1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016年08月23日

新しい映画の楽しみ方

テーマ:今日の映画

 

 今日、帰宅すると嫁さんが「海外からポスターが届いているよ!何買ったの!?」と詰め寄ってきた。
 「う〜ん、なんか買ったかな〜?記憶にないなあ?」
 と思いながら封筒を見ると、フランスのパリからのエアメールで、“SATORI FILMS”のスタンプが押されている。
 それを見て「お〜、あれか!!」と思い当たった。
 僕の好きな映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーが、新作の制作にあたり昨年クラウドファンディングで資金を集めていた。
 それを知った僕は、海外のクラウドファンディングサイトを通じて資金を出資。
 映画は今年無事に完成し、5月にカンヌ映画祭で上映された。
 タイトルは“ ENDLESS POETRY(Poesía Sin Fin)
 日本では来年の春に公開予定。
 その出資のお礼として、記念キットが送られてきたのだった。
 内容は、ホドロフスキーの手書きの御礼メッセージのコピー、カンヌで使われた映画のポスター、撮影現場でのホドロフスキーと出演者の2ショット写真、ホドロフスキー自身や映画のシーンが印刷された仮想紙幣。
 ファンにはたまらないレアなグッズです。
 さらに映画のエンドクレジットには、僕の名前が表示される予定です!
 でも出資した金額は、友達との飲み会2回分くらい。
 これくらいの金額で好きな監督の映画に関われ、しかもエンドクレジットに名前が載るなんて、映画ファンとしては夢のようです。
 これまでにもクラウドファンディングを通じて、先月惜しくも亡くなったアッバス・ キアロスタミ監督の「Like someone in love」や、もうすぐ公開予定の写真家・石川梵さん制作のドキュメンタリー映画「世界でいちばん美しい村」に出資しています。
 いずれも3千円くらいから出資できます。
 好きな監督の作品を観るだけでなく、微力ながらも関わり、さらに出資額によっては、その映画に自分の名前を残すこともできる。
 この時代における映画ファンの新しい楽しみ方だと思っています。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年08月15日

裸足の季節

テーマ:今日の映画



 トルコの片田舎に住む5人の姉妹の物語。
 古い因習にとらわれ、家の中に閉じ込められ、良き花嫁になるべく修行を強いられ、そして自分の意志とは関係のない相手のところに嫁がされていく。
 これが現代の話だと言うから驚かされる。極端なケースだとは思うけれど、まだまだこういう古い価値観に縛られた生活が存在するのだろう。
 しかしそんな慣習に叛逆し、自由を自ら摑み取ろうと奮闘する姉妹たち。中でも13歳の末っ子を演じるギュネシ・シェンソイが強烈な印象を残す。これがデビュー作だそうだが、目力のある美しい少女。
 とにかく5人姉妹の輝きがまぶしくて、日本なら岩井俊二あたりが描きそうな世界。
 姉妹たちと、彼女らを徹底的に縛りつけようとする祖母との対立がスリリングで、そこに注目して見るのも面白い。
 
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年08月14日

「あの日」を語り継ぐために〜「いしぶみ」

テーマ:今日の映画



 映し出された舞台には、四角い木の箱がいくつも並べられている。
 背後のスクリーンには、少年たちの顔写真が映し出されている。彼らは1945年8月6日、広島に落とされた原子爆弾により亡くなった旧制・広島第二中学校1年生321名の生徒たちだ。
 その舞台の上で女優・綾瀬はるかが、遺族の手記や、生前の生徒達の日記や手紙を坦々と読み続ける。
 被爆した直後の広島や被爆者たちの映像は一切出てこない。
 亡くなった生徒達があの日、どのように家を出て、被爆し、どのように亡くなっていったのかが、感情を抑えた綾瀬はるかの朗読で読み上げられる。
 舞台に設置された木箱は、ときには朗読の対象になった少年の写真を映し出すスクリーンになる。 また時折その配置が変えられ、被爆地を流れる本川の流れを表現したりする。
 朗読の合間に、ジャーナリストの池上彰氏が、生き残った生徒や、亡くなった生徒の遺族への取材映像が挿入される。そしてなぜ彼らが死ななければならなかったのか、そして生き残った生徒や家族が、どんな思いで戦後を生きてきたのかを問いかける。
 映像的にはとても地味な作品だ。
 しかし、そこで朗読される少年たちの生前の姿や、被爆して親の名前を呼びながら死んでいく様子は、見るものの想像力を刺激し、直接的な映像表現以上に、強烈に胸の中に突き刺さってくる。
 戦後71年、戦争体験者、そして被爆体験者が高齢となり、その語り部がやがていなくなることが懸念されている。そんな中にあって、あの戦争を伝えていくことの大切さ、そしてその表現のひとつの方法を示してくれる作品。
 
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年08月08日

政治と報道の狭間にある闇「ニュースの真相」

テーマ:今日の映画



 今年のアカデミー作品賞を受賞した「スポットライト 世紀のスクープ」は、調査報道を通じてジャーナリズムの本質を描いた傑作だった。
 「ニュースの真相」もジャーナリズムを描いた作品だが、現代における報道の難しさと恐ろしさを描いている。
 物語は事実に基づいている。2004年、アメリカの3大ネットワークのひとつCBSの看板番組、「60ミニッツII」は、2期目の大統領を目指して選挙活動を行っていたジョージ・W・ブッシュ候補が、ベトナム戦争中、大物政治家だった父親の力を使って兵役を怠ったという疑惑の決定的証拠を入手し報道。全米に一大センセーションを引き起こした。
 しかし番組のスタッフたちがそんな大スクープの余韻にひたるのも束の間、あるブロガーの指摘により証拠となった文書の偽造疑惑が持ち上がる。その文書は現代のPCソフト“ワード”で作られたものであり、ベトナム戦争当時には存在しなかったフォントが使用されているというのだ。
 一転して非難の集中砲火を浴びる番組スタッフたち。CBSは内部調査委員会を設置し、証拠とされた文書は偽物だと断定。番組の花形アンカーだったダン・ラザーは番組を降板し、プロデューサーを始めとする主要スタッフたちも解雇される。
 この事件については、僕も記憶がある。ダン・ラザーと言えばアメリカを代表するアンカーマンで、このようなスキャンダルで人気番組を降板することは当時の日本でも大きく報道されていた。
 「60ミニッツII」のスタッフたちの取材は杜撰だったのか?映画の中では、文書をリークした人物への取材から始まり、当時のブッシュの上官たちへのインタビューや、公式文書の掘り起こしの過程などが描かれている。元々、ジャーナリズムに対しては強い誇りと自信を持っている番組スタッフたち。彼らの取材は、証拠となった文書の偽造を見抜けなかった点をのぞけば、ほぼ完璧だった。
 この事件の恐ろしいところは、ブッシュの兵役詐称疑惑が、文書のねつ造という問題にすり替えられ、問題の本質がうやむやにされてしまったことだ。
 確かに文書はねつ造されたものだったのだろう。それを見抜けなかった番組スタッフたちの詰めの甘さは弾劾されて然るべきだ。
 しかしその文書に記されていた内容は、ベトナム戦争当時のブッシュの経歴や、彼に関わった軍関係者の行動など、当時の詳細な事実を知り得た人物にしか書けないものだった。
 だとするならば、この文書は誰が何のために作り上げ、「60ミニッツII」のスタッフの手に渡ったのか?もしかすると、人気番組の人気アンカーマンを陥れるために仕組まれたのではないか?今となっては真相は闇の中だ。
 共和党の候補者だったブッシュは、民主党の候補者だったケリーに追い上げられていたが、この事件をきっかけに、再選を果たす。
 番組に対して、何か見えない巨大な力が働いていたのではないか、という疑問が残る。

 日本でも「報道ステーション」や「ニュース23」といった番組で、人気キャスターの降板が相次いでいる。テレビ局側はキャスター側の事情だと言うが、政治的な圧力があったのではないか、ということもさかんにささやかれている。
 政治と報道との間にある深い闇の深淵に光を当てようとした力作。今の日本でこの映画が公開されたことには大きな意味があると思う。
 ダン・ラザーを演じたロバート・レッドフォードの貫禄の演技が光る。彼が番組を去る時の最後のコメントが胸を打つ。
 また番組の敏腕プロデューサーを演じたケイト・ブランシェットもすばらしい。この二人の演技を見るだけでも価値がある。
 監督は、これがデビュー作であるジェームズ・ヴァンダービルト。脚本も兼ねており、過去の脚本作品としては「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」にも参加しているとのこと。とてもあんなヘボ映画を手がけた人物の脚本とは思えない見事な出来。
 
 
 
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年08月02日

シン・ゴジラ

テーマ:今日の映画



 これは紛れもなく庵野秀明の「ゴジラ」。
 「ヱヴァンゲリヲン」を実写で撮ったら、きっとこんな感じになるんだろうなあ。
 前半は政府の会議、会議の連続で人によってはフラストレーションがたまるかも。でも実際の政府の対応ってのはこんな感じなんだろうな、というリアリティがあり、ある意味面白い。
 見せ場はやはりゴジラVS自衛隊の戦闘場面。作り手がノリノリで撮っているのが伝わってくる。
 それにしてもヘリや戦車での攻撃シーンが「ヱヴァンゲリヲン」での使徒との戦いのシーンと被ってくる。またカット割や、街の写し方もそっくり(笑)。BGMの一部も被っているし。
 無人列車を使った爆弾攻撃というのが、いかにもアニメっぽい発想で笑った。
 庵野も樋口もこれが実写で撮りたくて撮りたくてたまらなかったんだろうな。
 最後は宇宙から降ってきたロンギヌスの槍でゴジラが貫かれて終わりかと思ったが、さすがにそうはならなかった。
 話題になっていた大勢の登場人物たちを探すのも面白い。ご丁寧にその人物がどういう人なのかテロップが出てくるが、読まなくても物語の進行上まったく問題ない。
 石原さとみの演じるアメリカ特使がちょっとウザいが、かわいいから赦す。
 クライマックスはオリジナルに敬意を表し、伊福部昭のBGMが鳴り響き盛り上がる。
 人智や自然を超越した存在としてのゴジラ、というイメージはよく出ていたのではないかと思う。
 僕は結構好き。
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2016年07月31日

2016年上半期映画のベスト10

テーマ:今日の映画
 今年の下半期が始まってもうすぐ1ヶ月になりますが、上半期映画のベスト10をまだ書いていませんでした。
 今年の上半期は合計61本観ました。
 まずは洋画のベスト10から。

1:帰ってきたヒトラー
2:最愛の子
3:レヴェナント 蘇えりし者
4:スポットライト 世紀のスクープ
5:サウルの息子
6:ルーム
7:ディーパンの闘い
8:ストレイト・アウタ・コンプトン
9:マジカル・ガール
10:禁じられた歌声

 現代社会が抱える問題に光を当て、なおかつ日本では紹介されることの少ない国の映画を中心に選びました。
 そう言う意味では「帰ってきたヒトラー」は、エンターテインメント性と現代社会への警鐘が見事に融合した作品でした。

 続いて邦画のベスト10。

1:海よりもまだ深く
2:日本で一番悪い奴ら
3:蜃気楼の舟
4:FAKE
5:FOUJITA
6:モヒカン故郷に帰る
7:ちはやふる 上の句
8:アイ・アム・ア・ヒーロー
9:あやしい彼女
10:僕だけがいない街

 毎回、是枝監督の作品とはしっくり波長が合います。
 でも邦画はかなり見逃しが多いなあ。「葛城事件」も「二重生活」も観ていません。「64」もまだ観てないんだよなあ。

 さて、下半期はどうなるか?
 実はすでに今年のベスト10入りは確実となりそうな作品が出ています。
 ひとつは「すれ違いのダイアリーズ」。もうひとつは「シング・ストリート 未来へのうた」。どちらも必見です。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年07月24日

「音楽」とは「勇気」だ!〜「シング・ストリート 未来へのうた」

テーマ:今日の映画



 渋谷の再開発にともない間も無く閉館となる、PARCOパート3にあるシネクイントで上映中の「シング・ストリート 未来へのうた」を観てきた。
 昨年の傑作「はじまりのうた」に続き、ジョン・カーニーがまたまた素敵な音楽映画を見せてくれた。
 1980年代半ばのダブリンを舞台に、バンド活動に目覚め、音楽の力で自らの運命を切り開いて行こうとする少年少女たちの物語。
 映画の中で使われているねが、1980年代半ばのヒットチューンの数々。デュランデュラン、ザ・ジャム、ザ・キュアー、ホール&オーツ、ジョー・ジャクソン、ジェネシス、etc。
 当時僕自身が高校生で、ちょうど洋楽にハマった時期。出てくる曲がまさにツボだった。
 また少年たちがこれらのアーティストに感化され作る曲やファッションがいい!
 最初はすごくダサいんだが、徐々にキマッてきて、彼らの自信の表れとなっていく過程がいい。
 当時はミュージックビデオが出てきた頃でもあり、彼らが自ら作るビデオがなんとも微笑ましい。
 こうした音楽シーンの素晴らしさの一方で、当時のアイルランドが抱えていた失業問題や、それに 伴う家族の分裂などの社会問題が、物語に深みを与えている。
 主演の少年たちは、ほとんどがこれがデビュー作だそうだが、みんなキャラが立っていて、印象に残る。
 間違いなく、今年のベスト10の1本!
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年07月24日

高橋一生と吉高由里子のパワフルなトークが圧巻!「レディエント・バーミン」

テーマ:ステージに酔う
『レディエント・バーミン』
【作】 フィリップ・リドリー
【翻訳】 小宮山智津子
【演出】 白井晃
【出演】 高橋一生/吉高由里子/キムラ緑子



 観終わった直後の感想は、ロッド・サーリングの「トワイライト・ゾーン」のエピソードを観たような感じ。
 若い夫婦がある日、無料で「夢の家を差し上げます」という申し出を受ける。家をもらいうける条件は、その家をリフォームして素敵に仕上げていくこと。それが周りの家にも刺激を与え、輝かせ、 ひいては地域を豊かにしていくからだという。
 若い夫婦は、「ある方法」で自分たちの家をどんどんと素敵に輝かせていく。その「ある方法」とは・・・?
 これは人間の欲望についての物語。ブラックコメディだ。
 主演の高橋一生と吉高由里子が、終止パワフルにしゃべり続け、圧巻。彼らのパフォーマンスは舞台の上だけに限らず、時には観客席の中にまで入り込み、舞台と観客の一体感を盛り上げる。
 また二人に比べると出番こそ少ないが、キムラ緑子がベテランの貫禄を見せ、狂言回しとして印象に残る演技を見せる。
 クライマックスの近所の住民を集めてのパーティーシーン、高橋と吉高のふたりだけで、パーティーに集まった人々を演じ分けるのは見応えがあった。
 そしてここまで散々笑わせておいて、最後に観客に向けて突きつける人間の残酷な本性の選択。
 実はものすごく怖い話。
 当日券を求めて長い列ができるのも納得。
 おススメです。
 ちなみに僕の隣で、演出の白井晃さんが観ていました。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年07月18日

初夏の伊勢志摩旅行 その3

テーマ:旅の空から
 3日目は、見事な朝焼けで始まりました。

image


 ホテルをチェックアウトした後、近所にある志摩地中海村に向いました。
 スペインの地中海の街並をイメージした作りになっており、夏の青空の下、白い壁の建物が映えていました。

image


image


 敷地内は石畳になっており、段差はありません。しかしかなり粗い石畳なので、車椅子では前輪が引っかかることが多く、やや移動が困難です。キャスター(前輪)上げができないときついです。
 トイレはバリアフリー対応のものがありました。
 でも敷地内の岬の突端にある展望台からの眺めは良いので、がんばって行く価値はあると思います。

 地中海村の次に向ったのは、前日に志摩自然学校で教えてもらった横山展望台。ここからは英虞湾の全景が見渡せるとのこと。
 麓のビジターセンターに車を停めて登っていくのが通常ルートですが、そこから展望台の登り口までは約550メートルの急な登り坂とのこと。舗装されているので車椅子でも登れないことはないですが、かなりの体力と根性が必要です。
 そこで展望台の登り口までは僕のような身体障害者の人優先で、登り口のところにある駐車場まで車で行けるとのこと。今回は時間もなかったので、車で登っていくことにしました。
 展望台までは、つづら折りの木製のスロープが設置されており、車椅子でも登っていくことができます。傾斜はそこそこなのでほど良い運動になります。

image


 登り口の駐車場にはバリアフリーのトイレも設置されています。

image


 展望台まではスロープ経由で約10分。
 展望台の上からの眺めは圧巻です。森の中に海がある、いや海の中に森が浮かんでいると言うべきでしょうか。南の島のマングローブの森ともまた違う、なんとも不思議な風景に感動です。

image


image


 展望台にはボランティアのガイドさんがいて、こちらの質問にいろいろと答えてくれます。
 昨日、カヤックツーリング中に見た湾曲した地層のことを尋ねたところ、長年をかけて海底の隆起を繰り返したために、英虞湾のような地形ができ、その過程でねじれた地層ができたのだろう、ということでした。
 こんな地形を作り出す地球の力は、やはり感嘆に値します。

 横山展望台からの風景に感動した後、今回の旅行の最後にここで自給自足生活をしている友人のところを訪ねました。昨年の11月に初めて訪れ、今回で3回目の訪問です。
 ちょうど農作業が真っ盛りの時期で、畑や山は緑であふれていました。

image


image


image


 毎日草取りで大変だと言っていましたが、とても充実している感じにあふれていました。
 ここに来ると、毎回暮らしの基本ということを考えさせられます。
 次は秋頃に来たいなあ、と早くも次回の伊勢志摩旅行のことを考えています。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016年07月18日

初夏の伊勢志摩旅行 その2

テーマ:旅の空から
 伊勢志摩旅行2日目は、英虞湾でのシーカヤックツーリングを予定していましたが、天気予報通り未明から大雨。
 ツアーを申し込んであった志摩自然学校には、一旦キャンセルの連絡を前日に入れたのですが、せっかくここまで来て英虞湾をツーリングできないのはもったいない。
 それにこれでもパドリング暦20年以上なので、波風さえなければ多少の雨は平気、ということで、ぎりぎりまで天候の状況を待って判断してもらうことにしました。
 気象レーダーによると午後から回復に向うとのこと。当初午前中の予定だったツアーを午後に繰り下げてもらい、午後1時頃に現地に向いました。
 志摩自然学校はこの地域の自然を活用した海と山のアクティビティを行なっています。うれしいのは僕のような車椅子利用者にも対応してくれること。自然学校に併設する駐車場には車椅子対応のトイレもあります。
 幸い午後2時頃には雨が上がり、ツーリングができることになりました。自然学校から来るまで数分のところにある出艇場所となる海岸があります。
 海岸は砂浜なので、ビーチ用の車椅子に乗り換えて移動します。

image


image


 今回使用した船はパーセプションのアーケイディア。ポリエチレン製の安定感のある2人乗り艇です。後ろに僕が、前に嫁さんが乗りました。
 僕たちの他にもうひと組親子連れのお客さんが参加していました。
 今回のガイドは2名。最初にカヤックの乗り込み方や基本的な漕ぎ方の講習がありました。僕たちもおとなしく初心者のふりをして聞いていました。
 講習が終わりいよいよ海に出ます。
 雨上がりの海は波も風もなく、薄曇りのため暑くも寒くもなく、ツーリングには最適なコンディション。

image


image


 20分ほど漕いだところにある無人島に上陸して、少し休憩と散策をする予定だったのですが、僕たちが予想以上に漕げると分かったようで、親子連れだけ無人島散策にし、僕たちはもうひとりのガイドさんと一緒にさらに漕ぎ続けることにしました。
 休日の雨上がりということで、漁船も出ておらず、海上は僕たちの独占状態でした。
 英虞湾の地形はリアス式で入り組んでおり、位置関係を把握するのが大変です。島と島の間を抜けながら漕いでいきます。

image


 英虞湾の地形はとても面白く、ところどころでこのような湾曲した地層に出くわします。長い年月をかけて、この地にどんな力が働いてきたのか不思議です。
 海水の澄んだところでは箱メガネを使って海中をのぞくことができます。海底にはアマモが生い茂っていました。アマモが繁殖しているということは、きれいで豊かな海の証拠です。

image


 今回は1時間半のツアーでしたが、僕たちは通常のツアー距離の倍くらい漕いだそうです(笑)。
 次回は3時間コースに参加してみたいと思います。いや、3時間でも足りないくらい、この海は面白いところです。
 次回は自艇持ち込みでツーリングしようかな?
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。