今月はとても忙しくて、なかなかブログの更新ができずにいますが、ブログを毎日効率良く書ける「秘訣」があれば、どなたか教えてください。笑
さて、本日は前回の記事 の続きで、動画iPodの発表を受けて、スティーブ・ジョブズの本当の狙いは?なんなのか、すなわちアップルはこれから、
どのような道を歩もうとしているのか?のPART2をお届けします。
前回の記事 から続けてお読みください。
▼ Video iPod (デザインはそのままですね)
もう一度、おさらいですが、私の考えでは、
今後、アップルが歩む可能性のある道は...
1. iPodは、今後もミュージックプレーヤーとして進化する
2. iPodをきっかけに、アップルが総合コンテンツ企業になる
の、2つに大きく分かれてくると思います。
そこで、今日は、先日に続いて「iPodをきっかけに、アップルが総合コンテンツ企業になる」という可能性について、ご紹介したいと思います。
◎ iPodをきっかけに、アップルが総合コンテンツ企業になる?
前回の記事 では、今後、アップルがiPodで動画配信を、「ガンガン」進めていかない可能性についてお話しましたが、本日はその逆、もしこれからアップルが配信サービスを意欲的に進めた場合、どのようなことになるのでしょうか?
まず、今回の発表されたのは、
● Video iPod
2.5インチのカラー画面を搭載し、30Gバイト、60Gバイトモデルがあり、最大で1万5000曲の音楽、2万5000枚の写真、150時間以上のビデオが保存可能。
● iMac G5
新型のiMacは、ウェブカム型のiSightカメラが内蔵されており動画配信も
可能。そして今回とても話題になっている「リモコン」がバンドルされ、
より家電?に近づいてきた。
● iTunes Ver.6
今回の発表にあわせて、iTuneも音楽だけでなく動画配信に対応。
動画対応により、音楽ビデオ、ABCなどの米国テレビ局のドラマや、
ディズニーの動画などが、1本1ドル99セントで購入可能に。
と、まぁコレだけ見ていると、なんだかアップルは、これから動画配信
まっしぐら!という気がしてこない訳ではありませんが、果たして
どうなるのでしょうか?
米国のメディアは「アップルが動画配信の道へ!」とか、「いやいや動画はあくまでオマケだ!」などと見解が大きく分かれていますが、なぜコレだけ騒がれるのかというと、もし、アップルが動画配信の道を歩むとなると、今、ビル・ゲイツが虎視眈々と進めている「リビングルーム進出計画」と、どのような戦いになるのかが、報道メディアとしてはとても気になるからです。
ビルゲイツの「リビングルーム進出計画」
Windows Media Center Editionなどは、まさにこの流れの代表格ですが、
すなわち今まで部屋にあったパソコンが、サーバーに姿を変えて、家庭内の全ての家電をコントロールするデバイスに変化していく。もちろん、今、日本で大人気のDVD/HDDレコーダーのような役割も持ち、エアコンや電話などあらゆるものがこれに繋がっていく...
まさにユビキタスですね。
いまビル・ゲイツが「鳴り物入り」で力を入れている、次世代ゲーム機Xbox 360も、オーディオ再生面には、ともて力をいれているようなので、今後、ジョブズがこれらのビッグ・マーケットをどのように捉えて、永遠の宿敵ともいえるビル・ゲイツに対抗するのか、それともこの領域には手をださないのか....
ハッキリ言って、今回の動画iPodは、動画だけにフォーカスを当ててしまうと、まだまだ「力足らず」な感じも受けますが、世界中でコレだけ広まった
「超ヒット商品」だけに、今後アップルが動画に力をいれて、テレビ局や映画業界などの動画コンテンツ業界と手を組み、音楽と映像を一手に取り扱う
「総合メディア・コンテンツ事業者」に姿を変えて、リビングルームに進出し
その世界ではマイクロソフトより大きなシェアを奪ってビル・ゲイツに
一泡食わせる...
などという事を、ジョブズ氏が考えている可能性もありますね。笑
もちろんこれらを進めるには、相当大きな「壁」がいくつもある訳ですが、
いずれにしても今回の発表は...
テレビや映画界を含め、今後のペイパービュー(動画コンテンツ毎に費用を払ってみる番組)ビジネスのあり方に一石を投じるものであり....
現在、広まりつつある「Video Podcast」の世界には、
相当な追い風の話であり...
今後、動画iPodだけにターゲットを絞った、アップル以外の独立コンテンツ・プロバイダーが、どんどん出てくる可能性(ビジネス・チャンス)をもたらした、センセーショナルな出来事だと思います。
つい先日、というか、早速というか...
日本でもメディアエンジン と言う会社が、「世界初!iPod向け VideoCast専門テレビ局」というコンセプトで、動画iPod専用の無料画像配信サービス
(ニュースなど) PodTV.jp を10月24日から開始するそうです。
ビジネスモデルは広告という事なので、動画iPodの販売台数が相当な数字にならないと、成り立たないビジネスなのと、うまく行ったら行ったで、大手動画コンテンツ業界や放送局が参入する可能性もあり、中々難しいフィールドではありますが、朝の忙しい時間にニュースに縛られるのではなく、そのままニュースを外に持ち出すというコンセプトと、その対応の早さには、本当に
アッパレ!という感じです。
機会があれば、この会社の社長の内田さんには、
是非インタビューなどをしてみたいですね。
本件に関しては、アメブロ 人気ビジネスブロガー龍司さんの
∞最前線通信に詳しく記事が出ていますので、是非ご覧ください。
記事は コチラ
動画iPod、このニュースは、まだまだ続編が続きそうですね。
そんな予感がします。