股関節外科医Sのブログ

佐賀中部病院(前 佐賀社会保険病院)、整形外科部長の重松です。平成21年3月まで佐賀大学で講師をしていました。ここは股関節に関する話を中心に、私の日常、つぶやきなどが散りばめられたブログです。


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私が研修医の頃はオーベン制度というものがあったという話をしました。



今の私に影響しているオーベンの言葉はいくつかあるのですが、その1つが

「引き出しを増やせ。」

ですね。



「??」

と思われるでしょうが、特に手術についての言葉です。



私も若手によく、

「手術が上手いというのは、手術時間が短い、とかいうことじゃない。色々トラブルが起きた時にどれだけ引き出しを持っているか、だよ。」

と言います。



手術では様々なことが起きます。

(起きないに越したことはないのですが・・・。)

欲しい器械がない、または器械を落として不潔にした、出血が多い、整復ができない、サイズが合わない、手術を始めてから別の骨折を見つけた・・・などなどです。



その時「大丈夫。大丈夫。」と言いながら落ち着いて対処できるか、というのが実力だと思います。

いわゆる対応力ですね。



これもオーベンの影響です。

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私が研修医の頃はオーベン制度というものがありました。

「オーベン」というのは指導医のことなのですが、今と違ってもっと深い感じのものでした。


整形外科の知識だけでなく、私生活や考え方などまで影響があったと思います。

徒弟制度に近い感じでしょうか?

ちなみに指導を受ける研修医は「コベン」と呼ばれていました。



今の「指導担当」という感じとはかなり違っていました。

自分の患者さんの仕事の他に、オーベンの患者さんの検査オーダーやカルテ書きなどもしていましたし、ひとつひとつのこともお伺いを立てていました。

外来や手術にしても意図的にペアにされていることが多かったと思います。

オーベンの当直にも付いて行ったりしていました。

(オーベンは自分がもらったアルバイト代からコベンにアルバイト代?を分けてくれていました。)



時代の流れでしょうか?



今は研修医は定時に帰すよう上層部から通達が来ますし、入る科も決めていない(つまり入局の勧誘をしないといけない)研修医を強く指導することは難しい時代です。



入局を決めた3年目を今更(昔のように)厳しく指導しようとしても、2年間QOL重視で育てられている訳ですから、受け入れられる訳がないですね。

(でも、それは巡り巡って結局患者さんに、もっと言うと社会にまわってくるんだと思います。)



私が若い医者に言う言葉の中には、オーベンの先生の受け売りも多いです。

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研修医の頃、いろいろな病院に当直に行った訳ですが、一番嫌なパターンが、電話がなって「患者さんが来ま~す。」もしくは「患者さんが来てま~す。」とだけ言われて切られるパターンでした。

(今でも嫌ですが・・・。)



そういう病院は(事務か看護師かすらわかりませんが)患者や救急車の問い合わせを医師には全く聞かずに受ける方式なので、本当に大変なのです。



研修医なので全く経験が浅いわけですから、「○○痛」とか言われれば、まず参考書などを読んでから行くのに、全く情報なしで外来で患者に会って初めて症状がわかる訳です。



このパターンの病院の当直で一番びっくりしたのは、最初に「救急車が来ま~す。」と言われて外来に行ったら心肺停止の患者さんで、挿管して心臓マッサージをしていたら、更にもう1台救急車が・・・。



1人目の心臓マッサージ中で電話をとることができず、「救急車が来ま~す。」の連絡すら聞いてない状態で、突然来た救急患者もまた心肺停止!。



(なんで「救急対応中なので無理です」って言えないの?プンプン

私と当直看護師2人しかいないのに、その場に心肺停止の患者さんが2人になったのです!



本当に嫌で仕方なかったのですが、「どうしても行かないといけない」と言われていた病院だったのでつらかったです。しょぼん

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私が研修医の頃の回診は週に2回あって、教授回診1回、助教授回診1回の2回でした。風景は完全にテレビでよく見る感じで、教授もしくは助教授を先頭に医者と看護師がゾロゾロついてく、というスタイルでした。だいたい2時間以上かかるので、看護師さんたちもその間、何もできず、結構大変そうでした。



当時の私にとっての大きな問題は2つあって、1つは原則、「回診の時にしか患者さんについて聞いてはいけない」という暗黙のルールがあったということ、もう1つは教授回診と助教授回診の時に2人の意見が違う時に板挟みにあう、ということでした。



まず、前者ですが、例えば骨折手術後の患者の荷重を上げてもいいか、入浴させてもいいか、といった質問も回診の時にしか聞けないので、来週まで待たないといけないことも多く、なかなか大変でした。



後者については、片や「ギプス固定しなさい。」と言われ、もう片方では「固定はしてはいけない。」と言われるみたいなパターンもたまにありました。

(突き詰めると、「君はどっちのいうことを聞くの?」という感じですね。)

結局、回診の度に固定をつけたりはずしたり・・・。



患者さんから「先生も大変やねえ。(笑)」と言われてました。ニコニコ

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最近、病院でもインフルエンザが流行っています。

気をつけてください。



もし、面会に来られる場合もマスクの着用をお願いし、人数も最小限にしていただくようお願いしています。

ニュースにもなっていますが、体力の弱った患者さんにとっては命に係わる場合もあります。



また、まだ術直前の患者さんも、もしご家族でインフルエンザの方がおられたらお電話で病院にお知らせ下さい。

院内での蔓延を防ぐ意味でも大切ですし、術直後に発症したら大変ですので・・・。

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