久し振りに食べ物関係です。


先日、新丸ビルにある中華料理店で数人のお仲間と食事をしました。その日は、二胡とギターの演奏付き。中国的な曲というよりは、「イパネマの娘」とか「オーバー・ザ・レインボー」とか洋楽のスタンダードや日本のポップスなどが中心で、二胡とギターのアンサンブルもなかなか合っていて心地よい時間を演出してくれました。


タイトルに出した「重慶よだれ鶏」。前菜の一つとしてメニューに載せられてたのですが、「よだれを流すほど美味しい」という意味で名付けられた一品。なるほど、ジューシーな鶏の旨みにピリ辛の味付けが上手く絡む印象的な一品でした。


麻婆豆腐や坦々麺といった、いかにも四川料理といったメニューはさすがに美味しかったです。辛さは強いのですが、単に辛いだけの料理にならず、しっかりと旨みを感じさせてくれます。辛いものがあまり得意ではない人でもいけるかもしれません。


全体に、味が濃い感じはしましたが、そこそこのレベルを維持していると思います。


そして、このお店名物の「茶芸」。八宝茶というジャスミン、紅なつめ、クコ、龍眼、菊花、氷砂糖、百合根、クルミで入れたお茶。最初は、ジャスミンの香りが強く感じられるのですが、次第に、甘味が出てきます。その甘味が四川料理特有の辛さを上手く和らげてくれて料理との相性が絶妙でした。


この八宝茶を入れてくれるのが、茶芸職人なのですが、この曲芸的な技が楽しかったです。


接客も痒いところに手が届く感じでありながら煩くなく、丁寧で暖かい雰囲気でした。インテリアもほどよく、料理、茶芸、音楽に囲まれ、心地よいひと時を過ごすことができました。



お店のHP

http://www.sichuandouhua.com/tokyo/concept.html