2009-11-20 07:03:16
白バイ グラフィティ②
テーマ:ブログ雑誌記者だった20年ほど前、モノクロの誌面が10ページ余ったので、何かやれと言われて「白バイならモノクロ写真でOKだな…」と考えた。
幸い会社にもたくさんの白バイ写真があって、誌面構成には事欠かなかったのだが、どうせやるならと警視庁に電話をして、当時最新式で交通機動隊に1台しかなかったホンダのGL1500の撮影と白バイチャンプの話を聞かせてくれと、ダメもとの取材を申し込んでみた。
予想に反して、取材許可が降りたので、中央区新富町にある首都高沿いの交通機動隊の本部にカメラマンを連れて訪れた。GL1500で行ったり来たりしてもらい撮影は無事終了。その後は白バイチャンプを交えた何人かのエリート白バイ隊員から話を聞けた。
白バイチャンプは優勝のご褒美で英国での白バイ乗りの大会に参加した話をしてくれた。日本代表として乗り込んで行くときの武勇伝が面白くて話に引き込まれた。また、バイク仲間である一般のライダーに切符を切るときの心理的葛藤についても話が及んで興味深かった。
ここでもバイク乗り同士としての話は盛り上がった。けっこう打ち解けて、白バイのスペックにも話が及んだが、いろいろ教えてくれて、ホンダの警視庁向けの白バイカタログまでこっそり貸してくれた(これが後で問題となった)。
本が発行されたときに、お礼に白バイ隊員たちに献本した。それから2、3日して1人の隊員からこっそり電話がかかってきた。警視庁向けのホンダのカタログを誌面に載せたことが問題になっているらしい。僕は「しらを切って大丈夫、こちらは別ルートで入手したことにしますから」と伝えた。
後日、警視庁から電話がかかってきて、カタログの入手経路を問い合わせてきたが、とあるマニア筋からで、取材時に借りたものではいないと頑張り通したのは言うまでもない。白バイ隊員たちの処遇に悪い影響が出ていないかな…と心配したものだ。あの白バイ隊員たちは偉くなったろうか…。
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