2010-08-19 18:22:42

自分に克つこと・・・

テーマ:ブログ

そう。


碧(ミドリ)がダンサーズ・セラピットにやってきたのは


彼女が中学生のとき


いやあ、奇人変人の不思議ちゃんという表現が一番適当だったかな^^;


何がって聞かれてすぐには答えづらいが


その飄々としたそぶりと育ちの良さを思わせる優雅な装い


かと思えば、突然世にも不思議な顔になって叫び


奇声を発しておどけてみせる汗


とはいえ本人はいたって普通のつもり^^;


果たして「ユーモア?」それとも「あぶないガキ?」(笑)


とにかくそんな彼女をある意味頼もしく見守っていた当時が懐かしい。


?当時??


いや、結局やつは何にも変わっていなかったガーンあせる(笑)


その頃に戻ろう。


でも僕はそんな彼女が奥底に持っている繊細で今にも割れてしまいそうな


薄いガラスの玉を見逃してはいなかった・・・


だからこそ、彼女の未来を期待し、同時に案じていた。


来る日も来る日も熱心にダンセラに通い


時折得意の変な顔と奇声を発しながらも


飄々とトレーニングをこなしていた


彼女には、いろんな意味で強さが必要だと思っていた僕は


時には厳しい言葉をわざとぶつけたりもした


しっかりとしたプライドも兼ね備えた中学生には


時に耳障りだったであろうことは、彼女の表情から容易に窺えた


そんなまだ中途半端な状態の頃


それでも確かに身体的には本人の知らぬ間にある程度の


進歩は見られていたが、僕にしてみれば


「これからだ!」と将来の彼女に期待をしている最中だった


のに・・・


当時、鳴り物入りでスタートしようとしていた某バレエスクール


に入るのと同時くらいに彼女はダンセラに来なくなった


「今が・・これからが一番大切なのに・・」


これまでに何度か経験した悲しくて、残念な思い


当時まだ免疫力が乏しかった僕にはけっこうきつかった(ノ_・。)


そしてもう一つの事実。


ダンセラの歴史上、まだ僕のゴーサインが出せない状態で


ダンセラをドロップアウトしたダンサーや子供達が大成したケースは


0%


そのジンクスは、その頃からすでに始まっていた。。


彼女がそのスクールでがんばっていることは


他からの情報で耳にしていたが、それでも僕の不安は


消えることはなかった・・


そしてある日をきっかけに


彼女の周辺からはあまりいい話を聞かなくなっていた


心配した・・


「大丈夫か?」


実は何度か連絡してみようかとも思った


でもしなかった


「必要なら自分で手を伸ばせ」


そう判断した。


それからけっこう経って、


本人は覚えてないかもしれないが


彼女から一度メールが届いたことがある


なにか聞きたいことがあるといった内容だったが、


次に届いたメールが


「やっぱりいいです。解決しました。」


だった。。


今思えば、それが彼女の無意識のSOSだったのか・・・


結局彼女がスクールから姿を消した


という情報を最後に彼女の消息は途絶えた。


それからさらに時が経った。


ある日。


メールが来た


碧からだった。


お元気ですか?


電話できますか?


なんか・・まだ話してもいないのに苦しかったのを覚えてる・・


早速電話で久しぶりに声を聞いて、年月の経過を感じた


けど、それどころじゃなかった


彼女はこれまでの経緯を丁寧に説明してくれたが、


どうしても核心に触れれないでいる様だった


「とにかく顔を見せろ」


彼女がやってきた


久しぶりの再会を喜べるかと思って出迎えた僕の表情は


固まった・・。


そう。


彼女は重い病気にかかっていた。。


それは、


「拒食症」・・・


経由


「過食症」・・・


最悪時は体重が30kgを切ったことも・・


そして今自分の目の前にいる“人”


信じられなかった。


碧じゃない。


彼女のことだからまたふざけてるのかと


背中のチャックを探したくらい・・・あ、いやジョークです(-。-;)


とにかく、本人の前では平静を装っていたが


内心はショックで、正直動揺してた。


これまでにも相当数の類似したケースを経験してるし


自慢ではないが、そのすべてを成功させてきた。


その僕が驚いている。


彼女はソファに座り、それでも相変わらずの


物腰のやわらかさで丁寧に言葉を探しながら話し出した。


彼女は拒食と過食をひたすら繰り返し


あげくは入院までしていた・・


持ち前の気丈さと人を気遣うやさしさから


初めは淡々と話していたが、長くは続かなかった


急に溢れ出す涙を一生懸命コントロールしながら


しっかりと僕の目を見て最後まで話し終えて


彼女は言った


「また踊りたくて・・」


「踊りたいって思えてきたので・・」


彼女が、差し伸べる手の方向は間違えてない。。


僕は自分に言い聞かせた


けど・・


できるのか?


この状態から・・


単に身体のサイズを変えるのならまだしも


趣味でなく、第一線でバレエを踊ることが


果たして・・


心の中で頭を横に振って彼女にこう言った


「わかった!全然大丈夫!俺の言うとおりにすれば必ず戻れるよ」


さらに


「それどころか、これまでの数十倍素敵なダンサーになっちゃうし!」


根拠はゼロ(笑)


でもその数字は、彼女自身が上げていった


毎日。


ダンセラシフトが開始された(ロッキーのテーマを買いに行こうかと思った(嘘))


これまでにないほどの集中力を見せる碧


ハード過ぎて弱音を吐くかなと思ったとき逆に彼女は


「オォーッ!効くぅ~!これはいいねえ!必要だね!」


とのた打ち回りながら叫んでいるのを見て


イケル。と確信を持った。


食事法も完璧に守って実行してくれた


毎日毎日


かなりの強度のトレーニングが続いた。


ある日彼女がボソッと


「なんか身体の中の細胞が・・」


来たな^^


安心した。


そしてその通り


驚異的に変化を見せていった


とはいえ一般的な視点では


まだまだかなりの肥満体・・。


でも僕は言った・・・


「踊ってみるか?」


「来てみるか?  CLASS-A」


「出来るかなあ?動けるかなあ?」


不安でいっぱいそうだった。


で来た。


その前に、僕が身体のラインを隠せるようなズボンはいてやっていいよ


一応気遣ってる風に言ってみると^^


「いや、見せないと。 恥ずかしい思いしないと・・」


と彼女は言い放った。


合格(o^-')b。


案の定、事情を知らない生徒たちは


碧の体型に目を奪われているのがわかった


だが、それも最初の一瞬だけ


さすがCLASS-Aの生徒たち


その後は何事もなかったように碧を迎え入れ


レッスンに集中していた^^


まだ手探り状態の彼女だが


たとえ子供と言えど


CLASS-Aの生徒たちの目は節穴じゃない


時折魅せる碧の“光”にちゃんと気づいてるようだった


いい形が出来そうだな^^と思った。


そしてダンセラ・碧シフトは続き


彼女の身体もさらに改善されてきた


だから


オヤジはまたとんでもないことを口にした^^;


「碧。UNVEIL(アンベール)出てみるか?」


「UNVEIL(アンベール)」


そう、その頃のCLASS-A バレエは


第一回のステージパフォーマンスに向けて


一丸となって作品を仕上げている真っ只中だった。


しかももう既にある程度出来上がってきている時期に


それでも僕は


現段階の彼女には、強引でも目標が必要だと判断し



まだまだ最終的な調整段階にも入っていない状態なのに・・・


あえて勧めた。。



でも、彼女の当時の体重と足首の耐性との計算が合わない・・・


判ってはいたのだが・・・



けど・・彼女の技量があれば・・・





過信した・・・。



To be continued








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