先日、アメリカのハーバード大学でいけばなのプレゼンテーションをする機会があり、初めてボストンを訪れました。建築や都市計画を専攻する学生を対象に、いけばなや自分のデザイン哲学を披露したわけですが、瓶花の留めの技術を、建築の三大要素の一つである構造設計に例えて説明したり、間の美しさを知ってもらうために、手直し前後のスライドを使ってクイズをしたり。世界中から集まった、まったく文化のバックグラウンドの異なる学生たちに、どうやっていけばなに親しんでもらうか、工夫と苦心の連続でした。


今回、ボストンを訪れるにあたって、どうしても行きたかった場所がありました。
それはボストン美術館。
日本国外では最大にして最も優れているといわれる、ボストン美術館の日本美術コレクションを見られるまたとない機会であり、しかも昨年日本に里帰りしながらも見られなかった葛飾北斎展も開催中とのこと。
このチャンスを逃す手はない!と、仕事もそこそこに(笑)行ってきました。





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