今年も日本インターネット映画大賞への投票をしながら、この1年に観た映画を振り返ってみたいと思います。例年通り、今年公開された作品で、映画館で観たもののなかから選びたいと思います。

今年、映画館で観たのは、日本映画30本、外国映画57本の合計87本。ここ数年、毎年、映画館で観る映画の本数が前年より減っていたのですが、久し振りに前年を上回りました。

では、まずは、日本映画編です。

【作品賞】(3本以上10本まで)
 「そこのみにて光輝く」   5点
 「福福荘の福ちゃん」   4点
 「太秦ライムライト」   4点
 「三里塚に生きる」   3点
 「ある精肉店のはなし」   3点
 「百円の恋」  3点
 「神宮希林 わたしの神様」   2点
 「滝を見にいく」   2点
 「毎日がアルツハイマー2」   2点
 「イン・ザ・ヒーロー」   2点
【コメント】
選んだ10本のうち、4本がドキュメンタリー作品となりました。単に今の社会に伝えたいこと、後世に残すべきことを記録するという以上に、"映画作品"としての完成度の高いドキュメンタリーが多かったような気がします。「三里塚に生きる」は、世間に忘れられた今でも続く闘いに目を向けされてくれました。「ある精肉店のはなし」は私たちの生活に欠かせない食に関する大切な問題を扱っています。「百円の恋」は主演の安藤サクラが出色。「神宮希林 わたしの神様」は伊勢神宮という日本人の精神性を支えるものに樹木希林の凛とした生き方が重ねられ印象的でした。「毎日がアルツハイマー2」も避けられない老いの問題に真正面から取り組みながらもユーモアを失わない点が良かったです。「そこのみにて光輝く」は原作小説も読んだのですが、原作の世界を見事に映し出しながら、映画作品としても見応えのある作品になっていたと思います。「福福荘の福ちゃん」は大島美幸の熱演も印象的でしたが、温かい雰囲気が心にじんわりと沁み込んできて印象的。「太秦ライムライト」は何といっても、主人公、福本清三さんが素晴らしかったです。ラストシーンも出色。「滝を見にいく」も、それなりに人生を積み重ねてきたおばちゃんたちならではの魅力を出していました。「イン・ザ・ヒーロー」は「太秦ライムライト」と同様、作品を支える大きな力でありながら目立たない存在に目を向けた点が良かったです。ちなみに、迷いつつも選外とした作品としては、なかなか歴史的エンターテイメント作品として楽しめた「超高速!参勤交代」、平和になりきれないイラクの現状を映した「イラク チグリスに浮かぶ平和」、命懸けの撮影が行われた「北朝鮮・素顔の人々」といった作品があります。
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【監督賞】      作品名
  [纐纈 あや] (「ある精肉店のはなし」)
【コメント】
 私たちの命を支える仕事の一つでありながら、これまでほとんど知ることがなかった屠畜がテーマとして取り上げたという点も良かったと思いますし、映画作品としての完成度も高かったと思います。
【主演男優賞】
  [綾野 剛] (「そこのみにて光輝く」)
【コメント】
 静かな淡々とした描写の作品ですが、その中で、登場人物の心情を丁寧に表現して印象的でした。
【主演女優賞】
  [安藤 サクラ](「百円の恋」)
【コメント】
 宮沢りえ(「紙の月」)、大島美幸(「福福荘の福ちゃん」)の中の誰を選ぶかかなり迷いましたが、インパクトの大きさ+演技力という点で安藤サクラに軍配が上がるかと...。
【助演男優賞】
  [松方 弘樹] (「イン・ザ・ヒーロー」)
【コメント】
 出演時間は短いのですが、さすがの殺陣で魅せてくれます。クライマックスを見事な殺陣で盛り上げて印象的でした。
【助演女優賞】
  [小林 聡美] (「紙の月」)
【コメント】
 クライマックスの宮沢りえとの対決は長く映画史に残るであろう名場面だったと思います。迫力あるシーンでした。
【ニューフェイスブレイク賞】
  [上白石萌音] (「舞妓はレディ」)
【コメント】
 何も知らない田舎育ちの少女が垢抜けていく様子を見事に演じていたと思います。今後に期待したいです。
【音楽賞】
 「福福荘の福ちゃん」
【コメント】
 懐かしの昭和メロディーが作品の雰囲気や登場人物たちのキャラクターの表現に巧く活かされていたと思います。
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【私が選ぶおっさん賞】
 [大島 美幸] (「福福荘の福ちゃん」)
【コメント】
 主演女優賞で、安藤サクラ(「百円の恋」)、宮沢りえ(「紙の月」)の誰を選ぶか迷いましたが、最終的に安藤サクラに。けれど、本作の大島美幸の存在もどこかに残しておきたいと思いました。見事なおっさん振りでした。
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