まず 初めは「威勢のよい」男性のお客様の
流石に この世代の足骨格(特に踵の骨の太さ)は
今の30歳代 20歳代 10歳代の 世代と比べてみてください
しかし、この男性のお客様は「腰痛もち」で「脊椎狭窄症」になっています。
原因は「靴の選び方」&「靴の履き方」&「使い方」なのですが
「靴というのはですね、、、」
説明をし始めても 全く聞いている様子がなく
「インソールつくってか? なんぼするんや? え?安いやんか」
「基本的に予約制ですが、次のお客様まで2時間ほど余裕があるので、
お手持ちでお支払いが可能なら作業しますが」
「金ならもっとる 何時間後に出来上がる? 出来上がる頃に来るさかいに」
「いえいえ 先ほども説明したように お客様と一緒に作るのですよ」
「ほな、つくってか? なんしか 腰が痛とうて立ってられへんのや」
作業場所に移動してもらい 作業開始
準備している時も 作業中も「携帯電話」で話したり
やっている作業 一つ一つに
「なんで それやるんや? なんで出来とるのこの材料」
話が止まりません
「すみません、作業に集中できないので、、、、」
少しの間だけ 黙っていただきました
でも
「携帯電話」は 数分置きにかけたり、かかってきたり
まあ、何とか 動きを見ながら インソール製作
カットする必要が殆どなかったので
履いてきたスニーカーに入れてお渡ししました
「ウン? なんか腰楽になった気がする」
「靴の使い方を説明しますので もう一度お座り下さい」
「もうえええ 靴の履き方ぐら知っとるし、らくになったさかい
ほな 帰るわ 有難う」
「有難うございました」
駐車場までお見送り
車に乗って帰っていく時も「携帯電話」をしながら
知らんよ 最近この付近パトカーいっぱい走っていますよ。
ウルサイ 威勢のよいお客様ですが 文句言いではなく 金払いも良かったので
ただ、昨日の体調でのお相手がちょっとしんどかった
次は昭和二十年台前半うまれのご婦人
このご婦人は 数日前 暖かい日に
フラリと「作務衣」姿で チャリンコで現れました。
その時は30分後にご予約の方があったので
アルプの(オーダーメイドインソールを作るまでの流れ)と
費用 をお話して お近くだというので 昨日の午後の予約となりました
このご婦人も 非常にしっかりした 骨格をしていましたが
「足首関節」と「足首の前方の靭帯」が痛いそうです
それに 外反母趾が少し 足趾(ゆび)の付け根も痛いとか
コンフォマーブルで 足趾(ゆび)の付け根に優しいモデルがあるので
まず(インソールの種類を決定) それから (靴選び)と
いつもとは違う順序になりました。
オーダーメイドで製作するコンフォマーブルインソールでタウンユースのものには
3種類の厚みのものがあります。
お客様の「足のお悩みの症状」や「ご希望の靴」に合わせて
この3種類から 一番良かろうと思うものを選びます。
いちいち お客様には説明はしません。
お客様がかえって混乱してしまうからです。
「モジューロコンセプト」や「ポディアテック」も 何種類かの厚みのものがあり
パーツも色々あり その組み合わせは 無限だとも思えるぐらいです。
オジジの私には そのパーツを切り出したり するのは 老眼の目ではやってられません
そんな作業は 若い人に任せましょう
今のアルプを頼って来ていただいているお客様の「足」や「身体」のトラブルであれば。
「コンフォマーブル」を「HDバキューム」で成型する事で充分に事足ります。
お持ちの靴は 5年以上経っているM社のウオーキングシューズ
足首を捻らないように 靴とオーダーメイドインソールをお探しだという事ですが
サイズが問題 ””ワイズ””が広すぎるのと””捨て寸””が殆どありません
少し 陥入爪気味です、
「どんなデザインがよろしいですか?」
「そうね、これだけしかないの?」
「すみません 基本 靴屋ではないので 機能的に良い靴を捜して
店の 経済状況に許せる範囲のもの で こんな 品物選びになってるのです。」
先回来られた時に これから販売されるスニカー業界 メーカーを問わず
靴底の踵部分のクッションのバランスが
であることは説明してあります。
ニューバランスの「1500」シリーズは
濡れたタイルやマンホール アルミサッシで
少しスリップしますし、防水は全くありません。
こんな時は{LOWAレネゲイドシリーズ}が一番あっているのですが
秋に注文しても 春になっても入荷しない事があるので
先月 輸入代理店と大喧嘩して取引をやめてしまいました。
「登山用品からだと近くのイオンモールの中に専門店があるのでそちらで購入してください」
「じゃあご主人なら どの靴がお勧めなの」
「パラマウントの靴かニューバランスの584シリーズですね」
パラマウントの試し履きサンプルと 棚を見たら 584のジャストサイズがあるじゃありませんか
「パラマウントは履き心地 歩き心地良いわね ニューバランスも足がしっかり踏めるね」
「パラマウントならば このインソールを入れても問題がないようにするには
基本価格に特注価格が加算され 普通ならば一ヶ月ほど、
年末だから 年明けの出来上がりになってしまうかもしれませんね。」
「じゃあ、靴は後でさがすとして まずインソール作っておいて」
「いえいえ、これから奥さんの足を使って一緒に作るのですよ」
「あらそう、なら 又今度来るわ」
「いや、こないだ来た時に説明したように
今日は奥さんの為に時間を確保してあるので
今日作っておきたいのですが」
「よく分からなくなってきたけど 任せるわ」
やっと 作業開始です。
コンフォマーブルインソールなどオーダーメイドインソールが認知されていないのが
再認識させられた一日でした。
お二人終って 夕方 風邪と説明に疲労がピークに達しています。
長女「みなみ」の差し入れのオジヤを16時過ぎに
食べ それから 風邪薬を飲みました。
朝から 気分が悪く {OS1}と{野菜ジュース}と{牛乳} {リポD}
で、しのいでいました。
17時ごろには風邪薬が効いてきたようで
汗が噴出し始め
眠気もでてきました。
強烈に印象的なお客様の一日でした
で?
なにが言いたかったかというと
「昭和20年代生まれの方の骨がしっかりしているのですが
履物によって 足のトラブルがおこるのですよ」
大変な一日でした。
でも、思い返すと
けっこう 楽しんでお相手していたのかも
昨日のお客様のデーターをチェックしながら
1人でニヤニヤしてました
ご来店有難うございました。
原 洋一郎
P/S
ちなみに 画像ボックスから探し当てた
両方とも 中学生だったと記憶しています
「踵骨」が異様に 細いでしょ