次の日、妻と姉とセカンドオピニオンへ。
この日は、祖母のお通夜の日。
姉は、お通夜のために1日休みをとっていた。
妻は、忙しい仕事の打ち合わせをキャンセルして、駆けつけてくれた。

次の治療の妥当性のこと、
今まで疑問に感じていたこと、
今の治療で不安に感じていること、
治験の可能性のこと、
すべてぶつけてみた。

次の治療については、今、該当する治験もなく、主治医の言った方法が妥当であるとのこと。 
また一方で、僕の問いに丁寧に分かりやすく、答えてくれた。

これだけで、だいぶココロは落ち着いてきたものの、最後に聞いてみた。

「今の病院や主治医の先生が嫌だとかではないんです。先生は、良くしてくれますし。でも、先生の話を聞いていて、今後のことを考えると、ぜひこの病院で治療を受けたいと思ってきたのですが、今回は無理だとしても、転院することは可能なんでしょうか。」

「基本的に、治療途中からの転院は受け付けていません。
ですが、、、」

病院の方針や、僕の状態等、様々なことが影響しているので、詳しくは書けないが、今のタイミングであれば、転院可能とのこと。

「ぜひ、お願いします。」
「じゃあ、明日、セカンドオピニオンではなく、初診として診るので、来れますか?」

明日?明日は、おばあちゃんのお葬式。
でも、お葬式は午後からだから、、、 

「明日は午前中の早めであれば、大丈夫ですが、、、」

「いいですよ。では、明日の午前中で。」

滞っていた流れが、サッーと、
一気に流れ出した感じがした。  

早速、主治医の元にいき、再度、紹介状を書いてもらい、翌日、無事に転院の手続きを終えた。

祖母の葬式には、もう少しで遅刻しそうになった。
おばあちゃん、ごめんね。
でも、お葬式が昼からだったのも、おばあちゃんが、きっと転院できるタイミングを調整してくれたんだよね、最後まで、本当にありがとう。


万事塞翁が馬。
何が良くて、何が悪いなのか、それは結局分からないのかもしれない。だけど、きっと追い求めれば、自分が納得の行く最善の道にたどり着くのだろう。

これからも、決して諦めず、追い求めていこうと思う。

明日から、新しい病院に入院します。

がんばるでぇ!


Relax, Open, Enjoy!!