東急本店の隣、オーチャードホール、シアターコクーンなどが入る建物、Bunkamuraの6階にあるミニシアターです。1989年にオープンしています。

 

渋谷にはこうした映画館が、ここを含めて結構あるのですが、都内での上映館が一館しかない作品も上映されていて、定期的に行っている映画館の一つとなっています。(もっとも、本館ができた頃は、そんな映画館がもっとあって、今では随分、少なくなってしまいましたが...。)

 

これまで、観た作品は、

人間の値打ち (2016年10月)

山河ノスタルジア (2016年5月)

パリ3区の遺産相続人 (2015年12月)

あの日のように抱きしめて (2015年9月)

パリよ永遠に (2015年3月)

バックコーラスのディーバ(歌姫)たち (2013年12月)

カルテット!人生のオペラハウス (2013年5月)

東ベルリンから来た女 (2013年2月)

マリーゴールド・ホテルで会いましょう (2013年2月)

屋根裏部屋のマリアたち (2012年8月)

愛する人 (2011年1月)

など。

 

当初は、フランス映画中心だったようですが、現在は、ヨーロッパの他の国や最近ではアジアの作品も上映されています。

 

スクリーンは2つ。どちらも、前後の高低差は少なめで、後ろの方の座席はあまり観やすくないと思います。前から5、6列目位が一番観やすいかもしれません。そして、椅子の背もたれが低いので、座り心地は今一つ。

 

日曜日の最終回と火曜日、毎月1日は、料金が1100円になります。チケットはネットでの購入もできます。座席指定制。

 

ロビーでは、チケット売り場でパンフレットなどの販売が行われています。また、上映室は飲食禁止で持ち込めずロビーで飲み食いする(すわれる場所はほとんどないので、基本、立っての飲食)ことになりますが、奥のカウンターで、ちょっとお高めのジュースやグラスワインなどを買うこともできます。(まぁ、お値段が張る分、美味しいし、ちゃんとしたグラスに入れられていたりしますが...。)

 

前後に東急本店やBunkamura館内のカフェやレストランで食事やお茶というのも、なかなか優雅な気分を味わえたりします。(館内のカフェやレストランは映画の半券で特典があるので、1階のカフェ利用なら鑑賞後がお勧め。)

 

上映作品の雰囲気とも関係するのでしょうけれど、比較的、観客の年齢層は高めで、全体に落ち着いた雰囲気の映画館です。

 

興味を惹かれる上映作品が結構あるので、時々は行くのですが、他で上映されていれば、他の映画館を選んでしまうかもなのは、椅子の問題や座席の配置の問題が大きいです。ロビーにもう少し椅子があればよいと思いますし、上映室内での食事の禁止はともかく、飲み物はOKしてもらいたいもの。あまり混雑していなければ、座席の配置の問題は左程気にならないのですが、ここでしか上映されていない作品など、結構、満席になることもあり、それだけに、心地悪さは気になります。その点が、ちょっと残念な映画館です。

 

 

公式サイト

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/