中医学って面白い

真っ赤になったアトピー性皮膚炎の症状は体の中の血が[熱]もっているのが原因ということは前述しました。

風邪をひいて熱が出た時や、日に焼けた時も皮膚は赤くなります。

しかし、その時の赤味は体の表面の熱で、短期間で治ってしまうものです。

それに対して、アトピーの熱は体の内部からくる熱なのでやっかいです。

一口で言えば、アトピー性皮膚炎は陰陽のバランスが失調し、陽が過剰になっている疾患です。
この陰陽のバランスの乱れの要因は実に複雑なのです。

しかし一方実に簡単で単純でもあるのです。

これが中医学の優れていてまた面白いところなのです。

何ででしょう????

中医学では体の主な働きは肝、心、脾、肺、腎という五つの臓で成り立っていると考えています。

アトピー性皮膚炎はこのうちのすべての臓器に関係しているからです。

精神的な悩みは心を痛め血の流れに影響してドロドロ血の原因になり皮膚を赤黒くします

肺は皮膚に直結しているので、皮膚の潤いやカサカサの原因になります。

脾は体の栄養と水の分配に関係する臓器です。

辛すぎるもの、甘いもの、脂っこいもの、肉類、アルコールの取り過ぎがアトピーの一つの原因にあることからも脾はアトピーに深くかかわっていることが分かります。

熱を持った血やドロドロ血は腎の働きに影響し、結果として生殖器にも影響します。

このようにアトピー性皮膚炎は体の全体に深くかかわり影響しているので、アトピーが改善すると他の色々な疾患が改善されることが多いのです。

実際にアトピー性皮膚炎が改善すると、下痢や便秘が治ったり、喘息が改善されたり、生理不順が治ったり、妊娠しやすくなったり、イライラしなくなったり、不安感が少なくなったり・・・いいことがいっぱい起こりうるのです。

これが私が「中医学が複雑で単純で面白い」と考える所以です。

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