今年も、よく映画を観た一年となりました。


映画館で観た映画が136本(内、日本映画62本)。昨年、一昨年よりも多くの映画、それも、邦画を多く観ています。その他に、DVDやビデオなどで観たものが213作品となりました。


2006年から毎年、投票のお誘いをいただいていますので、4回目となりました。一年の締めくくりとして、今年も投票したいと思います。例年通り、映画館で観た今年公開の日本映画38作品の中から選んでみました。


【作品賞】(5本以上10本まで)

ディア・ドクター 」 5点

プール 」 4点

大阪ハムレット 」 4点

雪の下の炎 」 4点

花と兵隊 」 4点

無防備 」 3点

南極料理人 」 2点

沈まぬ太陽 」 2点

サマーウォーズ 」 1点

南の島のフリムン 」 1点


【コメント】
この一年、比較的、邦画を良く見たと思います。「ディア・ドクター」は、私たちの周囲のどこにでもいそうな善人たちに潜む悪を見事に抉り出しながら不思議な明るさを感じさせて秀逸。 「プール」はゆったりした日常を、「南極料理人」は特別な状況の中での日常を、「大阪ハムレット」は市井の人々のありきたりの日常を描いていて面白く仕上がった作品。「サマーウォーズ」は仮想社会を「南の島のフリムン」はファンタジーの世界を日常に取り入れて独特の作品の世界を構築していました。 また、「雪の下の炎」「花と兵隊」「無防備」といったドキュメンタリーの力作が目立ちます。「無防備」は、"無修正の出産シーン"で話題になりましたが、それだけが強調されてしまうのは勿体ない力のある作品でしたし、「雪の下の炎」や「花と兵隊」は思いテーマを取り上げながら、深刻になりすぎず、問題を冷静に浮き彫りにし、私たちが知っておかねばならない歴史を見せてくれています。

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【監督賞】 作品名
[西川 美和] (「ディア・ドクター」)
【コメント】
この監督の人間への視点には、いつも、ドキッとさせられます。本作は、"善人の犯罪"を見事に表現。

【主演男優賞】
[笑福亭 鶴瓶] (「ディア・ドクター」)
【コメント】
この人でなければ演じられなかった役どころを見事にスクリーンの上に存在させていました。

【主演女優賞】
[ペ・ドゥナ] (「空気人形 」)
【コメント】
自然に人形になりきり、生物と無生物の間を違和感なく行き来した演技力は見事。

【助演男優賞】
[香川 照之] (「劍岳 点の記 」「カイジ~人生逆転ゲーム~ 」「ディア・ドクター」など)
【コメント】
この人がいなければ邦画の世界は成り立たないかもしれないとすら思えてきます。どんなキャラクターにも見事に生命が吹き込まれます。私にとっては、この人が出演しているというだけで劇場に行きたくなる数少ない俳優の一人です。

【助演女優賞】
[中谷 美紀] (「ゼロの焦点 」)
【コメント】
主役の存在を霞ませてしまった鬼気迫る演技が印象的でした。

【新人賞】
[木南 晴夏] (「20世紀少年-第2章-最後の希望 」「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 」)
【コメント】
コミックの紙面からその飛び出してきたようなソックリ具合が秀逸でした。役柄を表情豊かにスクリーン上に存在させていました。

【音楽賞】
僕らのワンダフルデイズ
【コメント】
いかにも"青春"な感じの音楽がオジサンたちの手にかかってもなお新鮮でした。

【ブラックラズベリー賞】
ハリウッド監督学入門
【コメント】
期待しすぎたのかもしれません。上手くいけば、ハリウッドの影と光を描き、その課題を抉り出す問題作品になったかもしれないと思うと本当に残念な作品です。ただ、個人的なハリウッドへの不満がばら撒かれただけという印象の作品になってしまったのは何とも勿体ない。
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【勝手に○×賞】
【大人の工作大賞】
築城せよ!
【コメント】
何とも楽しげな"大人の工作"。これだけ本格的なものを作る作業、最後に壊した時の爽快感を含め、参加している人たちは楽しかったに違いない...と羨ましく思いながら観ていました。

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