自分らしく、生きる。 stay true to myself - 石松宏章オフィシャルブログ

「マジでガチなボランティア」から次のステージへ。石松宏章の日々考えていることを綴っていきます。


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ザッポス伝説 
(著) トニー・シェイ
ダイヤモンド社


「あれ?もう読み終わった。」って思えるぐらい、これは一気に読めました。著者であるトニー・シェイが「ザッポス」というオンライン靴小売企業を作り、史上最高値でアマゾンに買収されるまでのストーリ-。買収と言われると、された側(ザッポス側)は負け(失敗)のようなイメージを持たれますが、この買収は完全にザッポスが有利な買収でした。

何故、競合他社が多いオンライン靴の小売企業でザッポスがここまで成長できたのか?
その答えは、ザッポスの企業文化(コア・バリュー)にあります。

ザッポスのコアバリューは10個あるのですが、その中でも特に重要視しているものは、顧客や従業員に、思わず「ワオ!」と言わせるようなカスタマー・サービスです。
顧客に対しては、効率化や利益よりも、感動させることを優先させる。
無駄なこと、非効率なことであっても、ザッポスが大切にしている企業文化に則っていれば問題ないという経営方針があります。

例えば、ザッポスは在庫にない靴を探している顧客から電話があったら、他社のサイトを調べ、在庫を見つけた時は顧客に他社のサイトを教えるというのです。ザッポスは一時的に売上げを失いますが、全ての応対業務で生じる利益を最大にしようとは、決してしません。電話に一本ずつ対応し、顧客ひとりひとりと生涯続く関係を築こうとしています。これからの時代は、こういった企業文化こそがブランドとなっていき、長期的に見れば企業を成長させると改めて思いました。

でも、こういった企業と顧客の関係性の指摘は、今に始まったことではありません。ザッポスの何がすごいって、こういったコア・バリューが単なる形だけのものではなく、従業員の日々の生活の中に浸透していることです。相手を「ワオ!」と感動させること、このこと自体が当たり前になっているところが凄いのです。ここまで、企業文化を根付かせたトニーシェイの経営力は、企業の経営者、マネジャーだけでなく、コミュニティ、組織に属している人も学ぶ価値があり、必読の書と感じました。

そして、本書を読み、僕がさらに共感できたことは、「人生の幸せとは何か」という著者トニーシェイの考え方です。著者は「金」より「情熱を傾けられること」を真っ先に優先します。

たとえば。
著者はオラクル在職中にリンクエクスチェンジを創業し成功させます。 そして、1999年にマイクロソフトに同社を2億6500万ドルで売却。このとき若干24才です。さらに、 その後1年間マイクロソフトに留まれば、8億円を得られる予定でした。

しかし。
著者は「楽しくない」「情熱を感じられない」を理由に、それを放棄して投資家へ転身します。 普通の人ならリンクエクスチェンジ売却した時点で、不動産を買って一生遊んで暮らそうと考えるはずです。例えそうしなくても、たった1年間マイクロソフトに勤めれば8億円もらえるなら、1年間勤めるはずです。しかし、彼は「金」より「情熱を傾けられること」を優先するのです。

普通の人なら、こんな判断はできません。でも彼は、あっさりと決断し、そして成功するか保証もない起業の道を再度歩んでいくのです。全ての理由は、「情熱」がそこにあるからです。

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メディカルスクールを世界中に創って、途上国の医療に貢献したい。
それを、仲間と一緒に創り上げたい。
そして、自分の知らない世界を見て回りたい。

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これが僕の人生でテーマであり、やりたいこと。
この著者の生き方は、まさに僕にとって理想の人間像でした。

人生において、大事なのはお金ではなく、きっと退屈しないことなんです。
じゃあ自分にとって、これまでの人生で最高に幸せを感じた時はいつだったか?
思い返してみると、勉強したくてもできない子供たちのために小学校を建てたり、医療を受けたくても受けることが出来ない無医村に病院を建てることでした。
そして、自分1人だけではありません。
仲間とその目標に向かっているときに、一番幸せを感じました。
今でも、小学校や診療所を更に発展させるためにどうすればいいかを考えるとき、幸せを感じます。

つまり、何かを作っているとか、クリエイティブで独創的でいると僕は幸せだったと思います。夜明けまで、一晩中仲間と電話でしゃべりながら、自分の描く未来を作り上げる過程が幸せでした。価値ある物を生み出し、育て、自分が情熱を傾けられることが幸せでした。
そして、幸せを感じたどの時も、「お金」は伴ってはいませんでした。

著者は言います。
たいていの人はその人生を、「○○を手に入れることができたら、幸せになる」あるいは「○○を達成できたら、幸せになる」と考える。ところが実際、手に入れたと思った幸せはかなり短期間のうちに色褪せていくというのです。

きっとお金であったり物質的な欲求は、一時的なものです。
これは、間違いのない心理だと思います。
そういったことを、一度も会ったことのない海の向こうの著者が、本を通じて語って、偶然にもその考えを聞けて、なんていうか、「うん。やっぱ、そうだよな」って自分の気持ちを再認識しました。そういう意味で、この本に出会えて本当に良かったと思います。

なお、こういった企業のサクセスストーリーは、自慢話で終わってしまう傾向があると思うのですが、ザッポス伝説は全くそんなことはないです。また、一般的に社長とかの著書って、本人が忙しいためか、編集者に比べ文章力が劣るためか、基本的にゴーストライターに文章を書いてもらう著書が多いと思うんですが、この本は全て著書自身で執筆したといいます。なので、少し表現が平たい箇所もありますが、それが逆に心に響くし、好感が持てました。そういう意味でも、お勧めです。

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