阪神大震災の後、酒鬼薔薇事件(神戸連続児童殺傷事件)が神戸で起こり、あの後すぐに神戸にあるおやこ劇場という親子で活動する団体から「演劇で横のつながり縦のつながりをつくりたい」という依頼が、その当時所属していた劇団にあり、そこから子どもたちと劇づくりをしてきた訳だけれど、
劇づくりを通して感じる仲間づくりは体感できても、相変わらずいろんな事件は多発し、災害をいくつも体験しながらも命の大切さが戦争を止める事にはつながらず、それどころか美化されることばかりが言葉や映像として表れることが多くなり、私の中には得体のしれない怒りが溜まり、劇団を退団後、フリーとなって一人芝居をしてきた。今思えば、自分の作品の原動力は「怒り」だった。
それを、星野村での山本拓道さんのお話に出てくる達夫さんの面影に感じた。
原爆の火を懐炉の中に入れて九州まで持って帰る間に起きた、惨たらしい現実。
苦しむ人たちを前にして自分が起こす行いを、苦しみと怒りで受け止めてきた人生。
何かを起こすには、いや、生きていくそれだけにでも「怒り」ぐらいの強いものでないと起こせない活動がある。生きていけない苦しみがある。
でも、
でも、
でも、
「怒り」だけでは癒されない。そして、本当には「生きてはいけない」
その「怒り」を次に繋げる、活かす、生かしていくためにも、「原爆の火」を次の世代が「平和の火」と変えていく一歩を、
一歩一歩を、
歩まなければならない。
いや、私は「歩みたい」と強く意識した。
7日にゴールしたのち、参加者の大半はそのまま残って10日まで続く祭りに参加。
それは、昨年の7月に広島で被爆者の方々の証言を基に、集団で創ったパフォーマンスの指揮をとった大学の先生から。
あのパフォーマンスの意図と結果を学会で発表するという。なんとその場所が九州…。
「学会で、今の気持ちを会場でパフォーマンスしてみない?」
・・・
今回のことで分かったのは、
「ご縁は、自分の根源にそって起きている」ということ。
そのうえで、そのタイミングに乗るか降りるかは自由。。。
今回はあまりにも凝縮されすぎて、怖いぐらいにそのことを実感した訳だけれど、その見方で自分の人生を振り返ると、どの出会いもやっぱり根源に沿っていると思うわけです。
それぐらい表面は違えど、根源は皆つながっている。
そろそろ自分の舞台も考えていたところ、
実のところ、あまりに長く舞台から離れ、
少し怖くなってきたところでもありましたが、
今回はそんな私の背中をいつもいつも「ドン!」「ドン!」と、
命あるものすべてが押してくれているんだということも感じ、
その道のりもスタートさせようと思います。
2017年3月24,25.26日あたりを予定
「kamiのある暮らし.2017」
2010年に創った作品を2012年にもリメイクし、更にもう一度リメイクに挑戦。
あれから出会ったすべてのご縁とともに、
根源に沿った道のりの上に小さくてもいいから、
私なりの「暮らし」を表せられたらと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=-k7pGlFqReE&feature=youtu.be
そう、ウチはホンマに芝居をしてたんですっせ(笑)
2010年夏公演 「魂屋(たまや)」
「魂屋」前半 https://www.youtube.com/watch?v=AcjBZmiHLbc
うちの表現はいつも、ハードロックかな(笑)
そしてそして!近日出演予定
平野「縁日」
https://www.facebook.com/hirano.ennichi/?hc_ref=NEWSFEED
SAXのecooちゃんと、ディジュリドゥのGさんと舞身語り♪
「然 〜しからしむ〜」
要は…
すべては生かされている
そんな感じですかね(笑)
12時半ぐらいから。
岩場ステージをメインに、いたるところで(笑)
お会いできることを楽しみにしています