今日は曇りスタートでしたが、昼頃時から晴天となったブリュッセル。Yvesは例のごとく半日勤務だったのですが、お昼過ぎに帰宅後軽食をとって、友達の家へ。この友達は昔美容師として活躍し、今は別のお仕事をしているJP。以前こちらの記事で出てきたベルギー人です。

 

Yvesは、昨日のビアカフェでの写真でもお判りのとおり、ヘアスタイルを決められるほどの髪量がないので(僕もあまり人のことは言えませんが…)、通常は自分で電気バリカンを使って短髪にしています。

 

あっ、なるほど!薄い髪を頑張って伸ばしてしたことのはこのためだったのか!そして、そして、結構いい仕上がりで帰ってきました。

 

そして、昨日も楽しんできたスカールベークですが、今日もまたもや夕方から行ってきました。というのも、前から予約をしていたレストランが、昨日のカフェの通りの反対側にあるのでした。

ブリュッセルはじめ、ベルギー全土(お隣ルクセンブルクでも)で先週17日から10日間 Resto Days というグルメイベントが開催されていて、各地のレストランがこのイベントに合わせたお手頃価格の3コースの特別メニューを提供してくれるのです。

 

ミシュランの星付きレストランも参加してて、星1つ(一部星2つのメゾンも参加)、そしてゴ・ミヨ Gault & Millau 15点以上(20点満点)の処で、ランチ€54, ディナー€61。その下の Gault & Millau 13,14点で、ランチ€33, ディナー€40。そして、僕らふたりはもっと価格設定がリーズナブルな、ランチ€22, ディナー€29 というレストランを物色していました。

 

そして、ブリュッセル市内でメニューが面白そうな処から僕らが選んだのがこちらのイタリアン、ブカ・ディ・バッコ Buca di Bacco。アマルフィ海岸のリゾート地、ポジターノにあるレストランホテルと同じ名前で「バッカスのセラー」という意味。

 

僕らは家ではいつも早めの夕飯なので、今日も18:30に予約を入れてて、一番乗り。

 

 

ちなみに、Resto Days のディナーメニューはこちらです。

 

 

まずは、アミューズブッシュ。ドライチェリートマトとモッツァレラ、葉野菜(ほうれん草のベビーリーフかな?)のおつまみ。見事にトリコローレ・イタリアーノ。トマトが甘くて最初から期待が膨らみます。ハーブやペッパー、バルサミコでの味付けも美味。

 



そして、アンティパスト(前菜)。Burratina pugliese in foglia di Parma su tartare  di Pomodoro

 

プーリア州の名物 Burratina ブラッティーナ は、小さな Burrata ブッラータ という水牛の乳からつくられたフレッシュチーズです。生産数も賞味期限も短いため「幻のフレッシュチーズ」とも称されます。メニューの記述に “in foglia di Parma” 「パルマハムの葉っぱ」とあったんですが、このブラッティーナを巾着のように包んで出てくるんですねぇ。結ばれているのはシブレット。その下にトマトのタルタルが潜んでいます。思った以上のプレゼンテーションに、Yvesも僕も思わずしばらく眺めていました。

 


ブラッティーナは、同じく水牛乳から作られるモッツァレラ・ディ・ブッファーラ同様クリーミーですが、ナイフを入れると中は本当にトロトロ。生クリームが閉じ込められてれていて更に濃厚な味わいなのです。この何ともジューシーでミルキーな食感。外側のパルマハムの塩味と素晴らしいハーモニーを奏でます。昔イタリア旅行した際にブッラータを食べてすごく感動したことありましたが、古い記憶が蘇ってきました。

 

 

お次のメインディッシュ。Filetto di orata al burro bianco capperi, pomodorini ciliegia su letto di verdurine croccanti 

 

鯛のフィレ、ケッパーバターソース。チェリートマトとクリスピー温野菜のベッドに乗せて。

 

 

鯛の身はとても柔らかいのですが、厚みがあって食べ応えがあります。イタリアンらしく半透明なバターソースが軽いんですよね。ケッパーやハーブがアシストしているんでしょうね。そして、姿が見えているブロッコリの他に、魚の下に敷き詰めてある温野菜は、サヤエンドウ、インゲン、ニンジンの面々。いずれもアルデンテといったように歯ごたえがあって、それぞれの素材の味が活かされていますが、蒸し加減がいいのでしょうね。

 

ちなみに、今日のメニューに合わせたヴィーノは、シチリア産の白、ドンナフガータ・アンシリア Donnafugata Anthìlia。シチリアで一番古くから栽培されているという品種、カタッラット catarratto をベースにしたフルーティーな辛口ワイン。「ドンナフガータ(逃げた女)」という名前は、19世紀初頭に(ナポリ=シチリア)ブルボン朝の王フェルディナンド4世の妃マリア・カロリーナ王女(マリー・アントワネットの姉、この辺の歴史も面白そう!)が、ナポリで起きた革命を逃れてドンナフガータ社の自社葡萄畑や醸造所のあるコンテッサ・エンテリーナの地へ逃げてきたという歴史に因んで名付けられたそうです(こちらを参照しました)。

 

そして、最後のドルチェ。Gelato fichi e Noci calabre con crumble e cioccolato fondente 

カラブリア産のイチジクとクルミのジェラート。クランブルとチョコラート・フォンダンテ。



チョコラート・フォンダンテは、中がとろっとソース状に溶かしたチョコレートケーキ、フォンダン・オ・ショコラを想像しましたが、ジェラートの上から溶かし掛けしているんですね。ジェラートはクルミ味(イチジクが練りこまれているのかはよく分かりませんでした)。そして、クランブルを噛んだら、こちらがイチジクなのかな?と。一部クランブルにちょうどチョコがコーティングされて、オランジェットのような食感も楽しめます。何とも不思議な味がするので、お店の人に訊くと、クランブルにリキュールが使われているとのこと。なかなか他では味わったことのない大人っぽい味がするドルチェで、最後まで大いに楽しませていただきました。

僕らのテーブルを交代でサービスしていただいたお二人は、それぞれアマルフィ(微妙に外れたサレルノ)と、カラブリア出身ということで(他の方々には伺っていませんが…)、今回の Resto Days ディナーメニューは南イタリア各地の特産がベースになっていたのでした。

最後は本格的なエスプレッソで締めて大満足!ボトルのミネラルウォーターを含め、締めて二人で €100 をちょっと超えるくらいでした。

 

さて、建物のほうも少しご紹介しなければいけません。3月は僕ら二人アールヌーヴォー&アールデコ月間となっている訳ですが、このレストランの建物はまさにアールヌーヴォー。しかも、昨日僕がスカールベークの区役所で開催されているエグジビションでフィーチャーしている、ここスカールベーク生まれの建築家、ギュスターヴ・ストローヴァン Gustave Strauven 設計(1906年作)。
 

カウンターの壁越しに美しいステンドグラス、天井からは少しツヤのある質感の違うステンドグラス(コーティングしているんでしょうかね?)からゴージャスなクリスタルのシャンデリアが。

 

 

 

 

僕らの通されたテーブルの壁絵はコピーということですが、枠はしっかりアールヌーヴォー。

 

 

そして、カウンターを飾っているのはふんだんに使用された大理石。あまりベルギーでは見かけない模様ですが、非常に珍しいものだそうで、その上からピューター(錫)で縁取り。贅沢な仕上がりです。

 

 

通りに面した壁の絵。

 

 

カウンターの両脇にはワインやリキュールなどが陳列してある棚が壮観です。

 

 

トイレの洗面台も当時から使われてきているオリジナルとの話でしたが、かなり綺麗で保存状態がいいので、本当なのかは少し疑問に思ってしまいましたけど…。

 

 

外観はこの通り。正面から左に延びている、バルコニーの欄干のようにも見えるガラスのひさし。その骨組みとなっている鉄骨の装飾が、いかにもこの建築家が得意とする植物の蔓をデフォルメしたような派手なデコレーションなんですよね。

 

 

師匠であるヴィクトール・オルタは、どうもこの弟子達(ストローヴァンだけではなかったらしい)の機能重視ではない装飾過多な外観仕上げに嫌気がさして、徐々に幾何学模様のアールデコに繋がるスタイルにシフトしていったようです。

 

 

 

Resto Days のイベントは、週明け28日(月)までなので、もし、お近くにお住いの方でこの残り3日で試してみたい方はお見逃しなく(ブリュッセルのミシュラン星付きは全て満席のようですが)。

 

ちなみに、こちらの Buca di Bacco は月曜定休なので、残り2日です(土曜がディナーのみ、日曜はランチのみ)。メニューを見る限り、ランチよりディナーのほうが面白いと思いますよ。ご興味ある方は、こちらのサイトから急ぎご予約を(イベント中メニューの予約は全てサイト経由となります)。
 

フトコロに余裕のある皆さんは、通常期に是非一度。僕らもいつになるかは分かりませんが、二人ともまた来たいね、と言いながら帰ってきました。

夜が明けた土曜の午後は、このストローヴァン設計の自宅も見学予定です。どんなお話が聞けるか楽しみです。

 

Buca di Bacco

Avenue Louis Bertrand 65, 1030 Schaerbeek(Bruxelles) BELGIUM
http://www.buca-di-bacco.be
Tel: +32 (0)2 242 4230
 

 

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