2015年02月28日(土)

実際・・・糸で頬のたるみは取れるのでしょうか?

テーマ:フェイスリフト

頬やフェイスラインの皮膚のたるみ治療を行っていると、


「先生・・・よく他院の広告やホームページをみていて、


  “糸で頬のたるみがとれます!”


    なんて書いてありますが本当ですか?」


・・・と聞かれることがあります。


これを少し言葉をかえて言い換えると、


『皮膚を切らずに、糸を入れて頬のたるみがとれますか?』


・・・となります。


ここで患者様の心理状態を探ってみましょう。


頬やフェイスラインのたるみに対し、


出来るだけ “切らずに”


あるいは


“簡単に” 取れるものなら取りたいわけです。


しかし、そんなに簡単にいくものでしょうか?


確かに多くのクリニックで、


糸を使ったたるみ治療を行っていますが、


ここで立ち止まってもう一度よく考えてみましょう。



何故たるみはできるのでしょうか?


それは・・・老化と共に皮膚の弾力が失われ、


重力に負けて皮膚が垂れ下がるります。


また同時に皮膚は伸びてしまいます。


つまり・・・皮膚が“余った状態”にあるわけなんです。


いくら皮膚を糸で引っ張っても余った皮膚がなくなるわけではなく、


どこかにしわ寄せがきてしまいます。


言葉ではなかなか表現し難いので、


実際にフェエイスリフトなどを行った症例で検証してみましょう。



SMASという表情筋の筋膜を上げると、


斜線の部分のように・・・




皮膚がけっこう余っているのがわかります。


余った皮膚はこうして切り取ります。



こうしてみると、


糸で引き上げたところで、


余った皮膚はどこかで余ってしまい、


すぐに下がってきてしまうわけです。



患者様の心情はよくわかります。


切りたくない方には、


糸でたるみが取れるように表現しているような広告は、


非常に魅力的にうつります。


でも・・・一度は冷静に考えてみましょう!


たるみは皮膚の余りだということを。。。



いかがでしたか?


やはり糸でたるみを取るというのは困難で、


どこかにしわ寄せが来るわけです。


こめかみ(側頭部)のあたりに糸が固定されるために、


痛みが続く人もいます。


当院ではそのような治療は行っていませんが、


トラブルも多いと聞きます。


今一度冷静になって考えてみましょう。


               丸山成一







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