hiroharu
2009-11-04 00:07:39

I Just Wasn't Made For These Times

テーマ:USロック

大好きなブライアン・ウィルソンの曲。名曲だ。「ペット・サウンズ 」に収録。最近私の頭の中で何度も渦巻いている。「sometimes I feel very sad」というフレーズは、この上なく心に沁みる。早くもホームシックにかかっているのか。


http://jp.redkaraoke.com/songs/i-just-wasn't-made-for-these-times/166692/video


I keep looking for a place to fit
Where I can speak my mind
I've been trying hard to find the people
That I won't leave behind

They say I got brains
But they ain't doing me no good
I wish they could

Each time things start to happen again
I think I got something good goin' for myself
But what goes wrong

Sometimes I feel very sad
Sometimes I feel very sad
(Can't find nothin' I can put my heart and soul into)
Sometimes I feel very sad
(Can't find nothin' I can put my heart and soul into)

I guess I just wasn't made for these times

Every time I get the inspiration
To go change things around
No one wants to help me look for places
Where new things might be found

Where can I turn when my fair weather friends cop out
What's it all about

Each time things start to happen again
I think I got something good goin' for myself
But what goes wrong

Sometimes I feel very sad
Sometimes I feel very sad
(Can't find nothin' I can put my heart and soul into)
Sometimes I feel very sad
(Can't find nothin' I can put my heart and soul into)

I guess I just wasn't made for these time

2009-09-19 07:23:57

オールマン・ブラザーズ・バンド「フィルモア・イースト・ライヴ」

テーマ:USロック

At Fillmore East


試聴あり


71年リリースのサザン・ロックの定番。ライヴ・アルバムで繰り広げられるツイン・ドラムとツイン・ギターは、ずばんずばんと頭の上から畳み掛けてくるよう。ブルーズとグルーヴの真の意味を心底噛み締めることが出来るアルバムである。


中心人物のデュアン・オールマンは、このアルバムリリースのわずか数ヶ月後に、オートバイ事故で亡くなった。24歳という若さ。70年代アメリカを代表するバンドを立ち上げて間もなく、天才ギターリストはトラックと衝突して逝ってしまった。ちなみに彼は、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代ギターリスト・ベスト100」で、ジミ・ヘンドリックスに続く堂々第2位に選ばれている。


デュアンエリック・クラプトンと親交があり、あの有名な「レイラ」にも参加している。あちこちのスタジオにひょこっと現れては飛び入りでレコーディングに参加し、現金だけ持って帰るという癖を持っていたらしい。昔の有名な数多くのブルーズ・アルバムには、クレジットはないものの、彼のギブソン・プレイが収録されているという。


彼の得意とするのは、この「フィルモア・イースト・ライヴ」でも披露されている、スライド・ギターによる即興演奏である。流れ星のような一瞬のきらめきを放った命を懐かしむように、このアルバムを時折聴いている。



2009-07-14 23:24:23

サイモン&ガーファンクル「アメリカ」

テーマ:USロック
アメリカ。サイモンとガーファンクルの癒し系ソング。

名曲は突然私の前に現れる。何の前触れも無く。中学生の時、母親がチャーハンを我々兄弟に作ってくれた時、蓄膿症で鼻づまりが酷かった時、同じクラスの不良少年が「明日に架ける橋」のLP盤を私に貸してくれた時、我が家のリビング・ルームに流れていた曲が、今日突然私の前に現れた。そして、まるで私の背骨の前の部分の、硬く強張った疲労の塊を、ゆっくりと溶かしていくように、「アメリカ」は私の身体の中に吸い込まれていった。それはまさにリアルに、本当に滑らかに、私の良からぬ蓄積物を見事に砕いてくれた。お前は私の「デトックス・ソング」なのかもしれない。今夜は汚泥のように眠りたい。

2009-06-05 23:08:01

ウィーザー「ピンカートン」

テーマ:USロック

Pinkerton


試聴あり


アルバム・ジャケットは歌川広重の東海道五十三次。ボーカルのリヴァース・クオモが親日家なのである。奥さんも日本人。96年リリースの傑作セカンド。


ファーストとの比較で言えば、重く暗めのサウンドであること。最初よくわからなかったが、5回聴けばその価値が理解できる。結局は押して押してロックしてロックしているのだ。その迫り来る音の塊と素直に格闘しておけばよい。じきに体が慣れてくる。決してハードロックとは言い得ぬ、パワフルなサウンドが段々と体に馴染んでくる。


押して押して、と書いたが、その根底に流れるのは美メロなのだ。美メロだから受け入れられるのだ。このアルバム、相当ファンがいるぞ。そして、私も好きだぞ。古い言い方だけど、「胸キュン」の音楽でもあるんだ。


アメリカでは当時50万枚しか売れなかった。純文学の村上春樹でももっと売れているのに。完全に失敗作と一時は見なされていたが、後になって評価が上昇したらしい。「最初よくわからなかった」からかもしれない。同じアルバムはとりあえず我慢して5回は聴くべきだ。それから一定の評価をするべし。本当は10回なんだけど、便宜上5回程度で。世の中にはたくさん良いアルバムがあるから、あまりのんびりとしてられない。


ウィーザーの良いところは、アメリカのバンドでありながら、例えば、ブラーのようなイギリス的繊細さ・陰影加減を表現できるところだと思う。このブログで何度も書いたが、結局はイギリスのロックが好きなんだな。イギリスの香りがするとそれだけでOKしてしまう。

2009-04-11 15:35:46

ナイン・インチ・ネイルズ「ザ・ダウンワード・スパイラル」

テーマ:USロック

Downward Spiral 試聴あり


「インダストリアル・ロック」というカテゴリーがある。1980年代に興った実際に工具類を使って演奏したり、製造現場で発生するようなノイズ、金属的なギター音などを電子楽器で加工し多用するロック、のこと。その代表作と言っても過言でないのがこのアルバム。94年、ビルボード・チャート初登場第2位を飾ったナイン・インチ・ネイルズの出世作。


このアルバムは一言で表現しにくい。ノリで勝負しない。清涼感溢れる音は皆無だ。ギターはこれでもかと言うほど歪んでいるし、ボーカルは咽頭を酷使しまくっている。そして、ノイズの渦。暗く、美しい。ヘビー・メタルでもないし、デス・メタルでもない(たぶん)。一部踊れるかな?基本的にはじっとしながら聴くのかな?いずれにしても、早朝のホテルのロビーや、清潔な高級ブティックでは絶対流してはいけない音楽である。


随分前にツタヤで借りてきてMDに録音したのだけれど、時折思い出したようにシェルフから取り出してくる。何度も聴くに堪えるロックだと思う。よく聴けば、意外と親しみやすいメロディーを含んでいる。そして、それを分厚く覆い尽くしている陰鬱かつ刺激的なサウンドから深いカタルシスを得ることが出来る。いつまで経っても「得体の知れないサウンド」だからこそ醸し出すことのできる神秘性。深遠かつ隠微で、暗澹たる森を想起させる。


慣れるまでは時間がかかるかも知れない。私は最初に1曲目を聴いた時点で、すでにたっぷりと疲れてしまった。柄にもなく内省的になりたい時、人の死や嫉妬や裏切りについてじっくりと考えてみたい時、水虫の痒さを忘れたい時などに聴いてみたい作品だ。


ちなみに、本作をレコーディングする時、リーダーのトレント・レズナーは家を借りたのだが、その家とは女優のシャロン・テートが殺された現場となった家であった。彼は知らずに借りたらしいが、のちに手放している。もしかしたらこのアルバムに何かが憑いているかも、と勘ぐってみたくなる。

2008-02-26 06:37:54

ボズ・スキャッグス「シルク・ディグリーズ」

テーマ:USロック

Silk Degrees 試聴あり


76年発表。いわゆる、AORのはしりだ。アダルト・オリエンティド・ロック。大人の香り。


私の叔父に、四六時中イーグルスの「ホテル・カルフォルニア」をかけている人がいたのだが、私が幼い時彼の部屋に入ると、イーグルスやらボズ・スキャャッグスやらバンドやらのLPが、週刊「プレーボーイ」と一緒に産卵していた、いや、散乱していたものだ。イーグルスバンドは良いとしても、ボズのアルバム・ジャケットは、たとえば黒タイツをはいた女性の足の上にボズが寝ていたり、上のジャケットのように、どう見ても学校の先生(当時私が知っている若い女性は、母と学校の先生くらいだった)には見えない女性の手足がチラッと見えていたり。


ボズと週刊「プレーボーイ」。私は大人の階段をゆっくりとのぼり始めたのだ。


もともとアメリカ南部の出で、もっと土臭い音楽をやっていたボズが、のちにTOTOを結成するジェフ・ポーカロらと出会って、こんな洗練された都会的な音を鳴らした。「ウィアー・オール・アローン」「ハーバー・ライト」「ロウダウン」・・・。みんなが知っている有名曲がずらりと並んでいる。


カラオケで「マイ・ウェイ」歌うんやったら、ちょっとひねって「ウィアー・オール・アローン」歌った方がおしゃれやと思うね。これも結構盛り上がれる。


「ロウダウン」、ほんまによく聴いた。カセットテープで「オムニバス」とかいって、自分の好きな曲ばかりを編集していたけど、必ずこの曲は入っていた。AOR、大人のメランコリー。今から考えれば、それがスティーリー・ダンにつながり、キリンジにつながる系譜を自分で脈々とこしらえていたのだな。

2008-01-31 06:00:34

ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U・S・A」

テーマ:USロック

Born In The Usa 試聴あり


本来ならこの場で社長がご挨拶を述べるところですが、よんどころない所用の為、代わって専務の私が・・・ではなくて、本来ならこの場でアメリカ大統領選挙の話題に絡めて、このアルバムについて語れば格好いいところですが、なにぶん合衆国の政治に明るくなく、代わって純粋に音楽関連の話だけしておきたい。84年リリース。


当時は、ブルース・スプリングスティーンという名前と、リック・スプリングフィールドという名前をよく混同した。後者はオーストラリア出身のミュージシャン兼俳優で、女性受けは前者を上回っていたと記憶する。「ジェシーズ・ガール」という大ヒット曲を放った。


さて、実力派のブルース。今でも「ボス」と呼ばれているのであろうか。このアルバムはテープで持っているが(カップリングはプリンスの「パープル・レイン」)、たまに思い出したように聴いている。ホント、飽きないなあ。全曲シングル・カットできそうな勢いがある。力強いロックンロールがズラリ。脳味噌が筋肉で出来てるのか、と疑われそうなフィジカルな仕上がり。


シングル「ダンシング・イン・ザ・ダーク」が出たとき、確か湯川れい子は「気合入っていますねえ」とうなっていた。チャートを勢いよく駆け上がっていったが、デュラン・デュランの「リフレックス」、およびプリンスの「ビートに抱かれて」に1位を阻まれ、4週連続2位であった。


全曲メロディーを口ずさめるし、比較的シンプルなコード進行なので全曲ギターで弾けそうだ。「大衆音楽」とはかくあるべし、という見本とも言えるだろう。おじい、おばあ、おにい、おねえ、わらべ・・・誰もが無条件で受け入れそうなアルバムである。少なくとも、歌詞についてあまりとやかく言われないここジャパンにおいては。

2007-11-12 21:17:27

ホワイト・ソウルの最高峰

テーマ:USロック

通勤途中、ホール&オーツのベストを聴いていた。


今や、ほとんど忘れ去られた存在かもしれないが、80年代当時はポップス・チャートを席巻した。本当によく聴いたな。でも、ロックの歴史的価値を有するアルバムを挙げろと言われれば、「プライベート・アイズ」くらいしかないかな。正直、時代とともに色褪せた感はぬぐえないと思う。


個人的には、このシングルが彼らの最高傑作だと信じてやまない。「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」。82年のNO.1ソング。この曲のホット&クールのコンビネーションに対し、随分長らく聴き飽きることなし。白人ポップデュオの歴史的名曲だと思うが、どうか。これはもう説明不要の強力ダンスチューンでしょ。今日はふと、ロックの歴史からぽろっと零れ落ちそうなデュオの有名曲が頭から離れなかった。


http://jp.youtube.com/watch?v=vouDK-LELEU


2007-11-06 04:27:48

グリーン・デイ「ドゥーキー」

テーマ:USロック

Dookie 試聴あり


最近ジャズのアルバムを取り上げていないので、ポール・デズモンドでも、と聴いていたが、この甘口の音に気の利いた言葉が浮かばず。でも、いつか取り上げたい。好物の「マイ・ファニー・バレンタイン」が入っているし。


そんなわけで、今日は「90年代最も成功したパンク・バンド」らしいグリーン・デイの94年のメジャーデビュー・アルバム。ツタヤでレンタルしてMDで聴いているが、そもそもどういう経過で彼らに出会ったのか忘れた。特段パンク・ミュージックが好きというわけでもない。セックス・ピストルズクラッシュラモーンズも全くと言って良いほど聴かない。でも、このグリーン・デイなるアメリカン・バンド(こういう表現がぴったりである。彼らのアルバムはこれしか聴いたことがない)の、大ヒットしたこのアルバムは好んでよく聴く。


正直「よくできたアルバム」だと思う。メロディー、疾走感ともに抜群に良し。何よりも飽きない。本国アメリカでもダイアモンドディスクに認定されるなどロングヒットを記録し、また、グラミー賞でも数部門にノミネートされ、「最優秀オルタナティヴ・グループ」を獲得した。最近では大統領を批判したアルバムを出すなどしているから、やはりいわゆる「パンク精神」を持ったバンドなのだろう。


ロックとの出会いも割合「ひょんなことから」が多く、複数あるアルバムの中で1作しか持っていないミュージシャンも結構いる。このグリーン・デイしかり、ジェスロ・タルしかり、ラヴしかり、空気公団しかり、フーしかり、ロビー・ロバートソンしかり・・・。理由は、ツタヤにそれしかなかった、というのもある(笑)。また、評判が良いから1作聴いたが、それ以上そのミュージシャンに興味がわかない、ということもある。


グリーン・デイの場合は、自分はそれほどパンクに興味がないし、これが彼らの最高傑作らしいし、ここは是非とも時間のロスを防ぎたい、といった我れながら可愛げのない小賢しい知恵が浮かぶのだ。こうも忙しい(?)と、時間の使い方ひとつにも姑のような厳しいチェックが入る。時は金なり。


でも、彼らはこのアルバム以外にも素晴らしいアルバムをきっと作っているんだろうな。まあ、それも機会があれば賞味するとしよう。いずれにしても、この「ドゥーキー」は素晴らしいということ。ロックとの出会いは一期一会なのである。この音と向き合っているこの瞬間を大切にしたい。


余談ながら、「一期一会(いちごいちえ)」という言葉をネット検索すると次のようなケッサクに出会った。「一期一会と似た言葉に市毛良枝(いちげよしえ)があるが、市毛良枝は四字熟語ではなく四十過ぎ熟女である。正しくは1950年9月6日生まれなので四十過ぎどころではないし、熟女といったタイプの女優でもない」(「語源由来辞典 」より)。馬鹿馬鹿しいけど面白いじゃないか。

2007-05-17 05:42:43

ヴァン・ヘイレン「1984」

テーマ:USロック

 試聴あり


83年の強力盤。これまたカセットテープで持っている。久しぶりに聴いたら、ヒスノイズ、音飛び、ピッチの不安定な箇所などが見受けられたが、特に「ジャンプ」から「パナマ」の流れなど、楽曲のパワフルさに改めて度肝を抜かれた。ちなみに、カップリングは彼等のデビュー作「炎の導火線」だ。


ギターのエディ・ヴァン・ヘイレンはギターとしかお話ができないらしい。夜はギターを抱えて眠る。当時のギター・キッズなら誰もが真似をしようとしたライト・ハンド奏法。要は早弾きだ。よーいドンで弾いたらそう難しくないかもしれない(?)が、全体の曲のピッチを損なうことなく、また前後の脈略にも考慮しながら効果的に、慌てることなく弾きこなすことに意義があるのだと思う。


それに、時には踊りながら、時にはくるくる回りながら、時には野村義男のような笑顔を振りまきながら正確に弾きこなすのだ。これはもうサーカスの曲芸としか言い様がない。


LAメタル全盛を象徴するような、「お馬鹿なロック」を体現していた。それは、エディに加えて、ボーカルのデイヴ・リー・ロスに負うところが大きい。後任のサミー・ヘイガーとは一味違う。MTVで映えるのは断然デイヴだった。コミカルとシリアス両方使い分けられる器用さがあったような。声質も個性的だ。


ヴァン・ヘイレン、今でもやってんのかな。蛮兵連。番弊連。何か、愚連隊か何かの組織名みたいだ。

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