ひろのひとりごと

日本は財政危機ではありません。
日本にはびこっている財政破綻論に異議を唱えます。
「日本経済が頂点に立つこれだけの理由」にて作家としてデビュー致しました。
※当ブログのグラフは自由に使って頂いて構いません。


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思わず「どうしたんだフジ」と言いたくなりそうな比較的「まとも」な記事がありました。

「2%のインフレ目標」について永濱利廣氏に聞きました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00239831.html
政府と日銀がデフレ脱却の処方箋として打ち出した「2%のインフレ目標」。市場は好感し、株価上昇と円安局面を加速させています。
この「2%のインフレ目標」について、第一生命経済研究所・主席エコノミストの永濱利廣氏に聞きました。

(「インフレ」とは?)
インフレとは、ひと言で言いますと、モノやサービスの全体の値段、すなわち物価が持続的に上がっていくということになります。
逆に考えますと、物価が上がるということは、お金の価値が下がるということになるわけです。

(お金の価値が下がるということが、どのように景気が良くなることにつながる?)
出回るお金の価値が下がるということは、ほかの通貨から比べると、円が安くなるということになるわけですから、円安になりますと、日本経済にとってみれば、けん引役である輸出産業がもうかります。
さらに言いますと、輸入品と競合する国内産業にもメリットがありますので、総じて株価も上昇しやすいということになります。

(ただ、モノの値段が上がってしまうと、家計は苦しくなる?)
実は、これは苦しくならないんですよね。
といいますのも、物価が上がるためには、モノがたくさん売れなければいけないということになるわけなんですが、そのためには、家計の収入が増えないとモノが売れなくなるわけですね。
逆を考えますと、家計の収入が上がらない状況の中では、モノも売れませんし、最終的に、物価が上がらないということになるわけです。

(物価上昇とモノの売れ行き、家計の収入増の3つがセットになっているということ?)
そうですね。
結局、物価を上げるためにはモノを売らないといけないと。
最終的には家計の収入が増えないといけないということですから、この流れを通じて、最終的に景気を回復させるということが、インフレ目標の目的ということになるわけです。

(2%のインフレはいつごろ実現しそうか?)
おそらく相当先になると思うんですが、ただその前に、仮に、収入が増えるということを考えると、3年ぐらい景気回復が続けば、皆さんの給料が上がったと実感できるころがくるかもしれないですね。


アベノミクスでハイパーインフレが~、国債暴落~とヒステリックに叫んでいる他の新聞記事、メディアとは一線を画す良い内容だと思います。
特に物価が上がっても給料が増えなくて家計が苦しくなるのではないかという疑問に対して適切に答えられているのが素晴らしい。

永濱氏の言うとおり、需要不足供給過剰の日本において、国民の所得・購買力が向上してモノが売れるようにならなければ物価は上昇しようがありません。

今の日本はモノが余っています。
モノが余っているからモノの価値が下がって(物価が下がって)、お金の価値が上昇するデフレの状況になっている。
ですから、デフレを脱却してインフレになるには、このモノ余りが解消されなくてはなりません。

では、モノ余りを解消するにはどうすれば良いか?それには以下の2通りのパターンが考えられます。

①日本の生産供給能力が破壊、または減少しモノの供給が少なくなる。
②国民の所得、購買力が増大し、消費が増えてモノの供給が追いつかなくなる。

①だと最悪の悪性インフレが発生してしまう可能性がありますが、わざわざ国策で供給能力を破壊するバカをやるワケありませんし、戦争もしくは大災害でも起こらない限りは供給が大きく毀損される心配は無い。

実際ドイツのハイパーインフレは①のパターンで発生しました。

http://royallibrary.sakura.ne.jp/ww2/gimon/gimon8.html

1923年、フランス・ベルギー軍6万が、ドイツ最大の工業地帯であり石炭などが豊富に埋蔵されているルール地方を軍事占領
これによりドイツの生産供給能力が極端に毀損されることになり一気にインフレ率が上がりました。
供給能力が消失したため、国内が極端な物不足に。リアル『北斗の拳』状態ですね。
これではいくらお金を積んだとしてもモノを買うことはできません。カネなんかケツ拭く紙にもなりゃしねぇです。


となると日本がインフレになるには②のパターンしか無いわけで、これは歓迎すべき事でしょ?という話です。

なんか、国債発行、日銀の引き受けで「円の信用」が失われてハイパーインフレになると主張されるエコノミストは少なくないですが、日銀が国債引き受けたからといってモノ余りの日本国内で企業が商品の売価を一斉に引き上げることできますか?

国民の購買力が向上していない状態で値段を引き上げたら、その企業の商品は売れなくなり大量の在庫を抱え潰れてしまうだけです。
在庫を売りさばくには結局値段を引き下げるしか無い。


通貨の価値とは「市場の信用」とか、そんな曖昧なもので決まるのではなく、「その国の供給生産能力」によって決まります。

よって、日本がインフレになるには必ず「国民の所得雇用の改善」が先に来る。インフレにより家計が苦しくなる事はありません。

実際に過去の統計データを見てみると。
※出典 統計局

このグラフは名目賃金指数と消費者物価指数の推移ですが、1998年を境に消費者物価指数と名目賃金が減少に転じているのが分かります。
つまりこのタイミングが インフレ→デフレの転換点であるということです。

そして、インフレ期(1970~1998)と、デフレ期(1998~2010)でどれだけ賃金と物価が変化したかというと

○インフレ期(1970~1998)
名目賃金  ・・・ 449.7% UP
消費者物価 ・・・ 217.8% UP

○デフレ期(1998~2010)
名目賃金  ・・・ -11.0% DOWN
消費者物価 ・・・ -3.6% DOWN


と、インフレ期は賃金の伸びが物価の上昇を上回っています。
反対にデフレ期では物価の減少よりも賃金の下落スピードの方が早い。つまり実質的な賃金が減少しています。

良く、デフレを肯定する理由のひとつに

「デフレ期は名目賃金は下がるがソレ以上に物価も下がっているので実質的な賃金は上昇し、国民の生活は豊かになる」

という意見がありますが、実際はデフレ期には実質賃金が下がっており、逆にインフレ期にこそ実質賃金が上昇していますね。

デフレで良い事など一つもありません。
さっさと景気を回復させデフレを脱却してしまいましょう。


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