英字新聞Web翻訳家 坂田裕基のEnglish News ブログ

NewYorkTimes、JapanTimes、WashingtonPostなどの英字新聞の記事から、その日の主要なトピックを抜粋して、記事タイトル・本文最初の1パラグラフを日本語に翻訳し、記事内容の詳しい解説も付けて、ニュース形式で分かり易くご紹介していきます。


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■今日のニュース

Foreign minister to handle parental abductions


Japan will assign the task of handling parental abductions and cross-border child custody disputes arising from international marriages to the foreign minister.




■重要語句・イディオム解説

minister 大臣

foreign minister 外務大臣、外相

handle ~を扱う、処理する、対処する、解決する

parental 親(として)の、親にふさわしい

abduction 誘拐、拉致

assign ~を割り当てる、任命する、指定する、帰する

cross-border 国境を越えた、海外との、越境の

custody 親権、保護、監督、後見

dispute ~を議論する、論争する、議論、口論、紛争

arise from ~ ~から生ずる、~に起因する

international marriage 国際結婚




■対訳

「外務大臣、親の連れ去り問題処理」


日本は、国際結婚に起因する親の連れ去りや国境を越えた子供の親権争いの処理業務を外務大臣に割り当てることにした。




■訳出のポイント

タイトル・本文に「abduction」(=「誘拐」「拉致」)という難解な単語が出てきますが、この動詞型は「abduct」(=「誘拐する」「拉致する」)で、


その他の派生語としては、「abductor」(=「誘拐犯」「拉致犯人」「人さらい」)や「abductee」(=「誘拐された人」「拉致被害者」)などがあります。


なお、「誘拐(する)」「さらう」という意味の単語としては「kidnap」という語もあり、身代金目当ての誘拐の場合にはこちらが使われますので覚えておくと良いでしょう。


本文の構造が少しややこしいですが、「assign」の用法をおさえておけば理解しやすいと思います。


assign A B」または「assign B to A」で「ABを割り当てる」という意味になり、今回の場合は後者の形が使われていて、「the task marriages」がBにあたり、「the foreign minister」がAにあたります。




■記事の詳細

外務省は19日、国際結婚の破綻に伴う子の親権争いの解決ルールを定めたハーグ条約の加盟に向け、条約に関する行政事務を統括する「中央当局」として、同省の役割や外相の権限に関する論点整理をまとめました。


それによると、日本人の親が子を日本に連れ帰り、外国人の親が子の返還を請求した場合、日本人の親と子の所在を把握できる権限を外相に与えることにしたということです。


政府は外務省の論点整理と、法相の諮問機関の法制審議会が2月に行う答申を基に、条約加盟に関する国内法案を作成し、通常国会に提出する予定です。




■編集後記

ハーグ条約は、国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得ずに子どもを国外に連れ出すことを認めず、承認を得ずに出国した場合は、子どもがこれまでいた国に戻す手続きを定めたもので、政府は、去年5月、条約に加盟する方針を決めました。


今回の協議でまとめられた指針によると、他国から子どもを戻すよう申請があった場合、外務大臣が、子どもの所在を把握するため、地方自治体などに対し必要な情報を提供するよう求めることができるとし、関係機関は遅滞なく情報を提供しなければならないとしています。


さらに、子どもの所在を把握できない場合には、外務大臣が警察に調査を求めることができるなどとしています。




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