ディック&ジェーン 復讐は最高!

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ITメディア開発企業で働くディックは、大抜擢され昇進します。妻のジェーンは仕事を辞め、庭にはプールを造り...、アメリカン・ドリームの実現、と思った直後、会社が倒産し、悪いことが重なり、多くのものを失います。就職活動は上手くいかず、家の電気まで止められ...。ついに、強盗をすることまで決意します。そして...。


そこそこ、面白かったです。随所に、気の利いた会話があったり、笑える場面が用意されていて、最後は、スカッとできるコメディになっています。

ただ、復讐に入る前段階は、ちょっと長くてクドいようにも思いました。その辺りは、もう少し、スピード感を持たせて処理して、最後の復讐の部分をじっくり描いてくれると、もっと楽しめたのかなぁとも思いました。


ストーリーの中心は、復讐なのでしょうけれど、何があっても前向きな主人公とその妻のたくましさは、見ていて楽しかったですし、夫にどんな不幸が降りかかってきても、決して、夫を見捨てない妻、どん底にあっても妻に対する思いやりを忘れない夫、この夫婦の絆が、暖かく描かれていたのが印象的でした。


まぁ、細かいこと言わず、ドタバタを楽しむのがこの映画の正しい見方なのでしょう。



[以下、ネタバレあり]








それに、何件かはしっかりと強盗をしてしまっているわけで、「職を失ったからといって関係ない人の金品を奪ってよいのか」というところは、少々、引っかかってしまいました。強盗をやって得たものですることが、子どもの誕生日パーティというのも、何だか...。愛する息子の誕生日を犯罪で得た資金でする、というのは、やはり、感覚的によくわかりません。

途中の強盗部分が失敗だけで終わって、最後の復讐になっていたら、もっと、ずっと、スッキリ出来たのではないかと思います。まぁ、アメリカ的な感覚からすれば、「やられたらやり返せ」は、ある意味、「正義」なわけで、社会に対する不満や鬱憤をこうした形で晴らすもの「アリ」なのかもしれません。ただ、彼らの犯罪により被害を蒙るのは、「善良で勤勉な一般市民」だったりもするわけでしょうし...。

やがて、本当の敵(自分たちの職が奪われた原因を作った張本人)がわかって、復讐が行われることになるのですが、その辺りからの展開は面白かったです。復讐の内容も、なかなか、気が利いていて、上手く作られていました。


最後に、元同僚が、新しい勤務先を聞かれて「エンロン」と答える場面がありましたが、ここもブラック・ジョークが効いていましたね。エンドロールを見ると、エンロンの元関係者がこの映画の製作に協力していたようですが、この辺りの感覚もアメリカンな感じがしました。






公式HP

http://www.sonypictures.jp/movies/funwithdickandjane/



ディック&ジェーン復讐は最高!@映画生活

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