先日、ある席で日本間に通されましたが、その瞬間「うわっヤベェ!!」と思わず口走った私を、怪訝そうに見つめた知人が

「どうしたの?」

「いや オレ正座がダメなもんで・・・」

「いいんだよ 別に胡坐でも」

「・・・いや参ったな 実は胡坐はもっと苦手で」

子供の頃から、今さらですが正座も胡坐もダメ!!

ウチ 掘りごたつだったんで、座る生活、皆無・・・

(西洋生活が長かったわけではありません・・・)

まあ 突き詰めれば、それが原因でそういうはめに(泣)

だから、法事で足が砕けそうになったこともあったし(正座は10分が限界)

足腰の柔軟性がなく、胡坐をかこうとしても まず足が開かない(泣)

それに身体が真っ直ぐにならず、むしろそっくり返る始末(泣・泣)

何を言ってるんだか?と、普通に胡坐をかける方はお思いでしょうが、ホントなんです。

子供の頃は、仕方がないから何座りって言うんでしたっけ?

足を斜めに放り出すあれですよ。(おねえ坐り??)

まさか大人になってからみっともないし、ある時期 一念発起してずいぶん座る練習しましたね。いや、ホント、真剣に。

テレビ観ながら、ひたすら時の過ぎゆくままに、正座から胡坐を来る日も来る日もただただ繰り返し。

おかげで少しはましになったのですが、ところが直ぐに、努力は水泡に・・・。

その後に就いた仕事が、車に1日平均5、6時間待機、というもの。

気がついたら以前より悪化。その時は接骨医のお世話になりなんとか改善。

(骨盤がズレてる・・・と確か言われました)

そしてそれから時は流れ、殆ど胡坐をかくという機会がなく・・・

歌の宅配便で一度、和室でお待ちくださいということがありましたが、

畳の間で席に着くこともなく、ずっと柱に背を持たれていましたね(笑)

そんな人生ですが、いよいよ冒頭の事件(?)です。 

なんとか座布団と根性(?)で、その場をしのぎました。

まあオレがもし役者だったら、間違っても時代劇には出られないし

「お主 これは異なことをされておる!!」と監督から皮肉か?

もし相撲取りだったら、土俵の下で足抱え込んでる?

もし落語家だったら、10分以内の演目に限らせていただきます!

もしヨガの修行に行ったら「おまえ 何ふざけてるの?」とつまみ出されるか?

別に身体不自由オッサンでもないので、生きてゆくことは出来ますが、今さら

どうしようもない?

このまま生き続けることといたします。