2015年05月11日(月)

アクアミド、液状シリコンなどの異物~MRI検査~

テーマ:他院の修正治療

今回は顔面の異物のお話をします。


鼻を高くしたり、シワを浅くする治療には、


ヒアルロン酸を注入という美容処置があります。


注射ですので、短時間で手軽にできるという利点がありますが、


生体に約半年間で吸収されます。


患者様の多くは、


『手軽にはできるけど・・・長持ちしないわ』


・・・と思っていらっしゃいます。


実は・・・ここに落とし穴があるんです。



他院の美容医療に“アクアミド注入”という・・・


ジェル状物質を注入する処置がありますが、


【アクアミドは半永久的に効果が持続します】


・・・というキャッチコピーとして宣伝されています。


患者様は、


「えっ?ヒアルロン酸よりももつじゃない」


「効果が半永久的につづくなんてすごい!」


・・・と思って実際に処置をお受けになる方がいます。



ここで少し考えてみましょう。


ヒアルロン酸などは体内に吸収されるため、


それはとても“安全”だということがいえます。


逆に半永久的に残る・・・


つまり体内にずっと残ると言うことは・・・


非常にリスクを伴うということが言えるわけです。


特にジェル状の物質で体内に長く残るものは要注意です。


それは取りたくなっても取ることが難しいのです。


下のMRI画像(顔面の正面からみたスライス画像)をご覧ください。



この患者様は頬がこけていたので、


他院にてボリュームを出すために、


半永久的に残るジェル状の物質(黄色の○で囲まれた部位)を注入され、


除去目的に来院されました。



基本的に固形物ではないジェル状の物質を除去する場合は、


施術前にこのようなMRI検査をお受けになることをすすめています。





何故かといえば・・・


ジェル状の物質を取り除く際には、


固形物と異なり、


脂肪組織や筋肉など周囲の組織に入り込んでしまっていることも多く、


また神経や血管とその注入物が、


どのような位置関係で存在しているか把握しておくと、


安全に治療が行えるからです。


この患者様の場合は、


頬ですので顔面神経に気を付けて除去しないいけません。


異物は取れたけど、顔面神経が損傷しては話になりません。



実際に取りのぞいた異物は病理組織へ提出します。





注入されたジェル状物質は肉芽組織に変化していました。



いかかでしたか?


異物除去の治療を希望される場合は、


様々なリスクを避けるために、


必ず事前にMRIのような画像診断を行うことが重要です。


               丸山成一






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