2006年07月26日(水) 02時30分51秒

虫の話

テーマ:自然
女房の実家で豆の手に使うというので、近くの薮で竹を切った。小雨が降っていたので濡れない格好で行ったのだが、とんだ伏兵がいた。

蚊だ。

蚊柱が立つという言葉を知っていたが、その通りで、薮の中に潜んでいた蚊が一斉に集まってきた。長袖を着ていたが、その上から容赦なく刺す。顔のまわりは肌が露出しているので、そこが重点的に狙われる。

彼らは、普段は何を食っているのだろうか。人の血が、それほど美味いのだろうか。あるいは、薮に入ってきた人間を阻止するために攻撃しているのだろうか。聞けないので、これはわからない。

家のまわりには、少し緑が残っているので、色々な生き物が顔を出す。女房や子供は毛嫌いしているが、私は、それを、むしろ好ましいと思っている。

夏になっても蝉が鳴かない、薮に入っても蚊がいない、地面にアリがいない、そんな環境になったら人も、住みにくいのではなかろうか。

多少やられても生き物と共生していくのが、自然のような気がする。
2006年07月21日(金) 03時15分03秒

消えた金魚

テーマ:自然
毎年、お祭りには金魚すくいが出る。子供たちが何匹か捕ってきたものを、外の水槽に入れておいた。しばらくは、元気に泳いでいた。今年は、育つかな、と楽しみにしていた。

その金魚が、忽然と姿を消してしまった。水槽のまわりは水浸しになっていた。女房の話だと、ノラ猫がうろついていたという事だった。

現場を見た訳ではないが、ノラ猫が捕ったのだろう。餌食になった金魚には気の毒だが、いつも、生ゴミをあさっているノラ猫にも、こんな野生が残っていたのかと思うと頼もしくなった。

こんなに苦労して小さな金魚を捕るより、生ゴミの刺身や焼き肉の残りの方が美味いのではあるまいか。あるいは、他の目的があるのか、それは、ノラ猫に聞いてみないと分からない。
2006年05月25日(木) 02時49分54秒

黄色い花

テーマ:自然
朝起きて、玄関の外に出ると黄色い花がきれいに咲いていた。
花や葉の形は二りん草に似ているが、色がまるで違う。

何年か前に知人から分けてもらった株が知らないうちに増えて、庭一面に広がっていた。
黄色が鮮やかだった。今まで、毎日見ていたはずなのに、何で気づかなかったのだろう。

きのうまでは、ただの雑草だった。踏みつけても何にも感じなかった。
しかし、いったん、それが、僕の目の中に入ってしまうと、全く違った物になってしまった。

人間っていうのは、何と身勝手なものかと思う。
2006年05月09日(火) 22時37分20秒

森の生活

テーマ:自然
子供が近くの図書館から「ヘンリーの仕事」という本を借りてきた。読んでみると、ヘンリー・D・ソローの「森の生活」を絵本にしたものだった。本の中にコンフリーという薬草が出てきた。絵本の中には、傷に効くと書いてあった。

私もマネをして、家の庭のコンフリーの葉っぱを小さく丸めて中々直らなかった口内炎にすり込んでみた。すると次の日には、ウソのように痛みが無くなっていた。

その絵本のあとがきに、ヘンリーの仕事は「自然を見て、それを人に伝えること」と書いてあった。ヘンリーは私の口内炎を直してくれた。150年も前の本が役に立った。

彼は、一年の内に六週間だけ大工仕事などをして働けば、人は生活できるということを身を以て実証したそうだ。もう一度「森の生活」を読み返して、仕事とは何かをじっくり考え直してみたくなった。
2006年03月23日(木) 02時33分58秒

キンカン酒

テーマ:自然
庭のキンカンに今年も実がなった。粒の良いのは、知っている人に引き取ってもらったが、1キロほど、選別して小さいのが残った。家内は、面倒がって手を付けないので、自分で食べれるようにしようとたくらんだ。

焼酎を買いに酒屋に行くと、梅酒用のブランデーというのを売っていた。ブランデーというとナポレオンなどの高級酒のイメージがあるので、焼酎より美味い酒が出来るのではないかと思ってそれを買うことにした。

酒屋に聞くと、梅酒用の広口瓶というものがあるらしく、それも一緒に買った。家に帰って梅酒用のブランデーを少し飲んでみたが、確かにブランデーらしい味がした。1ヶ月くらいで飲めるらしい。それまで、ブランデーが残っているか心配だが出来るのが楽しみになった。
2006年01月20日(金) 06時44分15秒

月の不思議

テーマ:自然
お月さんにはウサギが住んでいて、餅をついているということを日本の子供たちは信じている。他の国では、カニが住んでいると言っているところもあるようだ。地球上のどこから見ても月面の模様が同じに見えるのは不思議なことだ。月の裏には宇宙人の秘密基地があって地球人に見せないようにするためだとか、NASAがその秘密を知っているとか、月の不思議として語られている。

インターネットで調べてみたら、月は、地球の周りを平均約27日かけて公転し、同じ日数で1回の自転をしているため、地球にはいつも同じ方向を向けているということだった。しかも、宇宙では、決して珍しいことでなく、火星や水星や木星を回っている衛星も公転と自転が一致しているらしい。

このような動かない自然現象が先にあって、人はそれを眺めているしかない。こんなに科学が進歩しても、地震の予知もできないし、台風の進路を変えることもできない。自然を敬い、共生しようという東洋の考え方は、こんな達観から来ているのではないかと思う。
2005年10月14日(金) 22時54分49秒

地球の回る音

テーマ:自然
先日、小学2年の娘に、何で、夜が来るのか、夏や冬があるのかということを聞かれた。地球は、太陽から光エネルギーをもらっていること、地球が24時間で1周すること、太陽の周りを1年かけて回っていること、地軸が傾いていることなどを話した。一応は納得したようだが、にわかには、信じられないという顔をしていた。

インターネットで調べると、太陽と地球の間は1億5千万キロも離れているという。軌道を真円として計算しても、1周の距離は、9億キロある。1年で1周するので、1年間の秒で割ると約30キロになる。地球は秒速30キロの猛スピードで太陽の周りを回っているという計算になる。今、ここでパソコンのキーボードをたたいている間にも、地球は猛スピードで、宇宙空間を突っ走っているのだ。これは、驚くべきことだ。

昔、会社の上司が、「君は地球の回る音が聞こえるか」と言った。世の中は、それほど速く動いている、と言いたかったのだろう。私たちは、宇宙から見たら、決して一つの所に留まっているわけではない。猛スピードで動く地球と言う船に乗って毎日、広大な宇宙を旅している。退屈なんかしていられない。動き続ける、変わり続けることが、実は自然なことなんだと、娘の問いから気がついた。みんなは、地球の回る音が聞こえているだろうか。
2005年08月24日(水) 03時51分14秒

「アリの巣コロリ」

テーマ:自然
庭先に土が盛り上がっている所があったので、掘り返してみるとおびただしい数のアリが出てきた。どうやら、地下に巨大なアリの巣があるらしい。そこで、「アリの巣コロリ」というテレビのコマーシャルを思い出した。早速薬局に行って買ってきた。緑の容器に顆粒状のものが入っている。それを置くだけでアリが退治できるという。半信半疑で置いてみた。翌日容器を見たら、顆粒は一つ残らず無くなっていて無数にいたアリもすっかり姿を消していた。この効果には驚いた。

しかし、このような薬は恐ろしいと思った。まさにトロイの木馬だ。コンピュータウイルスもこの手法を使っているものが多い。今回の郵政民営化選挙もトロイの木馬でなければ良いと思うのだがどうだろうか。郵政民営化という餌で票を集めるやり方には胡散臭さを感じる。
2005年08月05日(金) 12時09分51秒

漆黒の闇に、青い地球が明るく輝いている

テーマ:自然
スペースシャトルで宇宙に出た野口さんのコメントに、「地球が下で回っていて、頭の上に漆黒宇宙が広がっている。地球の美しさは筆舌に尽くしがたい。」というものがあった。名言である。荘子の大鵬が九万里の高さから地球を見おろす話を思い出させる。

漆黒とは漆器の黒光りする深い黒。漆という日本特有の塗料の色をどのように訳して全世界に報道したのだろうか。科学的に考えれば黒は黒だが、漆黒という表現をした野口さんに人間としての深みを感じた。漆黒の広大な宇宙の中に奇跡的に生まれた青い地球。宇宙規模で考えると日々の小さな出来事など、大したことではないと思えてくる。たまには、野口さんの心境になって宇宙から地球を眺めながら物事を考えてみるのも良いものだと思う。
2005年03月28日(月) 19時37分46秒

里山へのハイキング

テーマ:自然
久しぶりに良い天気になったので近くの里山にハイキングにいくことになった。10年ぶりに入った山道は、すっかり変わっていた。まわりの山はほとんど崩され、代わりにびっしり建てられた家の瓦を見ながら歩くコースになっていた。道は、コンクリートで舗装され味気ないものに変貌していた。11時ごろ家を出て途中のコンビニで食料を買いこんで歩き出した。小さい子供の足でも昼過ぎには目的地に着いた。いつもは、テレビを見ながらダラダラ食べている子供たちも、空気が美味しいせいか、木々を見ながら、あっという間に、オニギリやパンを平らげてしまった。私は、ひとり、ビールでのどを潤した。

食事の後は、エッグハントという遊びをやった。こぶし位のカラフルな卵型のプラスチックの容器にチョコや飴を入れる。それを大人たちが藪の中に隠して、子供たちが見つけるという簡単な遊びだ。この卵は欧米ではイースターエッグと言って、昔は本物の卵にペイントして使っていたらしい。アングロサクソンが考えたかなり古い遊びで、欧米では、このプラスチックの卵がスーパーで売られているらしい。子供たちは獲物を探す狼のように目を輝かせて夢中になって遊びに興じていた。安上がりだが、楽しい遊びだ。

帰り道にいろんな人に会った。日だまりで足を放り投げてひなたぼっこをしている人、フキの葉をつんでいる人、山間の畑仕事から帰る人、楽しそうに語らいながら歩いている人、犬の散歩をしている人など、みんなそれぞれに楽しんでいるという感じがした。子供に聞いたら、ジャングルジムなどの遊び道具がある公園より楽しいと言っていた。都会に残された誰も手を入れていない小さな里山だが、公共事業費をたっぷり使って人為的に整備された立派な公園より余ほど有効に使われているというのは皮肉なことだと思った。

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