2005年11月29日(火) 00時35分01秒
「使える弁証法」
テーマ:本
「使える弁証法」難しい題だが、非常に分かりやすく書かれている。ここで紹介されているのが、ヘーゲルの弁証法に書かれている「螺旋的発展の法則」である。螺旋階段は、回りながら階段を登っていく。一見、同じような繰り返しに見えるが確かに上に登っている。これと同じことが、インターネットの世界で起っているというのだ。
例えば、ネットオークション、e-ラーニング、電子メール、オープンソースなどは、市場の競り、寺子屋、手紙、奉仕活動という一昔前に流行ったことが繰り返されている。姿形を変えて、圧倒的に便利になって、インターネット時代に復活している。
このような現象が見えるようになるには、論理思考ではだめで、ヘーゲルのような哲学的思索が必要と説いている。木でなく森が見えるようにならなければならない。また、この「螺旋的発展の法則」は、西洋文明から東洋文明への大きなうねりをも起こし、日本がその融合のキャスティングボードを握っていると言っている。この考え方は、奇しくも藤原正彦氏が、「国家の品格」で言っていることと非常に近い。
本書には、このような法則がいくつか紹介されている。インターネットを通して今を理解するための参考になる好書である。インターネットが本格化して10年が過ぎようとしている。そろそろ、インターネットや、それを取り巻く現象は何だったのかを考え直す時期に来ているのではないかと思う。
「使える弁証法」
田坂 広志 著
東洋経済
例えば、ネットオークション、e-ラーニング、電子メール、オープンソースなどは、市場の競り、寺子屋、手紙、奉仕活動という一昔前に流行ったことが繰り返されている。姿形を変えて、圧倒的に便利になって、インターネット時代に復活している。
このような現象が見えるようになるには、論理思考ではだめで、ヘーゲルのような哲学的思索が必要と説いている。木でなく森が見えるようにならなければならない。また、この「螺旋的発展の法則」は、西洋文明から東洋文明への大きなうねりをも起こし、日本がその融合のキャスティングボードを握っていると言っている。この考え方は、奇しくも藤原正彦氏が、「国家の品格」で言っていることと非常に近い。
本書には、このような法則がいくつか紹介されている。インターネットを通して今を理解するための参考になる好書である。インターネットが本格化して10年が過ぎようとしている。そろそろ、インターネットや、それを取り巻く現象は何だったのかを考え直す時期に来ているのではないかと思う。
「使える弁証法」
田坂 広志 著
東洋経済







