日本に一時帰国中ですので、留守中は書き溜めた記事を予約投稿することにします。
コメントへのご返事は帰タイ後に致します。


2007年4月5日付きのブログで、タイのバナナに関わる話を書きましたが、今日はタイでポピュラーなバナナの食べ方と言われる『 焼きバナナ 』(クルアイ・ピン กล้วยปิ้ง )について簡単に御紹介しましょう。

焼きバナナ(クルアイ・ピン)に使うバナナの種類は、クルアイ・ナ-ム・ワー กล้วยน้ำว้า です。(↓写真)

タイに魅せられてロングステイ
クルアイ・ナーム・ワー กล้วยน้ำว้า

① 房から捥ぎ取ったクルアイ・ナーム・ワーの表皮を剥がしてから炭火に乗せます。
(下写真)


タイに魅せられてロングステイ

② 先ずは、バナナを満遍なく軽く焼き上げます。(下写真)


タイに魅せられてロングステイ

③ 焼き上がったバナナを串刺しにしてバナナを丁寧に焼き上げます。(下写真)


タイに魅せられてロングステイ

④ 焼きあがると、平板でバナナを強く圧して扁平状に潰します。(下写真)


タイに魅せられてロングステイ

⑤ 透明になるまで煮詰めた砂糖に蜂蜜を加えたナムチュアム น้ำเชี่อม をかけて出来上がりです。


焼きバナナに使用する品種のクルアイ・ナ-ム・ワー กล้วยน้ำว้า は、全く甘みが無くて渋みが強く、日本輸出用の『 香りバナナ 』よりも味覚が劣ると聞きますす。

しかし、じっくりと焼いて渋みを飛ばし、更にその上から:ナムチュアムと呼ばれるシロップをたっぷりとかけさえすれば、二束三文のバナナが別物のように美味しくなる・・・と言うことのようです。 日本の渋柿のようなものかも知れませんね。

一串に四本の潰しバナナを通して20バーツですが、スーツを身に纏ったOL達が列を成して買って行くために、いつまでたっても出来上がり在庫が溜まらず、屋台の小母さんは、休む間もなく、汗だくでバナナを焼き続けなければなりません。

上記の方法による焼きバナナ กล้วยปิ้ง 以外にも、バナナの表皮を剥ぎ取らずに焼きあげるバナナも売っていました。(下写真)。

タイに魅せられてロングステイ
ランナームの平和公園で見かけた皮付きの焼きバナナ(3本10バーツ)