ひろのひとりごと

日本は財政危機ではありません。
日本にはびこっている財政破綻論に異議を唱えます。
「日本経済が頂点に立つこれだけの理由」にて作家としてデビュー致しました。
※当ブログのグラフは自由に使って頂いて構いません。


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最近毎日新聞の暴走っぷりが目につきます。
本当に日本の報道機関なのか?

水説:日本発の通貨戦争?=潮田道夫
毎日新聞 2013年01月30日 東京朝刊 <sui-setsu>

http://mainichi.jp/opinion/news/20130130ddm008070115000c.html
 通貨戦争ということばが飛び交っている。それも日本が火ぶたを切ったと非難されている。確かにアベノミクス効果で円安が急速に進んだ。
 米セントルイス連銀のブラード総裁は円安の進行について「いわゆる近隣窮乏化政策だ」と述べた。どこかの国が故意に自国通貨を安くすれば他の国は通貨高になり、その結果、輸出減少・失業増加に至る。日本はその政策に踏み出したというのである。
 米国自動車産業界も同様に「自民党は貿易相手国を犠牲にし円安を通じ貿易をゆがめようとしている」と非難する声明を発表した。
 ドイツのワイトマン中央銀行総裁も、日銀は安倍晋三首相の圧力に屈し独立性を失う危機にあり、「為替レートの政治化(通貨切り下げ競争)が起きる恐れが出てきた」と警告した。メルケル独首相もダボス会議で「今の日本を見ていて全く懸念を感じないとは言えない」と述べた。
 韓国のマスコミは「円安空襲だ」などと大騒ぎ。韓国ウォンは昨年、日本円に対し約20%も上昇したそうだ。韓国当局者は電機や自動車の競争力が失われると懸念しており、市場介入を示唆している。
 中国もまた、国営新華社通信が「このような近隣窮乏化政策を続ければ他国も追随せざるをえなくなり、世界的な通貨戦争が起きる」と日本批判の論評を流した。
 事実は通貨戦争の火付け役は日本ではない。リーマン・ショックや欧州通貨危機などの金融動乱をうけ、各国通貨は乱高下した。そのなかで新興国を中心に自国通貨安に動く国が相次いだ。先進国のスイスすらスイスフランの防衛線を設定し、無制限の介入で通貨高を防いできた。
 こうした国々の為替操作が問題にされず、通貨戦争に遅れて参戦した日本が批判されるのは、日本が国際通貨秩序に責任をもつべき大国だからだ。日本はその責任を放棄したとみなされている。
 米国の国務省、財務省は日本の当局に対し、日米関係に「きわめてセンシティブな問題」が起きていることに注意するよう警告してきた。
 日本では外債購入による円安誘導政策を説いて回った人がいるが、ようやくその危険性に気づいて口をつぐんでしまった。米国は中国の人民元操作を批判することで、かろうじて対中経済外交のバランスを確保している。同盟国日本に汚い円安政策をされたのでは立場がなくなるのだ。
 日銀短観では日本の輸出企業の想定円レートは約79円である。もうそれを10円も上回っている。100円を要求する業界があるが、むさぼりではないか。(専門編集委員)

以前にエントリーした内容とかぶる部分が多いですが・・・

安倍政権は王道を突き進め


しかしまあ、ドイツが、韓国が中国が懸念を表明している。日本を批判しているから自重しろと、そう言いたいのでしょうか毎日新聞は。
ですが、今日本がこれからやろうとしていることは別に国際上問題のあることでも、「近隣窮乏化政策」でもありません。
極めて正当な行為です。

理由はいくつかあります。

まず、他国が「日本が通貨安戦争の火ぶたを切った」と言っていますが、日本は他国の通貨が切り下がる中ずっと円高に耐え忍んできたわけだから、今日本が少しぐらい円安になったところで他国がとやかく言う筋合いはないでしょう。

文句言ってる中国や韓国は自国通貨を対円でどれだけ切り下げていたのか・・・
※出典 世界経済のネタ帳

あからさまな為替介入を繰り返し、通貨安によって強化された輸出競争力によって販路を拡大してきた中韓に今の日本の円安を批判する資格はありません。
それにドイツだって、今まで共通通貨ユーロのお陰で南欧諸国に輸出を拡大できていたのに。
ユーロ間では実質固定相場ですから、いくら輸出を増やしても通貨高にはならないんだから。

中韓独、今まで為替の恩恵を受けていた国が今更何を言うか~~(#゚Д゚) って感じです。


そもそもなんですが、アベノミクスの目的は「円安誘導」ではありません。
財政出拡大による内需の喚起、デフレ脱却が目的ですから。

最近の円安推移は、アベノミクス推進により日本がデフレを脱却する可能性が高いと市場が判断した結果に過ぎません。
いわば「おまけ」のようなもの。

直接為替介入をしたわけでもないし、まだマネタリーベース拡大をしたわけでもないので、円安進行を批判されるいわれはありません。
今まで高すぎだった円が適正なレートに近づいただけ。

これが何か問題でも?


もし、これを批判するならば、「日本はまともな景気対策をしてはならない」と言っているに等しいことになります。
日本が自身の財政政策、金融政策により景気対策を打つ。これを批判する権利はどこの国にもありません。


あと、最後にもう一つ。
日本はこの円安によって輸出が拡大するのは間違い無いと思いますが、それで近隣国の雇用と需要を一方的に奪ってしまうのか? というとそうでもありません。
基本的に輸出の拡大すると輸入も一緒に拡大してしまいますので。

これは日本の輸出入額の推移ですが、
※出典 JETRO

輸出入額の推移が見事にリンクしているのが分かります。

特にリーマン・ショック直後が顕著ですね。
欧米の需要縮小に伴い輸出が急落しましたが、同様に輸入も減っています。


これはなぜなのか?

理由は簡単ですね。
日本が輸出を拡大するためには原材料、資源、資本財の輸入が必要だからです。

というわけなので、日本が輸出を増やせば返って近隣諸国が日本への輸出を増やすため「近隣窮乏化」には成り得ません。
特に資源国や途上国、東南アジア諸国は非常にありがたいんじゃないでしょうかね。

もっとも・・・日本と競合する輸出品が多い、中国、韓国、ドイツはどうなるのか知りませんがw


また、「アベノミクス」は内需拡大政策です。
日本の内需が拡大すれば、当然輸入が増加しますので、近隣国は儲かるはずですよ。
まあ、これによって日本の貿易収支は赤字のままなのかもしれませんが、貿易収支や経常収支は黒字でなければならないというわけではありません。

  グラフ保存

※出典 国民経済計算

これは日本対外純資産の推移ですが、日本は高度成長期には対外純資産はマイナスだったんですよね。(60、70年代くらい)
高度成長期が終わりバブル崩壊以降、対外純資産が加速的に増えている事を考えると、

内需の縮小、低成長によって輸入が縮小し、輸出のウエイト、海外投資のウエイトが増加した。その結果が今の世界一の対外純資産になっているのではなかろうかと

つまり、不況、デフレの結果ですね。 あまり誇れるものではないです。

ですから、内需拡大に伴う貿易赤字の拡大は特に気にすることはない。
貿易黒字に固執するあまり内需を疎かにしてはそれこそ国益を損なうことになると考えます。

まあ、日本の景気回復のおすそ分けをしてやればいいんじゃないでしょうか。
中韓は知らないけど。

また、一応この毎日の記事では

>事実は通貨戦争の火付け役は日本ではない。
とは言っていますが、

>通貨戦争に遅れて参戦した日本が批判されるのは、日本が国際通貨秩序に責任をもつべき大国だからだ。日本はその責任を放棄したとみなされている。

と余計な事を言っている。

いや、でもね、私はむしろ「アベノミクス」こそが今の通貨安戦争に終止符を打ち、国際通貨の秩序(曖昧な定義だが)を保つ役割を果たすと考えます。

欧米も今後内需縮小により、日本と同じようなデフレ不況に突入する可能性が高い。というかもう片足を突っ込んでいます。
で、そのデフレ下をマネタリーベース拡大、通貨安政策でなんとか食い止めているわけなのですが、デフレ脱却に必要不可欠な「財政出動」が欧米でおろそかになっており、なかなか効果が現れない。

ここで、日本が金融緩和+財政出動という正しいデフレ対策「アベノミクス」を駆使し、見事に経済を復活させたらどうなるか。

当然欧米がその政策を模倣し、不況を脱出する。よってもう通貨安戦争などしなくても良くなる。

世界中が「アベノミクス」に注目し、日本が世界経済の牽引役になる。
近い将来そんな日が訪れるのではないでしょうか。

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