2016年03月29日(火)

美容整形後の異物除去について

テーマ:他院の修正治療
今回は美容整形後の異物除去についてお話します。

このブログでもアクアミドなど注入後の異物について、

検査方法(MRI)や異物除去について何度か書いてきました。

しかし、患者様からよく聞かれることは、

「確実に全てとりきれますか?」

・・・なんです。

ここでよく考えてみて下さい。

鼻のプロテーゼや胸に入れるシリコンバックは形あるものですので、

どこに入っているかは特定できますし確実に取れます。

しかし、注射器を使って入れる注入物は、

形あるものではないので完全に取りのぞけるものではありません。

また注入物がどこのレベルに注入されているのか・・・

真皮なのか?脂肪なのか?筋肉なのか?それとも全部にまたがって入っているのか?

それは見た目だけではわかりません。

そこで私はMRIなどを撮影して、だいたいの位置を特定してから手術を行っています。

このように組織の中に入り込んでしまうので、

ある程度場所は特定できても全ては取れないのです。

つまり注入物の量を減らすしかありません。


もちろんヒアルロン酸のように体内に安全に吸収されるものは、

時間がたてばなくなりますので心配しなくてよいでしょう。

しかし・・・問題なのは注入物を大量に注入したり、

アクアミドなどの“純粋”なヒアルロン酸ではないものを注入することなんです。

ヒアルロン酸は半年ほどで吸収されるために、

「できるだけ長く持てばいい!」

「はやく吸収されるものはもったいない!」

・・・という考えになってしまう患者様もたくさんいらっしゃいます。

しかしこの考えが本当はよくありません。

何故なら体内に長く残るということは、身体にとって異物と認識されます。

それは注入物を取り除くときに非常に困難になります。

もちろん注入直後でも注射器で抜くようなことはできません


私はこれらの異物を取るときはできるだけ組織を傷つけないように心がけています。

注入後に肉芽腫と変わってしまう注入物もあるので、

できるだけ早めに取り除くほうがよいでしょう。

たとえば・・・

 

この症例はアクアミドを注入されて数週間たっていました。

MRIを撮影し筋層内(眼輪筋内)に認め切開してみると、

眼輪筋が異物によって少し膨らんでいました。

 

このような場合、無理に組織ごと取り除けば、

下まぶたの形態が崩れかねません。

そのため私は清潔で滅菌した"綿棒”を使ってぬぐい取っています。

これだと組織ダメージが少なくてすみます。

*肉芽腫になってしまっていれば切除しかありません


いかかでしたか?

長くもつから、半永久的にもつからといって、

決して安易に注入してはいけません。

今やネットの時代です。

自分が入れようと考えている注入物がどんなものなのか・・・

まずは“検索”してみましょうね。

        丸山成一




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