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2016年07月24日

「音楽」とは「勇気」だ!〜「シング・ストリート 未来へのうた」

テーマ:今日の映画



 渋谷の再開発にともない間も無く閉館となる、PARCOパート3にあるシネクイントで上映中の「シング・ストリート 未来へのうた」を観てきた。
 昨年の傑作「はじまりのうた」に続き、ジョン・カーニーがまたまた素敵な音楽映画を見せてくれた。
 1980年代半ばのダブリンを舞台に、バンド活動に目覚め、音楽の力で自らの運命を切り開いて行こうとする少年少女たちの物語。
 映画の中で使われているねが、1980年代半ばのヒットチューンの数々。デュランデュラン、ザ・ジャム、ザ・キュアー、ホール&オーツ、ジョー・ジャクソン、ジェネシス、etc。
 当時僕自身が高校生で、ちょうど洋楽にハマった時期。出てくる曲がまさにツボだった。
 また少年たちがこれらのアーティストに感化され作る曲やファッションがいい!
 最初はすごくダサいんだが、徐々にキマッてきて、彼らの自信の表れとなっていく過程がいい。
 当時はミュージックビデオが出てきた頃でもあり、彼らが自ら作るビデオがなんとも微笑ましい。
 こうした音楽シーンの素晴らしさの一方で、当時のアイルランドが抱えていた失業問題や、それに 伴う家族の分裂などの社会問題が、物語に深みを与えている。
 主演の少年たちは、ほとんどがこれがデビュー作だそうだが、みんなキャラが立っていて、印象に残る。
 間違いなく、今年のベスト10の1本!
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2016年07月24日

高橋一生と吉高由里子のパワフルなトークが圧巻!「レディエント・バーミン」

テーマ:ステージに酔う
『レディエント・バーミン』
【作】 フィリップ・リドリー
【翻訳】 小宮山智津子
【演出】 白井晃
【出演】 高橋一生/吉高由里子/キムラ緑子



 観終わった直後の感想は、ロッド・サーリングの「トワイライト・ゾーン」のエピソードを観たような感じ。
 若い夫婦がある日、無料で「夢の家を差し上げます」という申し出を受ける。家をもらいうける条件は、その家をリフォームして素敵に仕上げていくこと。それが周りの家にも刺激を与え、輝かせ、 ひいては地域を豊かにしていくからだという。
 若い夫婦は、「ある方法」で自分たちの家をどんどんと素敵に輝かせていく。その「ある方法」とは・・・?
 これは人間の欲望についての物語。ブラックコメディだ。
 主演の高橋一生と吉高由里子が、終止パワフルにしゃべり続け、圧巻。彼らのパフォーマンスは舞台の上だけに限らず、時には観客席の中にまで入り込み、舞台と観客の一体感を盛り上げる。
 また二人に比べると出番こそ少ないが、キムラ緑子がベテランの貫禄を見せ、狂言回しとして印象に残る演技を見せる。
 クライマックスの近所の住民を集めてのパーティーシーン、高橋と吉高のふたりだけで、パーティーに集まった人々を演じ分けるのは見応えがあった。
 そしてここまで散々笑わせておいて、最後に観客に向けて突きつける人間の残酷な本性の選択。
 実はものすごく怖い話。
 当日券を求めて長い列ができるのも納得。
 おススメです。
 ちなみに僕の隣で、演出の白井晃さんが観ていました。
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2016年07月18日

初夏の伊勢志摩旅行 その3

テーマ:旅の空から
 3日目は、見事な朝焼けで始まりました。

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 ホテルをチェックアウトした後、近所にある志摩地中海村に向いました。
 スペインの地中海の街並をイメージした作りになっており、夏の青空の下、白い壁の建物が映えていました。

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 敷地内は石畳になっており、段差はありません。しかしかなり粗い石畳なので、車椅子では前輪が引っかかることが多く、やや移動が困難です。キャスター(前輪)上げができないときついです。
 トイレはバリアフリー対応のものがありました。
 でも敷地内の岬の突端にある展望台からの眺めは良いので、がんばって行く価値はあると思います。

 地中海村の次に向ったのは、前日に志摩自然学校で教えてもらった横山展望台。ここからは英虞湾の全景が見渡せるとのこと。
 麓のビジターセンターに車を停めて登っていくのが通常ルートですが、そこから展望台の登り口までは約550メートルの急な登り坂とのこと。舗装されているので車椅子でも登れないことはないですが、かなりの体力と根性が必要です。
 そこで展望台の登り口までは僕のような身体障害者の人優先で、登り口のところにある駐車場まで車で行けるとのこと。今回は時間もなかったので、車で登っていくことにしました。
 展望台までは、つづら折りの木製のスロープが設置されており、車椅子でも登っていくことができます。傾斜はそこそこなのでほど良い運動になります。

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 登り口の駐車場にはバリアフリーのトイレも設置されています。

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 展望台まではスロープ経由で約10分。
 展望台の上からの眺めは圧巻です。森の中に海がある、いや海の中に森が浮かんでいると言うべきでしょうか。南の島のマングローブの森ともまた違う、なんとも不思議な風景に感動です。

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 展望台にはボランティアのガイドさんがいて、こちらの質問にいろいろと答えてくれます。
 昨日、カヤックツーリング中に見た湾曲した地層のことを尋ねたところ、長年をかけて海底の隆起を繰り返したために、英虞湾のような地形ができ、その過程でねじれた地層ができたのだろう、ということでした。
 こんな地形を作り出す地球の力は、やはり感嘆に値します。

 横山展望台からの風景に感動した後、今回の旅行の最後にここで自給自足生活をしている友人のところを訪ねました。昨年の11月に初めて訪れ、今回で3回目の訪問です。
 ちょうど農作業が真っ盛りの時期で、畑や山は緑であふれていました。

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 毎日草取りで大変だと言っていましたが、とても充実している感じにあふれていました。
 ここに来ると、毎回暮らしの基本ということを考えさせられます。
 次は秋頃に来たいなあ、と早くも次回の伊勢志摩旅行のことを考えています。
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2016年07月18日

初夏の伊勢志摩旅行 その2

テーマ:旅の空から
 伊勢志摩旅行2日目は、英虞湾でのシーカヤックツーリングを予定していましたが、天気予報通り未明から大雨。
 ツアーを申し込んであった志摩自然学校には、一旦キャンセルの連絡を前日に入れたのですが、せっかくここまで来て英虞湾をツーリングできないのはもったいない。
 それにこれでもパドリング暦20年以上なので、波風さえなければ多少の雨は平気、ということで、ぎりぎりまで天候の状況を待って判断してもらうことにしました。
 気象レーダーによると午後から回復に向うとのこと。当初午前中の予定だったツアーを午後に繰り下げてもらい、午後1時頃に現地に向いました。
 志摩自然学校はこの地域の自然を活用した海と山のアクティビティを行なっています。うれしいのは僕のような車椅子利用者にも対応してくれること。自然学校に併設する駐車場には車椅子対応のトイレもあります。
 幸い午後2時頃には雨が上がり、ツーリングができることになりました。自然学校から来るまで数分のところにある出艇場所となる海岸があります。
 海岸は砂浜なので、ビーチ用の車椅子に乗り換えて移動します。

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 今回使用した船はパーセプションのアーケイディア。ポリエチレン製の安定感のある2人乗り艇です。後ろに僕が、前に嫁さんが乗りました。
 僕たちの他にもうひと組親子連れのお客さんが参加していました。
 今回のガイドは2名。最初にカヤックの乗り込み方や基本的な漕ぎ方の講習がありました。僕たちもおとなしく初心者のふりをして聞いていました。
 講習が終わりいよいよ海に出ます。
 雨上がりの海は波も風もなく、薄曇りのため暑くも寒くもなく、ツーリングには最適なコンディション。

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 20分ほど漕いだところにある無人島に上陸して、少し休憩と散策をする予定だったのですが、僕たちが予想以上に漕げると分かったようで、親子連れだけ無人島散策にし、僕たちはもうひとりのガイドさんと一緒にさらに漕ぎ続けることにしました。
 休日の雨上がりということで、漁船も出ておらず、海上は僕たちの独占状態でした。
 英虞湾の地形はリアス式で入り組んでおり、位置関係を把握するのが大変です。島と島の間を抜けながら漕いでいきます。

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 英虞湾の地形はとても面白く、ところどころでこのような湾曲した地層に出くわします。長い年月をかけて、この地にどんな力が働いてきたのか不思議です。
 海水の澄んだところでは箱メガネを使って海中をのぞくことができます。海底にはアマモが生い茂っていました。アマモが繁殖しているということは、きれいで豊かな海の証拠です。

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 今回は1時間半のツアーでしたが、僕たちは通常のツアー距離の倍くらい漕いだそうです(笑)。
 次回は3時間コースに参加してみたいと思います。いや、3時間でも足りないくらい、この海は面白いところです。
 次回は自艇持ち込みでツーリングしようかな?
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2016年07月12日

初夏の伊勢志摩旅行 その1

テーマ:旅の空から
 先週の金曜日に夏休みを取り、日曜まで2泊3日で伊勢志摩へ旅行に行ってきました。
 昨年の11月に伊勢を訪れ、今年は4月につづいての訪問。僕の中で伊勢はちょっとしたブームです。
 初日は伊勢神宮の内宮へ参拝に行きました。内宮を参拝するのは10年ぶりで2回目。
 宇治橋を渡り、境内へと入ります。
 
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 境内は砂利道なので、車椅子だと小さな前輪が砂利に取られ進みづらいのが難点。そこで前輪を持ち上げたウィリー状態で進んでいきます。
 五十鈴川でお清めをしました。ここは川べりまでは階段になっていますが、比較的段差が小さいので、介助者がいれば安全に下りていけます。
 僕も嫁さんに手伝ってもらい、川べりまで下りました。

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 巨木の立ち並ぶ参道を抜けて天照大神を祀る正殿に到着。
 前回は事故に遭う前だったので、自力で階段を登れましたが、今回は車椅子だったのでそういうわけにはいきません。
 階段ひとつひとつの奥行きが車椅子の長さくらいあったので、「これなら私でも持ち上げられる」と一緒に行った嫁さんが言います。
 僕が前輪を持ち上げて前の段に乗せ、嫁さんが後ろから車椅子を持ち上げて、全体を段に乗せます。
 これを一段一段繰り返して登っていく作戦です。

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 早速開始すると、「手伝いますよ!」とひとりの若者が手を貸してくれました。
 さらに登っていくと、最後の数段は奥行きが狭く、この方式では登れません。
 すると外国人観光客の男性二人が「お手伝いしましょう!」と流暢な日本語で声を掛けてくれました。
 こうして嫁さんを含めて4人がかりで車椅子ごと僕を持ち上げて、無事に最上段まで登ることができ、参拝することができました。
 国境を越えた見事な協力に感謝感激でした。
 写真撮影が禁止のエリアだったので、残念ながらその様子は画像がありません。
 バリアフリー的に見れば、車椅子参拝客用に石段の脇にリフトを付けるか、つづら折りのスロープを設置すれば良いのかもしれません。
 しかし、あの厳かな空間にそういう設備を作るのは無粋な感じがします。
 今回、僕が体験したような対応を周りの人がさりげなくしてくれるのが、あの場の雰囲気にもっともふさわしいバリアフリーだと思いました。

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2016年07月05日

旬の二人の俳優が魅せる会話劇「セトウツミ」

テーマ:今日の映画



 今もっとも旬な若手俳優、池松壮亮と菅田将暉の二人が、都会の川端でひたすらしゃべり続けるだけの映画。でも二人のキャラクターが実によくはまっていて、ほんとにおかしい。
 原作は同名のマンガで、マンガのキャラクターや台詞がかなり忠実に再現されている。
 しかし、映画には映画ならではのオリジナリティがちゃんとある。
 その大半は池松壮亮と菅田将暉の二人の演技力によるものだ。
 インテリ風ですこしクールな池松演じるウツミと、少しおバカで無駄な菅田演じるセト。二人の会話がテンポといい、間といい、漫才を聞いているみたいに面白い。
 会話のセンスも、原作マンガによるものだが、言葉の選び方が絶妙で、ツボにはまることが何回も。映画を観ながら声を殺してゲハゲハ笑っていました。
 映画の全編がほとんど同じシチュエーションなのに、これだけ面白いのは、二人の俳優の実力、そして監督の力量によるもの。
 小品ながらも侮れない佳作。
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2016年07月04日

ランス・アームストロングの嘘と真実「疑惑のチャンピオン」

テーマ:今日の映画



 ツール・ド・フランスで7連覇の偉業を成し遂げながらも、その裏ではドーピングを行なっていたことが発覚し、すべてを失ったランス・アームストロングの物語。
 自分にとっては、ただただ悲しい映画だった。
 7年前、事故に遭い入院中に、友人が差し入れてくれたのが、アームストロングの書いた「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」だった。
 そこには精巣癌で生存率30%を宣告されながらも、不屈の闘志で癌を克服し、再び自転車競技に復帰し、ツール・ド・フランスで7連覇を成し遂げるまでが書かれている。
 映画でも同じ流れが描かれている。
 しかしその7連覇は、チームぐるみのドーピングによるものだった。
 2012年に全米アンチドーピング機関(USADA)はアームストロングの記録の抹消と競技の世界からの「永久追放」を宣告。自身も2013年にテレビ番組の中でドーピングの事実を認めた。
 これをニュース報道で知った時は、本当に驚き、そして悲しかった。
 僕が事故で脊髄を損傷し、医者からは一生車椅子生活と宣告され、絶望的な状況に陥っていたとき、前に進む力をくれたのが家族と友人たちの励まし、そして「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」だった。
 この本に出会えなければ、約4ヶ月に及んだリハビリに前向きに取り組めなかっただろう。
 ランスは僕にとってヒーローだった。
 僕がこの本を読んで勇気をもらったことを知った別の友人は、ランスが設立した癌撲滅のための財団が支援金を集めるために作った“LIVE STROG”と刻まれた黄色いリストバンドを贈ってくれた。リハビリ中、そして退院後もしばらくの間、そのリストバンドは僕の大切なお守りだった。
 そんなことがあり、この映画を最後まで複雑な気持ちで観ていた。
 ランスの勝利への飽くなき欲望が、ドーピングという道を選んだのは間違いない。そのことを擁護しようとも思わない。彼の行なったことは、スポーツマンとして間違っていた。
 では、彼は悪人だったのか?
 僕はそうは思わない。
 映画の中でこんなシーンがある。
 ランスが「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」を出版し、サイン会を行なっているシーン。ひとりの女性が本を差し出しながら、こんなことを言う。

 「あなたは生きる望みを失っていた私に、前に進む勇気をくれました」

 彼女がどんな悩みを抱えていたのかは分からないが、彼女の台詞はそのまま、入院当時の僕の心情にぴたりと当てはまった。
 
 ランスが糾弾され、自転車競技の世界から追放されたのは仕方のないことだ。
 しかし、彼が僕も含め多くの人々に生きる勇気を与えてくれたこと、それも紛れもない事実だ。
 彼が癌と闘ったこと、そしてその結果癌と闘う人々を支援し続けたことに、偽りはなかったと思っている。
 
 
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2016年06月28日

アマゾン川とルーズベルトの魅力満載!「大統領の冒険」

テーマ:今日の1冊

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 久々の探検記の傑作。
 アメリカ第26代大統領のセオドア・ルーズベルトが、大統領引退後に挑んだ、20世紀初頭のアマゾン川の探検記。
 当時の冒険のあり方が見てとれ面白い。
 大統領ではなく、探検家としてのルーズベルトの姿が新鮮。しかし大統領であれ、探検家であれ、困難な状況にあって発揮されるリーダーシップという点では同じ。セオドア・ルーズベルトが時代を超えて愛されているのがよく分かる。
 しかし何と言っても当時のアマゾン川流域の様子が、衝撃的かつ活き活きと描かれているところが興味深い。
 先の見えない未知の川を前にして、検討外れの装備や乏しくなる食料。そして激流の中で次々と失われていく丸木舟のカヌー。
 こんなに過酷な状況ではないけれど、僕自身もカヌーで川下りをしてきた経験があるので、彼らの苦しみや絶望感は理解できる。
 それでもなお、アマゾンの生態系の持つ魅力が行間から溢れ出ている。もっとも本で読む立場だからかもしれないけれど(笑)
 惜しむらくは校正が不十分で、誤字・脱字が目立ち、語句の統一がしっかり成されていないところ。
 出版元のA&Fはアウトドアグッズの輸入販売で有名な会社。ロッジのダッチオーブンや、フォールディングカヌーのフェザークラフトなど、通好みの良い品を扱っている。
 こういう素晴らしい本を翻訳出版してくれたことには大感謝だが、それだけに些末なミスがもったいない。
 それから今時珍しい函入りの装丁。個人的には好みなのだが、その分定価が上がってしまっている。函なしでもよいからその分安くして、もう少し買いやすくしても良かったかも。
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2016年06月27日

観る者が試される「FAKE」

テーマ:今日の映画



 まだ記憶に新しい作曲家・佐村河内守氏のゴーストライター騒動。
 謝罪会見以降、佐村河内氏は沈黙を守り続けてきた。
 そこへドキュメタリー映画監督の森達也氏が佐村河内氏の自宅にカメラを持ち込み、彼がいったいどういう人物なのかを映し出してゆく。
 この映画は誰かを弾劾しようとしているわけではない。佐村河内氏の側に立った視点で描いてはいるが、彼を擁護することが目的とも思えない。
 試されているのは、見ている僕たち観客だ。
 僕たちがこれまで目にしてきたゴーストライター騒動とは一体何だったのか?
 映画のラスト、ある種のカタルシスを感じさせてくれ、ひとつの結論を提示されたように思える。
 しかし本当の最後の最後で、森達也監督はとんでもないことを仕掛けてくる。
 一体何が“FAKE(偽造する・インチキ・虚報)”だったのか?
 映画を観終わった後、大きな課題を突き付けられ、放り出された気持ちになった。
 まったく侮れないドキュメンタリーだ。
 必見。
 
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2016年06月26日

参院選前の今だからこそ観るべき映画!「帰ってきたヒトラー」

テーマ:今日の映画



 紛れのない傑作!
 今年観るべき1本。
 シリアの内戦に端を発した難民問題、アメリカ大統領選候補トランプの人気、改憲の絡んだ7月10日の参院選、そしてつい先日決まったイギリスのEU離脱と、ヨーロッパで躍進する保守政党とナショナリズム。
 このタイミングでこの映画が公開された意味は大きい。
 現代のドイツにタイムスリップしたヒトラーを描いたブラックコメディ。
 確かに笑える。
 映画の中では、ヒトラーに扮した俳優が実際に街中に出て、人々の生の反応を映した様子が何度も挿入される。物語はフィクションだが、人々のヒトラーに対する反応はドキュメンタリーなのだ。
 嫌悪を表す人もいれば、彼と自撮りをしたがったり、ハグを求める人もいる。ドイツ最大のタブーとされるヒトラーに対する反応が、必ずしも嫌悪だけではないという事実。
 そんな様子に最初は笑っていられるのだが、やがてこの映画の裏側に潜んでいる危険な匂いが表ににじみ出す。
 ヒトラーは現代ドイツ人の抱える不満に耳を傾け、ドイツの進むべき道を指し示し、それは現代最先端のメディアを通じて拡散されていく。ヒトラーにとって、これほど国民を御しやすい時代はないのだ。
 特にラストの10分間でのヒトラーの台詞には戦慄する。ヒトラーとは何者だったのか?そのひとつの答えがそこにある。
 そして真実に気づいた者がたどる皮肉な結末。

 大衆の支持を集める者が本当に正しいのか?
 ヒトラーを求めたのは大衆ではなかったのか?
 耳障りの良いことを繰り返す者には気をつけろ。
 目の前の幸福だけを求めて思考停止するな。

 参院選を間近に控えた今だからこそ、絶対に見ておくべき映画。
 
 
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