2005-07-30 22:03:57

Costco - 大型倉庫店舗型会員制スーパーの威力

テーマ:ビジネス

世界最大規模の会員数(3000万人)を誇る、全米No1. の倉庫店舗型会員制ホールセールクラブである、「Costco」 日本ではコストコと呼ばれていますが、アメリカ人は私が聞く限り の発音がとても小さくコスコと呼んでいるように聞こえます。


2ヶ月ぶりにシアトルに戻ったので、

いろいろと買出しもあり、昨日Costco に行ってきました。


▼ Costco外観 (大きすぎてデジカメに入りません)

Costco-gif


Costcoはシアトル市民にはとても馴染み深いディスカウントショップで、ホールセールクラブの元祖といわれた「PriceClub」と、当時業界三位であった「Costco」が1993年に合併した会員制のスーパーです。合併当初は「PriceCostco」という名で206倉庫店を有し、合併当初で年間160億ドル(約1兆8千億円)を売り上げたそうです。


ちなみに、この両社の合併は、

あのWAL-MART「SAM'S」との激戦が引き金だったとか...


PriceClubは1976年にサンディエゴで創業。一方Costcoは1983年シアトルで営業開始して、一気に売上げが伸び、アメリカ国内において、創業後わずか6年未満でその売上をゼロから30億ドル(約3,300億円)までに達成させた最初の会社になりました。ちなみに2004年度のCostcoのAnnual Reportでは、Net Sales が 471億ドル(5兆3千億円)となってます。 スゴイ金額ですね!


Costcoのビジネスモデルは下記の通りです。


1.会員制による会費での運営を原則としている


2.大型倉庫型店舗による大量陳列と箱売り等による合理化


3.大量仕入れによる徹底したローコスト調達



そうなんです、Costco は「大型倉庫」にそのまま「店舗機能」を付加することで、在庫や物流コストを削減しているので、全ての店舗は皆、「そのまんま倉庫」です。


▼Costcoの大型倉庫店舗(商品山積みです)

costco-int-gif


そして確かに「めちゃめちゃ安い」のですが、売っている単位がハンパじゃなく大きいので、ちょっと日本人の感覚ではあまりにアメリカ的で度肝を抜かれます。たとえばトイレットペーパーなら36ロールで13ドルが最小単位なので、日本の家のように収納場所がないと、大変なことになってしまいます。


▼ 山済みのトイレットペーパー(圧巻です。しかも最小単位は36ロール)

Costcojpg


▼ お肉も1パックが大きい!

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▼ ipodも山済みです!

ipod-jpg


ほとんど何でも売ってますが、野菜だとレタスが6個1パックで3ドルとか、タマネギが22Kg(50個ぐらい入ってます)で10ドルとか、お友達と分けないと絶対に使いきれる量ではありません。私の友人などは3年前にかったホッチキスの針が、まだタップリ残っているといってました。(笑)


会費はいろんなレベルがあって、それぞれのランクにより還元率が異なりますが、一番安い会員でだいたい40ドル/年程度です。会費自体は、たとえば MOET &CHANDON のシャンパンなどが、一般のスーパーなどにくらべ15ドルぐらい安く売っているので、すぐに元は取れる計算にはなっています。


こんなCostcoにも謎があって、たとえば欲しいもの(特に家電系)は、見つけたらその場で購入しないと、次に行ったときには大抵売り切れていて、もう二度と買うことができません。


というのも、Costcoでは一括大量発注することにより、メーカーサイドに相当なボリューム・ディスカウントを叩きつけて仕入れをしており、その売れ筋の読みと、仕入れる在庫数の「目利き」が、Costco購買部のノウハウだと思われます。


人気商品を売れ残らないギリギリの数で仕入れる。だから「コレ、いいな~」と思った商品は次に行くと大抵売り切れています。


以前、UIEvolutionの中島CEO とお食事したときに聞いた話では、なんでもCostcoでは大量仕入れして、それらを全て現金で売上げ(Costcoではクレジットカードは使えません)、その支払いは全て数ヵ月後に行うそうです。いくら金利が安い時代とはいえ、これだけの規模の店舗数でビジネスをやっているCostcoにとっては、それもまたすごい金額になっているのではないかと想像しています。


日本でもこのCostcoがいくつか進出しているそうです。わたしは日本のCostco には行ったことがないので、どんな単位で商品を売っているのかがとても気になります。


もしご存知の方がいらっしゃれば、是非教えてください!


Costcoの顧客中心型サービスには、まだまだ参考になるものが沢山ありますが、また後日、それらもご紹介させていただきます。


■ 本日のオススメ本

佐藤 生美雄
コストコ―会員制ホールセールクラブは、なぜ“高価値商品を低価格で”が可能なのか
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コメント

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1 ■激戦

Hiroです。こんばんは。
この小売店業界、世界中で激戦の様相を呈していますね。ウォルマートは、今や世界中のすべての企業で最上位を確保したともいえる企業。 そのウォルマートと、独メトロ(コストコと同じく会員制のホールセールマートとの事)が中国で出店合戦を始めたとの記事を数日前に読みました。 元々消費文化の違う日本でも、この業態が消費者に少しずつ浸透してきたところ。今後の動きに注目です。 ちなみに、私は横浜に住んでいますんで、コストコ金沢ならいけそう、、。一度機会があれば行ってみます。

2 ■>Hiro(hiroblo)さん

コメントありがとうございます。修正中にお読み頂いたみたいなので、ちゃんとした文章で読んで頂けたか心配ですが... 中国でのウォールマートとメトロの記事は私も注目していました。やはりリテール・ビジネスからは、何事も学ぶべきことが沢山あるといつも思っています。コストコ金沢、ぜひぜひ、体験レポートお待ちしています!

3 ■初めまして♪

TBありがとうございます。 先日、初めてコストコに行き、会員システムや倉庫店舗、商品の量や単位の大きさなど、すべてが驚きでした。 まさにアメリカを体感した一日でした。 私もTBさせて頂きたいと思います。 宜しくお願いします。

4 ■>itoe(be-life) さん

コメントならびにTB ありがとうございます。記事を書いた後に、いろいろ皆さんのブログを拝見させて頂いたのですが、どうやら日本でもアメリカと同じように、かなり大きなロットで商品が販売されているようですね。こんな事もすぐ調べることができるブログはやはり素晴らしいと思いました。

5 ■さすがアメリカ

コストコ・・・初めて知りましたが
販売単位がもの凄いですね!
日本でこういう店舗が成功するのかどうかも興味あります。

6 ■サンノゼではよくコスコ行きました。

初めまして、興味があったので参加させていただきます。
私はサンノゼに交換留学で住んでいたことがあるのですが、初めてコスコに行ったときは商品のアメリカサイズに驚きました。
私がコスコに友人に連れて行ってもらった理由が格安の国際電話カードの購入のためだったのですが、単なる小さなカードなのにコスコでは何十倍かの大きさのパッケージだけ置かれていて、それをレジに持っていくとカードに交換してくれるというシステムでした。これはまさにマーケティングだなっと感じた瞬間でした。ここでそのようなことを語っていること自体お店のマーケティング戦略に見事にはまっているということですよね。笑
何事もインパクトは必要なのですねー。今後とも宜しくお願いします。

7 ■>名古屋さん

Costcoの販売単位は本当にスゴイですよ。お菓子にしても文房具にしても、なんでも大ロットです。アメリカに来られたときは是非行ってみてください。

8 ■>Shigekiさん

コメントありがとうございます。サンノゼいい街ですね。国際電話カードをそんなに一杯買わされても...って感じですね。

9 ■Costoco久山

かなり昔の記事のコメントで申し訳ありません。気になる記事でしたので、・・・。
私もシアトルのコストコ行った事があります。もう10年前ですが、友達が、スターバックスに勤めていて彼が連れていってくれました。スターバックスは、シアトルの本社にもまだ、日本に出来る前に行きました。

で、コストコ、九州にもあります。福岡のはずれの方に、1999年に出来ました。出来た当時は、熊本から時々行ってました。年会費が4200円で、元を取るには、随分買い物しないと厳しいです。近所にあれば助かるのですが、交通費、ガソリン代もあるし、最近は、出かけてません。
ただ、ここにユニバーサルスタジオ級の大型レジャーランドを作る計画があるらしく、そうなるとかなり、面白くなるんじゃないでしょうか。
品揃えは、シアトル程ではありませんが、ロットで売られてました。私は、アメリカ製の洗車セットや輸入CDなどを購入しました。
アメリカ版、ホームセンターでした。帰りに買ったピザが美味しかった。それより、またシアトルに行きたいです。

10 ■>charlieさん

コメントありがとうございます。コスコは日本でも何店舗か展開しているようですね。やっぱりロットは多いんですね。笑
カーケア用品とかは、確かに良いものが多いと思います。

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