お早うございます。I.R.M.エキスパートガイドの平野香緒里です。
最近、「魔女の宅急便」を6歳の娘と一緒によく観ています。
この映画は、いろんな観点から意識して観ると本当に毎回新たな発見があります。
あらすじはこんな感じです
魔女の娘は13歳になると家を出て、よその町で一年修行するという掟があった。13歳になった魔女の娘・キキは、掟にならい黒猫・ジジと共にコリコの街に降り立った。パン屋の女主人に気に入られ、店先を借りて宅急便を開業することにしたキキ。そこには新しい生活と喜び、失敗と挫折、人力飛行機に熱中する少年トンボとの出会いが待っていた。・・・wikipediaより
途中でキキは突然魔法の力が弱くなり飛べなくなってしまいます。
なぜ飛べなくなってしまったのか?
一生懸命、おばあさんの思いのこもった焼き立てのパイを孫に雨の中届けたのに受け取った女の子はなんの感謝もなく「このパイ嫌いなの」と言ったこと
自分が一生懸命やったのに感謝されなかった経験。喜んでもらえなかったこと。ここで理想と現実のちがいで落ち込み自信をなくしてしまったのも一つだと思います。
でも一番の自分の能力が使えなくなってしまった原因は「人と自分を比較していたこと」「自分にないものをうらやんでいたこと」だと思います。
他の人と比べて
・ みんなおしゃれでキレイな色の洋服を着ているのに魔女で修行中の私はこんな黒い変な地味な服しか持ってない。
・私だってパーティ行ったりしたかったのに。
・私は働いているのに、みんなは自由に遊んでいる
・私なんて、どうせ飛ぶことしか取り柄がない
日常生活の中でも、他の人と比べてしまってその差が「嫉妬」に変わり、自分を見失い、自信がなくなって自分の力が出せなくなること・・・ありますよね。
負のスパイラルにはまってしまった時は、なかなか一人では抜け出せないこともあります。
ちょうどそんな時に絵描きの女の子のところにキキは泊まりに行きます。絵描きの女の子も大好きだった絵が突然描けなくなったことがあり、その時人まねでなく自分の絵を描かなきゃと気づいたというお話がありました。
他の人のあり方次第で自分が決まるということは、他の人に自分の幸せを依存しているということになってしまいますね。
でも最後、キキは再び飛べるようになりました。
なぜキキは、再び飛べるようになったのか?
トンボが飛行船から落ちそうな時、キキは「何がなんでも絶対に・・・トンボを助ける!」という「純粋動機」があったのです。その時のキキには、自信がないだとか、他の人と比較する自分とか全くなくただ無我夢中でトンボを助けること以外は意識がむいていなかったと思います。
目の前の「今」に集中して、自分ができる精一杯のことをやるということでそして誰かのために自分の持っている能力を使おうと純粋に思ったことで再び飛べるようになったのだと思いました。
その時のキキは、トンボを助けられるのは自分しかいないと、無我夢中の中でも自分を信じることができたのだと思います。
面白いなと思って感動したのがこの時、キキは自分のほうきは折れてしまってなかったので、その場に居合わせたおじさんから借りたデッキブラシをほうきの代わりにして飛んだのです。
最初の方の場面ではキキはお母さんのほうきよりも自分がつくったほうきの方がいいとほうきにもこだわっていました。でも魔女が空を飛べるのは、その特別な「ほうき」があるからではなかったのですね。
やっぱりその能力を呼び覚ますのは道具ではなく「意識」なのだなと感動しました。
最後は本当に、ハラハラどきどきの・・・感動のクライマックスです。
なんだか、何度も何度も「魔女の宅急便」を観ています
そしてキキの一生懸命悩んで成長する姿に励まされています。
秋の夜長に大好きな映画など、再度いろんな観点から観てみると面白いかもしれませんね。今までとはちがうとっても深い気づきがあると思いますよ(^_-)
今日もハッピーで素晴らしい1日を♪
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