メニルモンタン 2つの秋と3つの冬

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パリの東側に位置する街、メニルモンタン。ボルドーの美大を卒業したアルマンは定職にも就かず、親友のバンジャマンと冴えない毎日を過ごしていました。33歳の誕生日、アルマンは、「仕事をみつける。運動をはじめる。タバコをやめる。」と3つの決意をします。ある日、アルマンはジョギング中に偶然出会ったアメリに一目惚れし、ある事件をきっかけに急接近しますが...。

 

章立てになっていて、1章から9章まで進み、その後、8章、7章...1章と、全部で17章に分けられているのですが、その度に暗転し章の番号とタイトルが表示されます。90分の短い作品の中で17回もこれがあるのですから、かなりせわしない感じはします。

 

そして、登場人物たちが観る者に向かって語りかけてくるのですが、それが結構、ウザかったりします。

 

そこにある種の可笑しさというか、笑いが生まれてもいるのですが、この手法については、メリットよりまデメリットが大きかったと思います。

 

33歳までダラダラとモラトリアムしていた"ダメンズ"なアルマンですから、そう簡単に大人になれるわけもなく、その辺りは、リアルを感じましたが、だから何?という感じも強く、物語の面白さが感じられませんでした。

 

それでも、アルマンを演じたヴァンサン・マケーニュが、ちょっと気持ちの悪いオジサンのようで、写される角度によっては意外にイケメンだったりして、なかなかイイ味を出していたと思います。

 

もっと、ヴァンサン・マケーニュの味わいを前面に押し出しても良かったような...。

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