今年の最後に教わったこと。
テーマ:よしなしおもい
さいきん忙しくてまとまった長い文章も書けず、
自分のブログを書くことも
ひとのブログをのぞきに行くこともままならなかったのだけど
なぜか今ふと、自分のPCのお気に入りの中から
6月に亡くなった元上司
のブログが目に留まった。
彼亡きいま、ブログはどうなったのだろうと開いたら、
意外なことに彼の息子さんが、亡くなった翌日と、
その1ヵ月後に記事をアップしていた。
1ヶ月後の記事は、今まで皆が知らなかった
上司の病気が発覚してから亡くなるに至るまでの闘病のようすが書かれていた。
入院したと聞いた後またブログの更新があったから、
元気になったと思ったのになぜこんな急に?と不思議だった理由が分かった。
上司は、闘病をブログ上でまったく悟らせずに過ごしていたのだ。
息子さんの結婚式に招待客すべての料理を自らつくり、
息子さんの新婚旅行には夫婦で一緒に参加してNYですべてのアテンドをし、
「両親同伴の新婚旅行」という世にも珍しくかつ楽しい時間を過ごしたそうだ。
家庭人としての自分はあまり見せなかったけど、
私たちがかいま見る以上に、彼が何よりも家族を愛していたことが
ひしひしと分かる記事だった。
最後の言葉は、奥さまを案じる言葉だったそうだ。
葬儀の日に感情をあらわにはせず、
上司を偲ぶ会の時もずっと笑顔で思い出を話してくれた奥さまと息子さんは、
こんなに切なくて思いがけない「死」と向かい合ったのだと、
そしてそれを乗り越えてあの笑顔に至ったのだと知って
わたしは仕事納めのバタバタと忙しい中、会社のデスクでひっそり涙した。
夫婦になるということ。
家族をつくるということ。
仕事も愛し、家庭も愛するということ。
しあわせな暮らしの満ち満ちたあとに
とつぜん大切な家族をうしなうということ。
わたしもそれにきちんと向かい合っていかなくてはいけない。
そして、その結末は遠い遠い未来であろうと「死」という別離だと
きちんと知っていなければならない。
そうだとしたら、仕事ではなく家族のために
もっともっと熱を込めて何かができるかもしれない。
もっともっと早く何かをしなくてはいけないかもしれない。
年末に不意にここにたどり着いたということは
もしかしたら亡くなった上司がどっかから見てて
「広野お前、分かってるのか?来年はもっとしゃんとしろよ」と
教えてくれたのかもね。
Mさんありがとう。
わたしが退職してからも、
あなたが亡くなってからもずっと、
たくさんのことを教えてくれて。
こんど海に行ったときは、
息子さんの言うとおり
ワイン片手にあなたにご挨拶します。
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