帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~ -274ページ目

鶏づくし

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 年末の大掃除の合間に、夕食を作る。
 冷蔵庫の中も大掃除を兼ねて、冷凍庫の中にあった鶏の骨付き足肉、胸肉、フライドポテトを使って作ることにする。
 骨付き肉はフライドチキンに、胸肉はタマネギ、ニンニク、トマト缶と一緒に煮込んで鶏肉のトマトソース煮にする。
 もちろんダッチオーブンのおでましだ。
 フライドチキンは何度もやっているが、実に簡単においしくできる。
 トマトソーズ煮も、一緒に入れたタカの爪が効いて、ピリッとした大人の味に仕上がった。
 
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富士山

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いつものランニングコースから見える富士山。
結局今週の平日は、忙しいのと寒いのを言い訳に一度も走りませんでした(笑)
でも、今日から来年の1月4日まで年末年始休暇なので、がっつり走ります。
今日は足ならしに16キロ。
キンとした寒さの中を走るのは、結構気持ちいいもんです。

日本語のこれからを考える

 年末になって、また1冊深く考えさせられる本に出会ってしまった。

 水村美苗「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」

 言葉のみならず、国家、教育、文化など、今の日本のあり方にもつながっていく内容。
 詳しくはまたあらためて。

今年最後の神保町(かな?)

 世間では来週の29日まで仕事のある会社も多いだろうが、私の働く会社は今日で仕事納め。
 年内にやるべきことは、昨日までにあらかた片付けておいたので、午前中は残った雑務をしながら、自分の机周辺の片付け。
 毎年のことながら、いらない資料や雑誌、本の多いこと!他の人たちも同様で、あっという間にフロアの奥にある廃棄品置き場には、書店が1軒開けそうなくらいの雑誌や本の山が出来上がる。全社的にはすさまじい量なんだろう。
 この光景を見ると、「あ~、今のこの会社は日本でいちばんエコから遠い会社だなあ~」と思ってしまう。
 昼になると、これまた毎年恒例の職場のみんなで1年間お疲れ様ランチ。もちろんアルコール付きだ!本日は生ビール+日本酒。
 ここからは終業時間に向って、みんなどんどんダメ社員になっていく。
 最終日は午後3時で終業。ここからは職場の会議室にたくさんのお酒とおつまみが用意されているので、2次会(?)開始。
 でもまだ年賀状書きやら、午後から届いた業務メールへの返信、中々片付かない机周辺の整理が残っているので、缶ビール片手にせっせと片付ける。
 結局いつもの終業時間の5時頃に終わったので、その後はお世話になっている関連会社のお疲れ様会へ。これで3次会ですな。
 いや~、今日もよく飲んだ!

ホーリー・メン

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 今日はクリスマスだけで、ディナーはラーメン。
 でもそんじょそこらのラーメンとはひと味違う!
 昨日ダッチオーブンで作ったローストチキンの鶏ガラと残った肉汁に、嫁さんがネギなどを投入しじっくり煮込んで作ったスープを使っている。これが実にいい感じに仕上がった!
 北の将軍様もびっくりの旨さでした。
 ブラボー、鉄鍋!!

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ダッチハズバンドは大忙し!

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 今日は南蛮渡来のクリスマスイブ。
 というわけで、毎年恒例のローストチキンをダッチオーブンで作る。
 仕事が終わって自宅に帰り着いたのが7時30分。ローストチキンが出来るまでには約1時間半かかるので、急いで準備しても、出来上がりは9時。まずはホリデーロードのコンパクトストーブVHSを組立てる。このストーブはその名の通り、分解するとVHSビデオテープケースの中に収納できるコンパクトさがポイント。それでいて、炭を3~4本入れておけば、ダッチオーブン料理ができる充分な火力が得られる効率の良さ!荷物の容量を抑えたいシーカヤック・ツーリングには、まさにもってこいの逸品。買ってから2年以上使っているが、シンプルな構造なので故障もなく、いつも愛用している。
 話がそれました。
 結局何だかんだと準備していて、ダッチオーブンを火にかけられたのは8時過ぎ。
 その間、パスタやサラダで小腹をしのぎつつ、DVDで「大草原の小さな家」のクリスマスにちなんだエピソードを見たりして過ごす。
 こうして待つこと1時間半。ようやく待ちこがれたローストチキンが完成!
 皮はパリッと、お肉はジューシー。周りに散りばめた野菜も柔らかく仕上がりました。
 残った鶏ガラと肉汁は、明日チキンラーメンか鶏雑炊にしていただきます。
 デザートは近所の名店「ガトー・フォーレ」特製のクリスマスケーキ。
 それではみなさん、メリー・クリスマス!

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ジョン・ウー節炸裂!

 話題の「レッドクリフ Part1」をようやく見てきた。
 「面白かったー!」と素直に言える、正統派大活劇。まあ、「三国志」だから話がつまらないわけがない。
 三国志を知らない人でも懇切丁寧な説明から話は始まるし、物語の中でも何度も登場人物の名前のテロップが入るので、誰が誰やら分からなくなることはない。
 監督がジョン・ウーなので、アクションシーンは見応え充分。ケレン味たっぷりに関羽、趙雲、張飛ら武将たちの活躍が描かれ、ジョン・ウー節が炸裂しまくりです!ちゃんと鳩も飛んでたしね。
 それにしてもこの時代の武将はカッコいいよな~。自ら戦闘の最前線に飛び込んで、ばったばったと敵をなぎ倒していく。アクション映画はこうでなくっちゃいけねえ。
 どのキャラが好きかでかなり盛り上がるだろうけど、私は関羽と張飛が好きだな~。
 一緒に見に行った嫁さんは「トニー・レオン(周瑜)がエロくて良かった~」と言っていた。何じゃそりゃ!?
 2時間40分があっという間に過ぎてゆく。
 しかし、本当のクライマックス「赤壁の戦い」は来年4月公開のパート2で描かれる。早く見せてくれ~!

命の証を刻む旅

 今年はすばらしい物語にたくさん出会えた年だったが、今年もあとわずかというところで、またひとつ印象深い作品に出会った。

 天童荒太「悼む人」(文藝春秋)


 物語の主人公・坂築静人は、全国を旅しながら死者の出た事件や事故の現場を訪れ、その人々が誰を愛し、誰に愛され、どんなことをして人に感謝されていたかを尋ね、そのことと一緒に悼み、自らの心に刻んでいる。
 その彼の行動を、やさぐれた新聞記者、夫殺しで服役し出所したばかりの女性、そして末期癌に侵された静人の母の3人の視点を通じて描いていく。
 彼の行為は新興宗教とも、偽善とも、時には死者を冒涜する行為ともとられ、疎んじられることも多い。それでも彼は「悼む」旅を続けて行く。物語が進むにつれ、静人の行為の理由は明かされていく。
 人が生きているとはどういうことなのか。何のために、誰のために生きているのか。
 世の中では様々な理由で毎日何千、何万という数の人々が死んでいく。その多くは「普通の人々」とくくられる。
 物語の中に、こんな一節がある。

「・・・・・普通の主婦なんていません、一般市民という人間もいません・・・・・特別な人が死んでいます、特別な人が殺されています。」

 静人の行為にリアリティがあるか、と問われれば、正直首を傾げるところはある。
 だが今の世の中は、かつてないくらい不条理な理由で人の命があまりに簡単に失われ、奪われているように思える。毎日、たくさんの事件、事故で亡くなった人々のことが報道されるが、その多くはあっという間に記憶から消えてなくなっていく。
 でもその人たちは確かにこの世界にいて、誰かのために生きていた人々であり、誰かにとって特別な人々だったのだ。
 静人の行為を通して、何が見えてくるのか?それをぜひ確かめてほしい。
 

焼きイモ

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 冬のおやつは焼きイモ!ということでダッチオーブンで作ってみた。
 作り方は実に簡単。スキレットに洗ったサツマイモを入れてフタをし、最初は中火にかける。蒸気がでてきたら弱火に落とし、20~30分おいておくと美味しい焼き芋の出来上がり!
 甘くてホカホカで冬はこれに限ります。

クリパ

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月島にある友人宅にて毎年恒例のクリスマスパーティー。
今年はダッチオープンでイタリアンポトフを作りました。