoogle Earthで海外旅行

テーマ:IT
Google Earth を使ってみた。起動すると、宇宙船から見たような青い地球が現れる。マウスで行きたい所をクリックすると、視点がドンドン下がってくる。上空100メートルくらいまで降りると、かなりはっきりと地上の景色が見えてくる。高層ビルの展望台から下を見たような感じだ。横のバーを移動させると景色が立体的に見え始める。まるで、ヘリコプタで旋回して景色を見ているような眺めになる。これはすごい。画面にくぎ付けになった。

始めに富士山に行ってみた。雪のない夏の富士が現れた。横から見ると堂々とした霊峰が現れた。次にヨーロッパに行ってみた。川を走る船の波しぶきまで鮮明に写っていた。川辺には、何車線もある大きな道路が走っていて、その横には玩具のようなカラフルな家が並んでいる。本当に美しい。最後にサンフランシスコに行くと見たままのゴールデンゲートブリッジが現れた。

Google Earthを使えば無料でバーチャルな世界旅行を楽しむことができる。マウスを使って地球のあちこちを見ていると、エジプトは砂漠に覆われ、ロシアはツンドラ地帯が多く、ヨーロッパは町並みが美しく、アメリカは広大な土地を持ち、日本は豊かな自然環境の中にある。そこに60億を超える人が住んでいて、それぞれの生活をしている。地球は小さく有限で落としたら簡単に壊れてしまうワイングラスのようにも見える。

Googleがこのようなサービスを無料で提供している意図はわからないが、このアプリケーションが世界の人々に与える影響は決して小さいものではないだろう。ワードやエクセルとは全く違ったアプローチで世界を変える大きな仕事をGoogleはやろうとしている。今後もGoogleがどんなものを見せてくれるか楽しみだ。
2006年08月13日(日) 07時38分12秒

インターネットとテレビの棲み分け

テーマ:IT
ビデオ投稿閲覧サイトのYouTubeで「亀田父 vs やくみつる」 というビデオを流していたが、かなり面白かった。テレビに比べたら小さな荒い画面だが、言っている事は良くわかった。それに対するコメントもすぐに読めて、視聴者の反応もすぐに分かるのも良かった。

一方、フジテレビで、冒険家の関野さんが何年もかけて世界中を取材した「新グレートジャーニー」 という番組も良かった。このような、壮大なアフリカの原野を見たり、サハリンの夕日を見たりするためには、大きい画面の高精細なテレビが必要だと思った。

この2つの番組で、今後のインターネットとテレビの棲み分けが少し理解できたように思えた。インターネットはムックや週刊誌、テレビは単行本や美術全集のような位置づけになるのではないかと思った。ニュースやゴシップ番組はネットで良いのではないのか、テレビは、映像のプロがもっと質の高いものを作っていくべきではないかと思った。
2006年05月30日(火) 05時01分01秒

「どうぶつの森」という仮想現実

テーマ:IT
ニンテンドーDSを買ってから、娘たちの交友範囲がずいぶん広がったようだ。これは、良いことだが、子供たちがあまりにも熱中しているので娘たちに聞いてみた。

「ゲームって、面白い?」

「面白いよ。ゲームやっていると、ゲームの中で森に行って、いろんなことが出来るんだ。スイッチを切って、カセットを取りだすと、また、戻って来れるんだ」

吸い込まれるように画面を見てゲームをやっている時は、まさに、バーチャルリアリティの世界を体験しているのだろう。

私も、子供の頃は、山へ虫取りに行った時などに、現実と全く違った世界を体験していた。花が咲き、蝶や蜂が舞い、カナブンが木の蜜を吸いに集まる。運良くクワガタやカブトムシを見つけたら、宙に舞うほど感動した。しかし、ずっと、山の中にいるわけにはいかない。時間が来れば家に帰らなければならない。そこには、宿題や塾という現実があった。

子供がやっているゲームは「どうぶつの森」というもので、自分で名前をつけたキャラクターが森へ行って、虫取りなどをやるというものだ。木をゆするとカブトムシやてんとう虫が落ちてくる。小さな液晶ディスプレイの中で子供たちは、かつての自分と同じ感動を味わっているのかもしれない。

しかし、放っておくと何時までもやっているのでルールを決めた。午前午後の1時間ずつ、1日2時間をリミットにして、どんな事があっても、時間が来たらゲームを止めて森を出なければならない。

子供たちは、時間を気にしてゲームをやることに不満を言っているが、これくらいのルールを作らないと現実に戻れなくなってしまうのではないかと思った。今年の夏休みは、どこかの山へ本当の虫取りにつれて行こうかと思う。
2006年05月27日(土) 04時02分30秒

Web2.0が分からない

テーマ:IT
どこのセミナーに行ってもWeb2.0の話題で持ち切りである。Web進化論がそのバイブルとして良く売れているらしい。Web2.0というのは、この業界の第三の波と言われている。

第一の波は、1970年代のパソコン革命、すなわち、AppleやMSが出てきて個人にコンピュータを解放した時、第二の波は、1990年代、Netscape(NS)がブラウザを引っさげて業界に入ってきた時、そして、Web2.0が第三の波と言うわけだ。

この三番目の波と他との違いは、それを仕掛けたプレーヤーがいないということだ。Appleのジョブズ、MSのゲイツ、NSのアンドリーセンというスターがいない。Web2.0を代表する企業としてGoogleやAMAZONが上げられるが、彼らは仕組みの提供者でなくユーザである。

それでは、Web2.0を誰が、何の目的で作ったのか。Web2.0のキーワードとして参加型とか集合知とかロングテールとか言われているが誰が仕掛人なのか、どうもわからない。
2006年05月23日(火) 06時09分46秒

ケーブルテレビの行方

テーマ:IT
ケーブルテレビの営業の女性が来た。追加工事をすると地上波デジタルやインターネットが見れるようになるという。偶然、2年前に大学を卒業して郵便局で働いているという知人に道で会ったので、このことを聞いてみた。

「ケーブルテレビの追加工事をやると地中波デジタルやインターネットが使えるようになるらしいよ」
「そうですか。今のままでも、テレビはちゃんと写るし、インターネットはADSLでやっているんであんまり不便は感じませんね」

「でも、地上波デジタルって興味ない?」
「ワンセグがありますからね。ものすごくきれいですよ。これからは、携帯でワンセグが見れれば良いんじゃないでしょうか」

「ところで、最近、仕事はどう?」
「郵政民営化の影響かどうか知りませんが、残業やるなとか言っておいて、仕事が増えているんです。ゆっくりテレビを見る時間がなくなりましたね」

若い人たちの考えを象徴した答えだと思った。

すでに、据え置き型の電話は過去のものになり、ゲーム機もニンテンドーDSのような携帯型が流行っている。オーディオはiPodだ。この路線を踏襲すると、テレビも当然、ワンセグに流れると思われる。NTTも次世代ネットワークを構築して電話を光にしようとしている。家まで来てくれたケーブルテレビ会社の女性には申し訳無いが、どうもケーブルテレビは分が悪いような気がする。
2006年05月06日(土) 10時25分20秒

ニンテンドーDS Liteの印象

テーマ:IT
ようやく、ダイエーでニンテンドーDS Liteが買えた。娘たちにとっては最高のこどもの日のプレゼントになった。開けてみると、これはゲーム機というよりも、携帯端末である。細部までかなり丁寧に作ってある。マニュアルも分かりやすく、タッチペンを使ったGUIも非常に使いやすい。本格的な無線LANも標準装備で簡単なチャットが出来るようになっている。ブラウザやワンセグ用のソフトも出るらしい。

裏を見ると中国製であった。直感的にiPodや携帯電話と同じ生産ラインで作られているのではないかと思った。非常に完成度が高い工業製品になっていた。このようなものを、この価格で生産できるのは中国しかないと思った。故宮博物院に行くと象牙の彫刻や螺鈿の家具などの精密な仕事が展示してある。そのDNAが最新のゲーム機に受け継がれてるように感じた。

 それにしても、こんな携帯端末を簡単に使いこなしている子供たちを見ていると、テレビで育った我々とは全く違った次元の世界に生きていくのではないかと思った。
2006年04月16日(日) 06時49分42秒

Boot Camp考

テーマ:IT
Boot Campについて、apple.comのホームページにはこんな文章が書かれていた。

「For your convenience, Boot Camp burns a CD with all the Mac-specific drivers for Windows.」

Googleの翻訳は以下の通りで、さっぱり分からない。
「あなたの便利のために、新兵訓練所は、窓のためのすべてのMac特定の運転者を備えたCDを燃やす。」

私なりに意訳してみるとこんなものになる。
「Boot Campは、IntelベースMacへのWindowsのインストール作業を簡単にするために、MacでWindowsを動かすために必要なすべてのドライバを含むCDを作成する。」

要するに、アップルのIntelベースのMac miniやiMac、MacBook ProなどのハードでマイクロソフトのWindows XPなどのOSが動くことをアップルが正式に認めて、そのインストールをサポートするソフトがBoot Campというものだ。

それにしても、Googleの翻訳の通り、Boot Campは新兵訓練所というは随分過激なネーミングだ。もちろん、ここで言う新兵とは、Windowsユーザのことだ。iPodと同じトロイの木馬をMacでも仕掛けるという戦略に見える。しかし、マイクロソフトが歓迎しているというのが腑に落ちない。ハードやOSがMacになっても、Officeなどが売れればビジネス上は関係ないと言うことなのだろうか。

そこで、もう一つ突っ込んで考えてみると、家電化した安いハードにLinuxなどのオープンソースを積んだ100ドルPC のようなアプライアンスとGoogleが組んだ次世代のPC陣営に対抗するために、老舗のアップルとマイクロソフトの間でかなり深い戦略的な同意があって進められたプロジェクトのようにも思える。

いずれにしても、この話題は、Windowsユーザのものであって、私のように真性のマックユーザにとっては、ほとんど関係のないことである。PCユーザがMacに流れれば、仲間が増えて楽しくなるのでそうなることを願っている。
2006年03月04日(土) 07時31分09秒

Intelプロセッサを搭載した新しいMac mini

テーマ:IT
2006年3月1日、アップルがIntel Core Duoプロセッサを搭載した新しい「Mac mini(マックミニ)」を発表した。ジョブズのプレゼンを見たが、この新しいMac miniの最大の特徴は、リモコンにあると思った。WindowsPCのリモコンの45個に対して、このリモコンには6個しかボタンがついていない。外観は、iPodシャッフルそっくりだ。

ジョブズは、このリモコンを使って自在にMacを操った。最初のMacが出てきた時に、複雑なMS-DOSを搭載したPCを揶揄したCMを彷彿とさせた。ジョブズ健在を誇示していた。どこまでもシンプルさを追求するジョブズのプレゼンを見ていると、日本の石庭を思い出させる。ベジタリアンで禅の修行を積んだジョブズには、どこかに東洋への憧れのようなものがあるのかもしれない。
2006年01月17日(火) 02時50分07秒

2色電球を知っていますか?

テーマ:IT
家の蛍光灯には、必ず小さな豆電球がついている。寝る時には、それに切り替えて少し暗くして寝る。その豆電球のことを「にしょく」と言っていた。何で2色と言うのかと思って、大手電球製造会社に問い合わせをしたら、こんな回答が返ってきた。

今ではその電球のことは「常夜灯」「豆球」「小丸電球」「なつめ球」などと呼ばれている。白熱電球の明るさを示す基準として、現在ではワットやルーメン、カンデラ等が用いられているが、それ以前には蝋燭の明るさを基準にした「燭光」が用いられていた。その時の明るさの2燭光が現在の5ワットに相当し、2燭の電球が「2色電球」になったものと考えられる。正しくは2燭電球と書く。

要するに、ロウソク2本分の明るさであること、消費電力が5ワットであることが分かった。家の2燭電球を調べてみたら、確かに5ワットだった。この電球の光がロウソクのようなオレンジの光である理由も分かった。

先日、家電量販店に行ったら、発光ダイオードを使った2燭電球が置いてあった。普通の電球よりかなり高いのだが、切れることがないので数年で回収できると思って買ってみた。3個の発光ダイオードには、それぞれRGBの3個の素子が入っているので、都合9個入っていると考えられる。1個あたりの消費電力は0.01W程度だと思うので全体で0.1Wくらいの消費電力だ。

実際に、この発光ダイオードを使った2燭電球を付けて寝てみたが、この光は、青白い月明かりに似ていた。昔、キャンプなどに行った時に、満天の星空の下で、月明かりに照らされて寝たことがあるが、まさにこの光だった。電球を触ってみたが、一晩中付けていても冷たかった。フィラメントを燃やして発するのでなく、半導体のPN接合から直接発する、放射熱を伴わない全く異質の光なのだ。

真空管からトランジスタに素子が変わったように、光の素子も発光ダイオードに変わりつつある。信号機も発光ダイオードになっている。これが現代の光なのかもしれない。こんなことにも、昭和が遠くなったことを感じる。

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