朝からこんな話ですみません
私のおむつなし育児生活の
思い出小噺をひとつ。
初めて長男が、
外出先のトイレで出来たときのことを、
私は今でも鮮明に覚えています。
あれは、ハンバーグ屋さんで
夕飯を食べていた時のことでした。
生後10ヶ月くらいだったと思います。
普段は午前中におうちでを済ます長男。
だから、
夕飯時に、表情がになった瞬間、
かなり焦りました。
しかも、ここは家ではない。
(紙おむつははいてます。でも紙おむつにしたら片付けが面倒なので私が嫌なのです)
とりあえずトイレに連れてったものの…
補助便座もないし!
「待っててね〜、もうちょっとね〜」と
声をかけつつ、紙おむつを脱がせ。
両腕で長男の脇を抱え、
便座に座らせ、
私はしゃがんだ状態で、
ひざの上にひじを置き…
目の前で長男がスッキリするのを
みつめていました。
あの時のポーズを、
私はおむつなし育児講座で
いつも紹介しています
おむつなし育児って、
単なる排泄の習慣づけなんです。
排泄の習慣がつけられるならば、
やり方なんて、なんでもいい。
子どもが「出る!」と意思表示したから、
出すべき場所に連れていく、
それだけのことです。
必死になれば、道具なんてなくっても、
どうにかなる。
どうにかしないといけないっ。
だから。
こうしなければならない、
こうやるのがよい、
あれはいけない、
それはよくない、
そんなものはないと思っています。
赤ちゃんの排泄のタイミングがわかるのは、
一番そばにいるお母さんだし。
赤ちゃんにとって、どの姿勢が楽かを
一緒に試せるのも、お母さんだし。
私、排泄の習慣づけって、
母と子の、最初の試行錯誤のひとつだと思います。
この試行錯誤が、楽しいんですよ♡
言葉を発しない、
でも、欲求はストレートに出してくる赤ちゃんと、
あーでもない、こーでもない、
どうしたらうまくいくんだろうって、
お互い探り合うことが、
おもしろい。
それをおもしろいと思えるから、
コミュニケーションが楽しくなるし、
絆も深まるんだと思います。
おむつなし育児に興味を持たれる方の中には、
“コミュニケーションのため”
“親子のかかわりのため”
“母としての愛情表現”
そこを1番に捉えている方も
少なからずいると思います。
でも、ですね。
ちょっとおせっかいおばちゃんに言わせてもらいますと、
コミュニケーションをメインに考えていると、
うまくいかなすぎて凹みますよ。
0歳の赤ちゃんがトイレで排泄出来るって、
すっごく感動です!
すっごく感動だから、
みんなブログとか本とかに書いてるけど。
そんなの、10回、20回、30回に
1回の出来事かもしれないんですよ。
楽しんでいる人は、
「成功体験」を楽しんでいるのではなく、
「試行錯誤」、その過程を楽しんでいるんです。
私がおむつなし育児講座を始めた理由その2は、
まじめが故に、
辛くなっている人が多いからです。
テキトーーーーで
大丈夫なんですよ!
ってお伝えしたくて(笑)
赤ちゃんのサインが読めないから、
私は母親失格だ、なんて、
一切思わなくていいんです。ほんと。
サインなんて読めませんから。
読めなくたって排泄の習慣づけは出来ます。
おむつなし育児を知って欲しい理由その3は、
赤ちゃんに排泄の意思があることを、
知らない人が多すぎるから。
赤ちゃんを産んで、
3日、1週間、1か月、100日…たったら、
お母さんは、だいたい勘で、
そろそろ眠いのね、
おなかすいたのね、って分かりますよね。
排泄も同じなんです。
お母さんが、ちゃんと意識を向けていれば、
勘でわかるようになるんです。
紙おむつ先進国では、
その感覚が失われています。
そういう感覚があることすら、
知らない人の方が多くなってしまいました。
紙おむつが普及していない国の人たちにとっては、
当たり前すぎる勘なんですけどね。
まずは意識を向ける事。
あとは、テキトーに楽しむ事。
その、最初の一歩を、
おむつなし育児講座では、紹介しています
次回は11月25日(金)10:00からです!
(2016/8/26公開記事を再掲載しました)
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