さらば愛しき女よ

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レイモン・チャンドラーの私立探偵、フィリップ・マーロウを主人公とするハードボイルド小説の第2作となる同名小説を原作としています。原作は未読です。

 

1944年にも同じ原作小説が映画化されていますが、そちらも未見です。

 

刑務所から出てきたばかりの大男、通称、"ムース(大鹿)"、マロイは、別れた恋人、ヴェルマを探しに酒場フロリアンを訪ねますが、酒場の主が何も答えようとしないのでカッとなり、再び殺人を犯し逃亡します。仕事で現場に居合わせてマロイと話しこんでいた私立探偵、フィリップ・マーロウは警察に尋問され、マロイを捕まえるためにはヴェルマを探す必要があることを説明しても受け入れられず、自分でヴェルマ、マロイ探しを始めますが...。

 

ハードボイルドなマーロウなのですが、実によく喋ります。まぁ、ナレーションですが、あれこれと喋ってしまっていて、ハードボイルドにそぐわない感じがして、違和感ありました。マーロウを演じるロバート・ミッチャムはもうちょっと若い方がと言う感じがしたものの、その佇まいは悪くなかったと思うのですが、もっと寡黙でいて欲しかったです。

 

そして、シャーロット・ランプリングの悪女ぶりが光っています。まさに魔性。男たちを手玉に取り、眉一つ動かさず、男たちの運命を狂わせていく姿は、むしろ清々しいほどでした。

 

物語については、登場人物がやたらと多くて関係性がゴチャゴチャしているのは、レイモン・チャンドラー原作のお約束。全体に慌ただしい感じがしましたが、何とか長編を破綻させることなく90分に纏められていると思います。

 

ちょっと残念な面もありますが、レンタルでながら見する分には悪くないかもしれません。

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