ご機嫌な朝にしか登場しないはずの、みかん亭のスクランブルエッグ。
くたびれかけたスイートバジルに「3割引」の値札を見つけたお祝いに、とある日の昼食として登場。
『ふわとろスクランブルエッグ - パチもんだっておいしいですのん⋆✩⃛*ೃ.⋆』
お魚とお味噌汁と白ごはんと香の物がなにか、そんな朝食が食べたいと毎日思いつつも、みかんの朝食はそのほとんどがパン おかずといえば、前日の夕食時に仕込んだ生野菜…
バジルのおいしさは知っているみかん。それでも、
お飾りだよ、お飾り
だって、黄色がベースだったら、みかんだって緑とか赤とか欲しくなるもん
それらしく聞こえるような理由をこじつけて、諦めの日々をおくっていたけれど、割引の品だとしても、
スクランブルエッグにバジルの葉っぱ、のせてみたい
という欲望とのバランスがどうにかとれるほどのお値段だったとしたら、いかな守銭奴みかんとてお財布の口を開ける(こともある)。
とても小さな、たぶん数グラムでしかない量で、愛しのスイートバジル様は税別 99円とかの札を貼って、吊り下げられているのだ。平らにところに無造作に積み重ねられているわけではなく、フックに掛けられて、威圧感をもってみかんを見降ろしているのだ。
主菜ともなりうる我が親友もやしちゃんは、200g も入って税別 19円だとか、ときには 9円だなんて値札を貼られて、それこそ山のように積み重ねられているのに。
似たような立ち位置であるはずの大葉くんだって、ひと束の値段はそう変わりないけれど、輪ゴムで束ねられて、水をはったバットに無造作に置かれていて、かつ時にはひと束 68円だとか 3束 100円だとか、お値打ち価格で供されるというのに、愛しのスイートバジル様はチラシにすら登場することはなく、常に高貴なオーラをまとっている。
だいたいあの小さな袋の量でも、ぼっち用には極めて多すぎるし、バジルソースを作ろうと思うには少なすぎるのだ。八百屋さんだったら、
おっちゃん、そのトマト一山買うから、そこのスイートバジル 2枚つけてぇなぁ
とかできただろうに、スーパーマーケットときたら
ぼっちさま、お断り
と暗にプレッシャーをかけるような量をパッケージングして並べてやがるいる。
さんまは二匹もいらないし、お肉だって 500gもいらないの
それとも、ぼっちは悪いことなのか
。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。
アドレナリン、出てしまったっ
なにはともあれ、みかん亭のとある日の昼食にスイートバジル・オン・スクランブルエッグ・ウィズ・トマトソースが登場することになる。
(左)バター 10g を溶かしたフライパンに、卵 2個に大さじ 6もの牛乳と塩少々を加えて根性入れて混ぜたものを、ダイソーのシノワみたいなザルで濾して流し込んで、のそのそとスクランブル。みかん亭のスペシャルトマトソース(注)でいただきます。
(注) 刻みニンニク、オリーブオイル、トマト缶、赤ワイン、牛乳、イタリアンパセリ、粉唐辛子、トマトケチャップ、しょうゆ、水あめ、コンソメ、塩胡椒で作ります。ぶっちゃけ、残り物ですが、スクランブルエッグに合うんですよ
(右下) 最近ハマっているスーパーマーケットのパン売り場で買い求める 1個税別 50円の「プチフランス」なるパン。3個入りですが、ビニール袋の口がビニールタイできっちり閉められているものではなく、ビニール袋の口が開いているものを選びます。きっちり閉められているのは焼いてから時間が経ったものなので。
(右上) キャベツときゅうりとピーマンの千切りに、薄切りしたレッドオニオン、粗みじんに切ったパクチーとミントを混ぜたサラダ。レモンマヨネーズドレッシングでいただきます。
マヨネーズ 大さじ1.5
レモン果汁 小さじ2
オリーブオイル 小さじ1
塩 少々
胡椒 少々
材料をマゼマゼすればできあがり。
ごちそうさまでしたぁ
その葉っぱ、お飾りだけではないのかもよ。