2015年08月27日(木)

異物とMRI検査のお話

テーマ:女医 F先生のコラム
こんにちは。Fです。

皆さま、お変わりありませんか。

お盆を過ぎて、朝夕は涼しい風を感じるようになってきましたね。

今年の夏も猛暑でしたが、それももうすぐ終わると思うと少し寂しい気がします。



さて今日は、異物とMRI検査のお話です。

以前にも書いたのですが、

「他院で過去に入れた異物を取りたい!」

・・・ということで来院される方がどんどん増えていますので、

もう一度、別の角度からお話しします。


当院では、そのような患者さんにはまずMRI検査をおすすめし、

異物の状態を詳しく調べたうえで、どのような治療を行うかを決めています。



MRIは、脳や脊椎、関節、子宮、卵巣などの病気の診断に広く活用されている画像検査です。

皮膚や筋肉の異常を診断するのにも有用で、

皮膚のしこりや筋肉の炎症などを調べることが出来ます。

美容外科の領域でMRI検査を行うことは、それほど一般的ではないかもしれませんが、

異物の場所や広がり、周囲の組織の状態などを細かく観察することが出来るため、

異物除去を行う際には、受けておきたい検査です。



美容目的で使用される異物としては、シリコン、ヒアルロン酸、アクアミドなどがありますが、

特にヒアルロン酸やアクアミドは、使用頻度が高い異物です。

MRIはもともと「水っぽい」病変を検出するのが得意な検査であるため、

これらゼリー状の異物は、少量であってもMRIでよく見えます

ヒアルロン酸の場合は、半年~1年程度で自然に吸収され、

周囲の組織に影響を及ぼすことはほとんどありませんが、

アクアミドは半永久的に吸収されないため、

注入後時間がたつと周囲にしこり(肉芽腫)が出来たり、

炎症を起こしたりする危険性があります。

異物が皮下の脂肪組織の間に細かく入り込んでいる場合には、

異物だけを取り除くことは難しく、

周りの組織も一緒に切除する必要があります。



アクアミドなどの非吸収性異物の危険性については、

以前にもブログで取り上げられていますので、今回は詳しくは述べませんが、

非吸収性の異物の場合、まず入れるときにしっかり検討すること、

そして除去を行う際には、事前のMRI検査で状態を十分に調べることが大事
です。



とは言えMRI検査も万能というわけではありません。

たとえば歯科治療や骨折の治療で使われた金属の影響で、画質が劣化し、

見たい部分が評価できなかったり、

ペースメーカーなどが体に入っている場合は、

検査自体を受けることができなかったりします。



MRI検査が可能かどうか、

カウンセリングの際に問診をさせていただきますので、

気になることがありましたら、ぜひお気軽にお尋ねください。

それでは、今回はこのあたりで。

失礼いたします。

Dr.F しっぽフリフリ




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