X&Y

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洗練。壮麗。リリシズム。

 

突然だが、コールドプレイの最高傑作は2005年の「X&Y」だと思う。

 

この年は、若気の至りで仕事での左遷を命じられ(生涯初)、ブルーな気持ちでいっぱいだったころ。時効なので言うが、このアルバムを勤務時間中にCDショップで買い求めた記憶がある(たぶん、なかばやけくそ)。

 

一時、ホントに聴き狂ったな。当時の自分の心象風景にもマッチしていたのか、あるいは、単に作品自体の熱量が高いのか。今になって思えば、良い思い出だ。そして、コールドプレイはもはや傑作を生む力は残っているのかね、と思うくらい最近低空飛行しているな。

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ついに出た、待望のカバー

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テーマは「キリンジ」だけど、「田島貴男」でもある。
日本ロック界の宝が宝をカバーする、それだけで、何も文句は言わない、言えない。
たぶん、田島自身も、堀込兄弟のことは、長年「ミュージシャンズミュージシャン」という共通項の元、随分と注目していたと思う。そして、ここにきてこの邂逅。

「俺がやってきたテイストとは違うけど、こんな曲作ってみたかったのよね」と田島が言ったとか、言わなかったとか。
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また名言を放ってしまった、村上春樹。昨夜、珍しくまとまった時間を得て、夜中の3時まで、キンドルにて読みふけてしまった。少々前の作品であるが、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。この人、もどかしさや不条理を表現させたら、天下一品である。(「天下一品」という言葉ははなはだ、「文学的」からはかけ離れた言葉ではあるが。なぜだろう、ラーメンチェーンの天一が悪いのか。まあいいや)。

 

「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。痛みと痛みによって、脆(もろ)さと脆さによって繫がっているのだ。悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。それが真の調和の根底にあるものなのだ。」

 

仲が良いとされていた主人公が含まれる5人組。その中に、精神を病んだ女性と、彼女の面倒を見る別の女性がいる。表面ではわからない、どろどろした関係性。ホントにうまいねこの人、ミスタームラカミ。才能という鉱脈はまだ枯れていないかな。いち早いノーベル賞受賞を強く願う。

 

 

 

 

茶番のオンパレード

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どうせこんなの茶番だなんて口にしちゃだめだ
もうそんあのみんな知っている
楽しい事話そうもっと お化粧した俺は
いい感じで目が死んでるね

ナマのコンガで踊ろう
ナマのステップを刻もう
ナマ身とナマ身で揺れよう永久に

           坂本慎太郎「ナマで踊ろう」

そうさ、この世なんて茶番の連続。茶番のオンパレード。信じる俺らが馬鹿なのか。この世に仏はいるものか。坂本は現代の語り部なのである。語り部オンザロック。ギミックもはったりもこけおどしも、彼の前では恥ずかしき代物でしかない。みんな見透かされている。

「カフカの城」を改めて聴けば、作曲者の、朝起きがけの、オレンジジュース一杯か何かの、新鮮な激しいパッションで、Aメロ、Bメロ、サビを貫き通して作曲した経過を実感した。

名曲はかく生まれると強く実感した。要は、疑いのない信念の強さかな。思い込みでも良いから。

ちなみに、「ラヴァーマン」は名曲ですよ、ホントに。

Beastie Boys

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田島貴男、素晴らしい。
キリンジ、素晴らしい。
ポリス、素晴らしい。
ビートルズ、素晴らしい。
レッド・ツェッペリン、素晴らしい。

でも、今、一番好きなミュージックは、ビースティー・ボーイズ。
まことに遅ればせながら。

良いものは良い。
楽しいものは楽しい。

ただそれだけ。

歌詞をなぞってへん、というけど、真にええ歌詞は記憶に留めております。

「花に水をやらなければ枯れてしまうように 夢のなくなった場所には住めない」(水の音楽)
「ふいに思い出した二度と逢えないひと 細かい雨の旅の空」(GLASS)
「出かけよう荷物はいらない 何も教えられてない子どものように」(夢を見る人)

なんか、こう書いていくと、歌詞なぞってるやん、とそしりを受けそうですが、ほんまに基本はメロディーしか聴いてなくて、例外が上記なんですってこと。一度インパクト強大な歌詞が突き刺さると、なかなか忘れられません。それ以外は、ほんま、虚空に舞ってる歌詞やって言うことですわ、悪いけど。その辺は、作り手もじゅうじゅうわかってるさかい、稀に見る傑作は、どうぞ心に留めてやってと思ってるに違いありません。

6月に新作が出る予定。クオリティーは分かりませんが、どうぞ、「ラヴァーマン」のみが良いという事態だけは避けていただきたい。よろしく。
再び、ラヴァーマン。歌詞を改めて紹介するが、何てことないね。盲目の愛を貫こうとする馬鹿な男の戯言やね。銀行強盗でもしそうな勢い。だって、「僕の宇宙の法則が崩れた」からね。止まらない情熱(この表現も陳腐ではないかい?)も持ち合わせていらっしゃる。でも、その馬鹿さ加減が、ロックにはお似合いなのね、結果論として。もともと、この曲のメロディーが素晴らしいから。メロディーが音楽のご本尊ですよ、やっぱり。

ラヴァーマン
胸に矢が刺さっている男
I'm a ラヴァーマン
君の笑顔におどるピエロ
走り出したら情熱が
I'm a ラヴァーマン
もうどうにも止まらないのさ

春の嵐
吹き荒れて眠れなかった
恋のかなしみで
こころ澄み渡っていった
君にささげたいと叫んでいる
海辺 青空と涙とため息

ラヴァーマン
胸に矢が刺さっている男
I'm a ラヴァーマン
かわいい瞳 君のとりこ
走り出したら情熱は
I'm a ラヴァーマン
もう誰にも止められないさ

何もかもが
変わってしまったあの時から
僕の宇宙の法則が崩れたのさ
勇気出して飛び込んでゆけよ
今は地上の運命に触れるときさ

ラヴァーマン
胸に矢が刺さっている男
I'm a ラヴァーマン
泣いてる君を助けたいよ
走り出したら情熱が
I'm a ラヴァーマン
もうどうにも止まらないのさ

I'm a ラヴァーマン
ラヴァーマン
君が好きさ
走り出したら情熱は
I'm a ラヴァーマン
もう誰にも止められないさ