ヒミツは歯に関して少々敏感である。
二年前から大金を出して音波歯ブラシを購入するまで、夜の歯磨きタイムは30分であった。
あきらかにやりすぎである。
それに気づき、現在、音波歯ブラシを愛用しているのだが、それもイマイチ落ち具合が信用できない場合はピンクの液体で磨き残しをチェックする。
ちなみにヒミツのハミガキ手順は
1 糸ヨウジで軽く隙間掃除
2 歯垢をやわらかくするマウスウォッシュ(プラックス) を20秒
3 音波歯ブラシ(ソニッケアー) で2分~3分
4 シリコンの舌ブラシでチャゲ&飛鳥の飛鳥風におえぇ!と一声
5 「ハミガキ上手(大人用)」 という歯垢キャチャーで磨き残しを確認
6 鏡を見ながら赤い部分(歯垢)を音波歯ブラシで空磨き
7 歯周・口臭予防のマウスウォッシュ(リーチ 歯周・口臭プロテクション) で終了
普通の歯ブラシを使用している方、ぜひ一度「ハミガキ上手」で磨き残しをチェックしてみることをお勧めします。
歯垢に反応して真っ赤に染まるのですが、一緒に舌も染まるので外出しない時に使う方がいい。
その赤い歯垢を見ると必ず己のブラッシングの甘さに激しく動揺し、頭を抱え、のた打ち回り、家族に「もう、俺はダメだ。ダメな奴なんだ」と告白し、家族も激しくうろたえ、妻に「あなたは何があってもあなたよ!」と号泣され、息子娘に「パパは世界一だもん!」と励まされ、一家で強く抱き合い、明るい明日を目指すはずである。
ちなみに「リーチ歯周・口臭プロテクション」は寝起きの口臭や不快な粘りをおさえてくれるのでカップルに最適。朝、お互いの口臭を気にせずチュウが出来る。ヒミツとダーリンも愛用。
なぜここまで歯ブラシに敏感になったかと言うと、過去、神経を抜くほど悪化させた虫歯の数が4~5本もあるからです 。
同じ治療をした方はわかると思いますが、神経を抜いて歯の中の虫歯を全て撤去して空洞にすると、詰め物の土台がないので柱を立てるらしい。
その柱は歯茎を貫通させ骨まで突き刺すというのだ。
もちろん、麻酔をがんがん打つのだが、なんと骨には麻酔は効かないらしく、その痛みは拷問に近い。
突き刺す時間は5~10秒程度だが、あまりの痛さに涙が流れ「みっちゃんちの雛人形の扇を壊したのは私です」などと過去のあやまちを白状したくなる。
みっちゃんごめんね、とつぶやき、もう、こんな思いをしたくない!と切実に反省して歯ブラシにこだわるようになった。
しかし、ここまで念入りに歯ブラシをしても虫歯は密かにヒミツを襲うのである。
左上の親知らずが痛みのまったくない虫歯になってしまったのだ。
それに気づいたのはデパ地下のパンを試食した際にほろりと何かが欠けて慌ててトイレに駆け込み吐き出してみると歯の一部であった。
この世の終わりかと思いました。ホントに。
パンで欠けるとは!
しかもフランスパンならまだしも、クロワッサンである。
大変やわらかく、サクサクの食感は雑誌でも絶賛していた。
お年寄りにも幼児にもやさしいクロワッサン・・・。しかしヒミツの左上親知らずには石のように硬いのか・・・。
翌日、蒼白しつつ会社の人が妙にお勧めする歯医者へ向かう。
教えてくれた人によると
「腕は確か。値段も安い。しかも空いている。そして早い」
と言うのが、気になるのはそのニヤリ顔・・・。
それはいったいどういうトコロなのか?!
この目で、この耳で、この歯でしっかと確認しなければ!!
と、意気込み、虫歯という敵を口に抱えながらもいざ出陣したのである!
本日多忙のため、申し訳ないと思いつつ、【その2】へつづく・・・