ひろのひとりごと

日本は財政危機ではありません。
日本にはびこっている財政破綻論に異議を唱えます。
「日本経済が頂点に立つこれだけの理由」にて作家としてデビュー致しました。
※当ブログのグラフは自由に使って頂いて構いません。


テーマ:

あの「デフレの正体」の藻谷浩介氏の兄、藻谷俊介氏のインタビュー記事です。
兄弟でエコノミストやっていたのですね・・・この記事見るまで知らなかった。

藻谷兄に聞く「リフレ策の正体」
「アベノミクスは陳腐で空虚です」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130108/241955/?bv_ru
-----安倍晋三首相の発言と経済政策で、円安と株高が起きたと言われます。本当に経済は良くなるのでしょうか

藻谷:ちょっと、アベノミクスはどうかと思いますよね。国土強靭化のために公共投資を増やし、一方でマネーを供給して流動性を高めるという。それは、どっちも過去、やってきたことじゃないか、と。
 それで経済が良くなるんだったら、とっくに良くなっているはずですよ。まるで、これまで何もやってこなかったかのように言う。その上、「外国人が期待している」というストーリーまで作ってしまって。
 単なる参院選に向けたパフォーマンスじゃないかとさえ思ってしまいます。 「10兆円規模」と言っても、真水(経済政策のうち政府が直接負担する財政支出)がどれぐらいか分からないし、(政策の)実体も分からない。言えることは、過去に真水で10兆円を超える景気対策が打たれてきたが、経済が回復しなかったという事実。それで、今更なんなのだろう、と思いますね。』


藻谷(兄)「過去やってきたことじゃないか」・・・ってやってないですよ。

公共事業(公的固定資本形成)と名目GDPの推移ですが、
90年代後半公共事業が削られ始めると同時に、名目GDPの成長が止まってしまっているのが分かります。
藻谷(兄)は公共事業をやってきたといっているがどの事を指しているのか?

あと、公共事業はある程度継続的に拡大していかないとあまり効果がでません。

97年の緊縮財政以降、景気対策として公共事業がありましたが(小渕内閣1999年、麻生内閣2009年)、グラフを見ても分かるように額が小さい上に単発に終わったため効果が現れていません。(2009年はリーマンショックも有りましたし)

安倍内閣の国土強靭化法による10年間の継続的な公共事業拡大はこの点を反省したものだと思います。
今回の補正予算20兆円はその第一弾ですね。

ただ、長年の公共事業削減により土木事業の供給能力はかなり低下していますので、ガツンと公共事業を一気に増やすことはできない。
根気強く継続的に拡大していくしかありません。

人手不足=雇用創出のチャンス
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11444243363.html


あと・・・
>言えることは、過去に真水で10兆円を超える景気対策が打たれてきたが、経済が回復しなかったという事実。それで、今更なんなのだろう、と思いますね。


これはどの年の事を言っているのだろうか・・・
しかし当ブログで繰り返し言って来ましたが、政府支出の増加率と名目GDP成長率には強い相関関係があります。

拙ブログの記事を引用します。

政府支出と経済成長の関係
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11418190043.html
『政府支出の増加率と、名目GDP増加率の関係を調べてみると。
  グラフ&エクセルダウンロード
出典:IMF

このグラフは横軸に1980年~2010年の30年間の政府支出増加率平均値を取り、縦軸に名目GDP成長率の平均値をとって、各国のデータをプロットしたものです。(このグラフの点がそれぞれの国のデータ)

ぱっと見て分かるように政府支出増加率が高い国ほど名目GDPが高い傾向があるのがわかります。
でも、よく考えてみると当たり前といえば当たり前です。

GDP = 政府最終消費支出 + 公的固定資本形成(公共投資) + 民間投資 + 民間最終消費支出 + 純輸出

ですから、政府支出を増やせば名目GDPが増える。簡単な足し算。小学生でも分かります。』


公共事業の推移を見るとまったく拡大した形跡が無いんですから、効果が出ていないのは当たり前。

つづき

----「空虚」だけで終わればいいのですが、ネガティブな効果は出てきませんか。

藻谷:ありますよ。投資家と話していても、「マネーを刷ったり、あるいは外債を買ったりすることについて言えば、あまり実害は感じないけど、大規模な公共投資をやるというのは、明らかに日本の国力を弱める」とはっきり分かっている。財政赤字を心配しているんです。しかも、工事の対象が堤防とか、乗数効果のないものばかりでしょう。どうかなあ、という感じがしますよね。』


なんで外積を買うのが実害が無くて、公共事業なら実害があるのか・・・良くわかりません。
外積を買うには政府短期債券という「政府の借金」を発行して市中から資金を調達し、その資金で外積を買うことになる。

つまり公共事業と同様に借金を増やすことに変りはないのに

強いて言えば外積は海外投資、公共事業は国内投資です。
どう考えても国民に利が有るのは国内投資である公共事業の方でしょう。

それに政府債務対GDP比と公共事業費の推移を見てみると。

  グラフ&エクセルダウンロード
出典 公共事業・・・国民経済計算確報
    政府債務対GDP比・・・IMF

90年後半に公共事業をガリガリ削っているのですが、政府債務対GDP比は返って急上昇しています。
削れば財政赤字が縮小するわけでは無いんですが。

>しかも、工事の対象が堤防とか、乗数効果のないものばかりでしょう。

これは乗数効果と施設効果を混同しているのではないでしょうか?

乗数効果とは政府の支出が次の消費を生み出して、最初の支出の何倍ものフロー(GDP)が発生することを言うのですが、この乗数効果を決めるのは「限界消費性向」ですから、実施する事業の種類により乗数効果が上下するなんてことは無いのでは?

一方施設効果は、公共施設を建てることで産業が効率化してGDPの成長に寄与する事。
この2つは分けて考えなければならないのではないでしょうか。

しかし、堤防などの防災事業は施設効果が低いですかね?

私が思うに。

だれが好き好んで、台風が来るたびに水に浸かる土地に家を建てようと考えるでしょうか?
地震が発生すると津波の被害に遭う可能性が高い場所に企業が工場を建てようと考えるでしょうか?

しかも、いざ大震災が起こった時に発生する被害(人的被害も含めて)は尋常ではない額に上ります。

そもそも国家政府の役目は「国民の生命財産を守ること」だと思いますが?

国民が安心して暮らせる国土を政府が提供しなければ、国民はいざという時のための貯蓄に励むようになり、積極的に投資をしたり家を持とうと考えるわけがない。これで経済が回るとは思えません。

アベノミクス批判の正体は、安倍政権が達成しようとしている目的、その本質をまったく理解せず(理解しようとせず)ただ表面だけ、一部だけつまみ食いして批判する。

そういう事なんじゃないかなと。

長くなりそうなので2回に分けます。

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パーミッションはちゃんと設定しているのですが、なんでだろ。

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