2009年10月29日(木)

映画「沈まぬ太陽」

テーマ:映画
監督:若松節朗(ホワイトアウトの監督さん)
出演:渡辺謙(怪物)三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二 香川照之 宇津井健 
出演:戸田恵梨香 柏原崇 大杉漣 西村雅彦 小林稔侍 風間トオル 柴俊夫 木村多江 



30年間、企業の不条理に翻弄されても絶対に諦めず辞めなかった
一人の男の生き様を描いた物語。仕事とは、人生とは、家族とは、、、


2009年/日本「沈まぬ太陽」

※MJのIMAX版を観に行ったら完売だったよ@109シネマズ川崎「シアター1」

日本航空の墜落事故、腐敗を題材にした原作を元に作られた映画ですが、
どこまでが事実なのか、、、知識がないので、そういう視点で見るのはやめました。

巨大組織に果敢と立ち向かった「一人の男」のフィクションとして鑑賞。

個人と組織、どう折り合いをつけるのが正解なのか?
家族と人生、どう折り合いをつけるのが正解なのか?

極太人間ドラマ。

見応えありました。

渡辺謙さんの演技は、もはや怪物の域に達しているし、
脇をしめる役者さんたちの演技も本当に素晴らしいです。

良かったですよ。

普通に良作。

インターミッションも入る長尺3時間20分。

普通に大作。

で、普通に、もやもやポイントもありました。

以下、つらつらっとな。

$おそらく見聞録-shizumanu@1

国民航空(NAL)のマークが、鶴っぽかったり、
中途半端に似せたディテールが、終始お寒かったです。

実在と架空をゴチャマゼにした表現(原作がそうだから仕方ない部分ではありますが)は、
やっぱり社会派ドラマ映画では、マイナスに働くな~という印象。

そして「THE 角川映画」

相変わらず、昭和の邦画(角川さんは王道と言ってますが)を作ってらっしゃいます。

無駄に説明的過ぎる台詞。

多くない?

そこまで説明しなくても、役者さんの演技で伝わってるし、
観客も馬鹿じゃないんだから、状況分かってるから。っていう。

例えば、、、

台詞ナレーションで、心の声をカミングアウト。
いやもう、謙さんの表情で十分過ぎるぐらい伝わってますから。

であったり、、、

墜落事故の犠牲者の遺族が、手紙(遺書)を朗読。
いや普通、この状況で声に出してそんな長々と読まんだろ。

などなど、ふと冷めちまう瞬間が訪れるのであります。

せっかくの重厚な人間ドラマを薄くしちゃってはないですかね?

最近見た韓国の大作映画と比べると、どうしても見劣りしてしまうな~
と感じるのは、こういう「余白の使い方」の善し悪しが大きいのかも知れんな。うむ。

なんてね。偉そうに何様!お前!!

はい、失礼致しました。

$おそらく見聞録-shizumanu@2

ところで、この映画で一番の突っ込みどころは、大作にしては安っぽいVFX。

でもあるのですが、ではなく、

渡辺謙さん演じる「恩地」の労働組合委員長時代のシーンじゃないでしょうか。

このシーン、謙さんはカツラを被っているのですが、、、

なんと。

ヅラの生え際のメッシュ線が、ばっちり映ってしまっています。
いくら何でも、これじゃあ、熱演中の謙さんが可哀想。

テレビの再現ドラマじゃないんだからさ。。。間抜けだな~

これでよしとした結髪さんもどうかと思うのですが、
編集で消し込まなかった監督もどうかと思いますよ。

うっかり気付かず撮影したにしても、
編集段階でインフェルノ使って合成すれば、すぐに消せたでしょうに。

何故、そのままなのさ。。。

こっちは大画面で観てんだからさ~、気になってしゃーないのよ。

$おそらく見聞録-shizumanu@3

とまぁ、ブツブツ言ってきましたけど、何だかんだ言っても、
僕は、謙さんの「魂が震える芝居」を観れて一定の満足感は得ております。

謙さん渋い。カッコいい。

それと物語の主題がね、やっぱ染みますよ。

個人と組織、そして国策。どう対話して筋道を立てていくべきなのか?

社会人、企業人なら誰しもが悩み、つまづくであろう普遍的なテーマを、
謙さんがゴリゴリに訴求してきますから。

今一度、真剣に考えてみようじゃないかってね。

沈まぬ太陽。

されど、悩ましい太陽でありますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
印象的だったシーン
  【墜落事故により亡くなった500名余の犠牲者の棺に囲まれる謙さん】
   それにしても何とも悲惨な事故ですね。泣けてくる。

コメント

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1 ■ううう・・・

これメイクさん、たまたま現場にいなかったのかな・・・?
こういうの怖い・・・。

衣裳からマイクが見えてるくらいに興ざめしちゃうね・・・。
私も気をつけないと。

この映画、父が気になってたやつだ。
墜落事後、辛すぎる。
観たいけど、辛くなるだろうな。

2 ■現場、どうだろね

>sechikoさん
正直、ひっくり返ったよ ww
マイクが見えてるのと同じくらいの酷さ。
何で?何で?って思っちゃった。
制作費20億かけてんのに、メッシュ見えてるってどういうこと?みたいな w

今の時代、編集で消せるのにさ。疑問だわ。

3 ■無題

んふ。
これ、あれだ。
オーネ、オーネ、オーネノーが言ってたやつだ。
謙さんのことだったんだ。

「3時間20分」
ある種、拷問やね。
って、最近長すぎる映画に対して思ってしまう。
歳かしら(w

集中力
もって、untill 2H

4 ■おーねのね

>モリナーリさん
たぶんそうだと思うよ。
そうそう、カツラメッシュばれちゃってる映画なんかに遭遇しないと思うから w
衝撃のかつらヅラ。

そんなに長く感じなかったけどね。
ほら、何せ僕はここの会員な訳じゃん。
エグゼクティブシートで優雅に鑑賞な訳じゃん ww
疲れ知らずよ。ぷぷぷ。
歳にはもってこいざんす。ホントこれ病み付きになる。

5 ■そういえば

たまたま謙さんがハリウッド進出する直前のある邦画を観たことがあって、
その時に画面からはみ出すような存在感だったんですよね。
ああ、この人、画面から出ちゃってる…みたいな。
松田優作にも同じような感想を持ったことがありました。

6 ■存在感

はみ出すような w
そうですね~、確かに。この映画でも釘付けでした w
松田優作さんと言えば、ドキュメンタリーが、もうすぐ公開になりますね。
観に行こうかと思ってます♪

7 ■映画

面白い長編でした。
会社内の穢い話とみなせば、それだけのことですが、公共企業なので社会性がでますね。
ただ、映画として素直にたのしむに限ります。

8 ■コメありがとうございます!

>iinaさん
僕は、渡辺謙さんに魅了されましたね。
何なんでしょうね、あの圧倒的な存在感 ww

鈴木京香さんもいい味出されてましたよね♪

9 ■TBありがとうございました

私はナンカ、個人的に受け付けないタイプの映画だったので
それだけの理由でシャッター降りちゃって
どうも受け付けられませんでした。
だから私の感想はあてになりません。

原作の方が面白いそうだから今度読んでみようと思います。

10 ■いえ、僕も

>vicさん
そこまでノレなかったですね。
原作もどうなんでしょうか。
山崎さんの世界って、こういう感じですよね。
よくも悪くも w

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