テキーラ・サンライズ

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麻薬密売人だった"マック"ことデイル・マキュージックは足を洗いましたが、組織も、彼を経済的に頼ってきた元妻や従兄弟もそれを認めようとしません。一方、マックの高校時代からの友人でDEA(麻薬取締局)捜査官のニック・フレシアは麻薬密輸組織摘発のため、マックの身辺捜査を命じられ...。

 

麻薬犯罪を巡るサスペンスに三角関係を絡めたというべきか、ラブロマンスに麻薬犯罪を絡めたというべきか...。

 

それはともかく、恋と犯罪です。映画の世界では、親和性の高いこの2つの物語ですし、特別感はないというだけでなく、ありきたり感が否めません。ごく普通の三角関係と、割とよくあるサスペンス。

 

三角関係の当事者、マック、ニック、マック行きつけの子レストランのオーナー、ジョー・アンの3人、それぞれが、何をしたいんだかよく分からない感じで、物語も今一つ盛り上がりません。結局、だから何?と言いたくなってしまいました。

 

マックを演じたのがメル・ギブソン、ニック役がカート・ラッセル、ジョー・アン役がミシェル・ファイファー。大物を揃えて、何故、こうも盛り上がらないのか...。本来、それぞれが単独でもしっかりとした存在感を残せる俳優たちなはずなのですが...。

 

タイトルの"テキーラ・サンライズ"は、テキーラをベースにした有名なカクテルの名称にもなっています。朝焼けの空を表すオレンジジュースの下に太陽に見立てたグレナデンシロップの赤い色が沈み、オレンジから赤へのグラデーションがとても印象的なカクテルで、マックが愛飲する飲み物として登場します。

 

また、作中でも太陽の光が雲を赤く染める映像がとても美しく心に沁みました。少なくとも、その点は良かったです。

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